TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024164561
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080139
出願日
2023-05-15
発明の名称
空気中の水分除去装置
出願人
ケンブリッジフィルターコーポレーション株式会社
代理人
弁理士法人山崎国際特許事務所
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20241120BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】露点の管理レベルが-60℃以下というような乾燥した環境に向けて、乾燥空気または窒素ガス中の水分を除去する装置および方法を提供すること。
【解決手段】
乾燥空気または窒素ガスGが流れる空気流路10と、空気流路10を流れる乾燥空気または窒素ガスG中の水分子Wをイオン化させる水分子イオン化装置20と、空気流路10に配置され、水分子Wがイオン化された乾燥空気または窒素ガスGが接触する電気分解用電極32、34と、電気分解用電極32、34に直流電圧を印加する電源装置36とを備える、空気中の水分除去装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
乾燥空気または窒素ガスが流れる空気流路と;
前記空気流路を流れる乾燥空気または窒素ガス中の水分子をイオン化させる水分子イオン化装置と;
前記空気流路に配置され、前記水分子がイオン化された乾燥空気または窒素ガスが接触する電気分解用電極と;
前記電気分解用電極に直流電圧を印加する電源装置とを備える;
空気中の水分除去装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記水分子イオン化装置は、前記空気流路を流れる乾燥空気または窒素ガスにX線を照射するX線照射装置である;
請求項1に記載の空気中の水分除去装置。
【請求項3】
前記水分子イオン化装置は、前記空気流路を流れる乾燥空気または窒素ガスに遠紫外線を照射する遠紫外線照射装置である;
請求項1に記載の空気中の水分除去装置。
【請求項4】
前記電気分解用電極は、前記空気流路を流れる空気の流れ方向に交互に配置された陽電極と陰電極の金属メッシュである;
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気中の水分除去装置。
【請求項5】
前記電気分解用電極は、前記空気流路を流れる空気の流れ方向に平行に交互に配置された陽電極と陰電極の金属多孔板である;
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気中の水分除去装置。
【請求項6】
前記電源装置により前記電気分解用電極に10V-300Vの直流電圧を印加する;
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気中の水分除去装置。
【請求項7】
空気流路内に乾燥空気または窒素ガスを流す工程と;
前記空気流路を流れる乾燥空気または窒素ガス中の水分子をイオン化させる工程と;
前記空気流路内の電気分解用電極に直流電圧を印加する工程とを備える;
空気中の水分除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥空気または窒素ガス中の水分を除去する装置および方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製造プロセスにおいて、半導体ウエハに刻まれる半導体回路が微細化され、デザインルールが5nm~2nm になってきた。かかる微細な半導体回路を製造する半導体製造装置では、環境の水分から半導体回路に水分子が入り込むと、除去が難しく製品の性能不良の原因となる。
【0003】
従来から、水分除去の対策として、製造工程環境を露点―60℃以下程度とするために半導体装置内に窒素ガスを充填し、循環している。しかし、かかる対策を施しても、装置故障等でメンテナンスのために装置を開放すると外気空気が侵入し露点が上がり、窒素ガスを流すことにより、例えば露点―40℃というようなある程度の乾燥環境が得られても、もとの露点に戻すのに数日の時間を要することになる。よって、局所的に短期間で環境の露点を下げる方法および装置が必要となっている。なお本書では、上記のようにある程度の乾燥された空気または窒素ガスを「乾燥空気または窒素ガス」と称する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乾燥空気または窒素ガス中の水分を除去する方法には、乾燥剤により水分子を吸着除去する方法がある。この方法では吸着量に限界があり、乾燥剤の交換が必要になる。露点の管理レベルが-60℃以下というような乾燥した環境では、乾燥剤の交換時に水分の侵入による露点上昇等のトラブルが発生する。
【0005】
そこで、本発明は、露点の管理レベルが-60℃以下というような乾燥した環境に向けて、乾燥空気または窒素ガス中の水分を除去する装置および方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る空気中の水分除去装置1は、例えば図1に示すように、乾燥空気または窒素ガスGが流れる空気流路10と、空気流路10を流れる乾燥空気または窒素ガスG中の水分子Wをイオン化させる水分子イオン化装置20と、空気流路10に配置され、水分子Wがイオン化された乾燥空気または窒素ガスGが接触する電気分解用電極32、34と、電気分解用電極32、34に直流電圧を印加する電源装置36とを備える。
【0007】
このように構成すると、乾燥空気または窒素ガス中の水分子の一部がイオン化され、そのイオンに水分子が結合して水和物イオンとなって電気分解用電極に引き寄せられ、そこで、水分子が電気分解用電極の触媒作用の下で電気分解されて酸素ガスおよび水素ガスとなる。すなわち、乾燥空気または窒素ガス中の水分子が除去される。
【0008】
本発明の第2の態様に係る空気中の水分除去装置1では、例えば図1に示すように、水分子イオン化装置20は、空気流路10を流れる乾燥空気または窒素ガスGに軟X線を照射する軟X線照射装置であってもよい。このように構成すると、軟X線照射装置より軟X線を水分子に照射するので、水分子を効率よくイオン化することができる。
【0009】
本発明の第3の態様に係る空気中の水分除去装置1では、例えば図1に示すように、水分子イオン化装置20は、空気流路10を流れる乾燥空気または窒素ガスGに遠紫外線を照射する遠紫外線照射装置であってもよい。このように構成すると、遠紫外線照射装置より遠紫外線を水分子に照射するので、より安全性高く水分子をイオン化することができる。
【0010】
本発明の第4の態様に係る空気中の水分除去装置1では、例えば図3に示すように、電気分解用電極32、34は、空気流路10を流れる乾燥空気または窒素ガスGの流れ方向に交互に配置された陽電極と陰電極の金属メッシュ42、44であってもよい。このように構成すると、電気分解用電極が金属メッシュであるので、水和物イオンを引き寄せやすく、水分子の電気分解が行われやすい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
液体酸素溶解装置
26日前
個人
塩素ガス発生装置
4日前
ニッタ株式会社
ケミカルフィルタ
4日前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
12日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路構造
1か月前
東レ株式会社
複合半透膜およびその製造方法
19日前
三菱重工業株式会社
脱硝装置
19日前
株式会社エフテック
二重構造ゲルろ過フィルター
12日前
株式会社アイシン
気液分離器
18日前
株式会社ナノバブル研究所
微細気泡発生装置
12日前
日本電気硝子株式会社
固相抽出剤及びその製造方法
11日前
株式会社笹山工業所
管理システム及び管理方法
21日前
ミツエム株式会社
攪拌装置
19日前
国立大学法人 長崎大学
正浸透膜の製造方法
4日前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
5日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離装置
12日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離装置
12日前
東ソー株式会社
乳酸吸着剤
4日前
株式会社日立産機システム
安全キャビネット
18日前
メタウォーター株式会社
ガス処理システム
12日前
株式会社日立産機システム
安全キャビネット
19日前
株式会社日立産機システム
安全キャビネット
19日前
CKD株式会社
ガス製造装置、及びガス製造方法
18日前
栗田工業株式会社
上向流式イオン交換塔の運転方法
11日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置及びその制御方法
20日前
CKD株式会社
ガス製造システム、及びガス製造装置
18日前
住友重機械エンバイロメント株式会社
汚泥掻寄機
11日前
やまこ産業株式会社
ペレット製造装置及びペレットの製造方法
19日前
南京大学
逆水性ガスシフト反応触媒の調製方法およびその用途
12日前
トヨタ自動車株式会社
機械学習モデル
8日前
シャープ株式会社
空気清浄機及びフィルター収納袋
25日前
株式会社日本触媒
再生吸水性樹脂の製造方法
4日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿ユニット
12日前
千代田化工建設株式会社
排水処理システム
26日前
株式会社デンソー
二酸化炭素回収システム
今日
北森微流體研發股ふん有限公司
均一分流デバイスおよび流体システム
5日前
続きを見る
他の特許を見る