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公開番号
2024164437
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079904
出願日
2023-05-15
発明の名称
測色装置及び測色方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01J
3/46 20060101AFI20241120BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測色対象物の位置を好適に把握する。
【解決手段】測色対象物10の支持台41と、測色器100と、測色器100を支持して第1方向及び第2方向に移動可能なキャリッジ30と、キャリッジ30を第3方向に移動可能な移動機構部20と、キャリッジ30に設けられ被検出部12を検出する光学式の検出部37及び38と、を備え、検出部37及び38は、検出動作において、キャリッジ30が第1方向または第3方向に移動することで被検出部12を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて被検出部12を検出可能であり、検出動作において検出部37及び38の受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げてリトライ動作を実行し、検出動作において検出部37及び38の受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げてリトライ動作を実行する測色装置1。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
測色用のパッチと位置を検出するための被検出部とが形成された測色対象物を支持面で支持する支持台と、
前記パッチを測色する測色器と、
前記測色器を支持し、前記支持面に沿う第1方向及び前記支持面と対向する第2方向に移動可能なキャリッジと、
前記支持台上において前記キャリッジを、前記支持面に沿うとともに前記第1方向と交差する第3方向に移動可能な移動機構部と、
前記キャリッジに設けられ、投光及び受光することにより前記被検出部を検出する光学式の検出部と、
制御部と、
を備え、
前記検出部は、前記被検出部を検出する検出動作において、前記キャリッジが前記第1方向または前記第3方向に移動することで前記被検出部を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて前記被検出部を検出可能であり、
前記制御部は、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げて前記検出動作を再度実行するリトライ動作を実行し、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げて前記リトライ動作を実行し、前記リトライ動作を実行させた場合は前記リトライ動作における検出結果に基づいて前記支持面上の前記測色対象物の位置を把握して前記パッチを前記測色器で測色することを特徴とする測色装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の測色装置において、
前記制御部は、前記リトライ動作を実行する際、前記リトライ動作前の前記検出動作の実行位置と同じ位置で前記検出動作を再度実行することを特徴とする測色装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の測色装置において、
前記測色対象物に前記被検出部が複数あり前記検出動作を複数の位置で実行する場合、前記制御部は、前記検出動作が最初に実行される前記被検出部に対してのみ前記リトライ動作を実行可能であることを特徴とする測色装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の測色装置において、
前記制御部は、前記検出動作におけるキャリッジの移動方向と交差する方向における前記被検出部の中央を挟む少なくとも2カ所において前記検出動作を実行することを特徴とする測色装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の測色装置において、
前記キャリッジは、前記測色器を支持する支持部であって前記測色器が前記支持部に支持された状態において前記測色器の測色部を前記キャリッジから露呈させる開口部を有する前記支持部と、前記検出部であって前記開口部を挟んで設けられる第1検出部及び第2検出部と、を有し、
前記制御部は、前記第1検出部及び前記第2検出部の各々に前記リトライ動作を実行させることが可能であることを特徴とする測色装置。
【請求項6】
請求項5に記載の測色装置において、
前記測色対象物に前記被検出部が複数あり前記第1検出部及び前記第2検出部の各々で前記検出動作を複数の位置で実行する場合、前記制御部は、前記第1検出部及び前記第2検出部の各々において前記検出動作が最初に実行される前記被検出部に対してのみ前記リトライ動作を実行可能であることを特徴とする測色装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の測色装置において、
前記制御部は、前記測色対象物のサイズに関する情報を受け付け可能であり、前記測色対象物のサイズに基づいて前記被検出部の検出動作実行位置を設定し、前記検出動作を実行可能であることを特徴とする測色装置。
【請求項8】
測色用のパッチと位置を検出するための被検出部とが形成された測色対象物を支持面で支持する支持台と、
前記パッチを測色する測色器と、
前記測色器を支持し、前記支持面に沿う第1方向及び前記支持面と対向する第2方向に移動可能なキャリッジと、
前記支持台上において前記キャリッジを、前記支持面に沿うとともに前記第1方向と交差する第3方向に移動可能な移動機構部と、
前記キャリッジに設けられ、投光及び受光することにより前記被検出部を検出する光学式の検出部と、
を備え、
前記検出部は、前記被検出部を検出する検出動作において、前記キャリッジが前記第1方向または前記第3方向に移動することで前記被検出部を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて前記被検出部を検出可能である測色装置の測色方法であって、
前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げて前記検出動作を再度実行するリトライ動作を実行し、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げて前記リトライ動作を実行し、前記リトライ動作を実行させた場合は前記リトライ動作における検出結果に基づいて前記支持面上の前記測色対象物の位置を把握して前記パッチを前記測色器で測色することを特徴とする測色方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測色装置及び測色方法に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、測色対象物を測色する様々な測色装置が使用されている。このうち、測色対象物に形成されたパッチを測色することが可能な測色器と、測色対象物に形成された位置検出用の被検出部を検出する検出部と、を有する測色装置がある。例えば、特許文献1には、カラーマトリックスを測定するためのオプティカルシステムが先取りのセンサーにより提供される情報を使用してガイドされる自動追尾式の分光測色装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許7626724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の自動追尾式の分光測色装置のような従来の測色装置においては、測色対象物の種類や測色装置の使用環境などによっては、検出部で被検出部を検出することが困難な場合がある。検出部で被検出部を検出できないと、測色対象物の位置を好適に把握することができなくなり、パッチを測色する際に不具合を生じる虞がある。このような不具合を回避するために、検出部で被検出部を検出する際の検出条件設定用の新たなパターンを設けることが考えられるが、新たに検出条件設定パターンを用意することや検出条件設定パターンを用いて検出条件設定することは、ユーザーにとって手間になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための、本発明の測色装置は、測色用のパッチと位置を検出するための被検出部とが形成された測色対象物を支持面で支持する支持台と、前記パッチを測色する測色器と、前記測色器を支持し、前記支持面に沿う第1方向及び前記支持面と対向する第2方向に移動可能なキャリッジと、前記支持台上において前記キャリッジを、前記支持面に沿うとともに前記第1方向と交差する第3方向に移動可能な移動機構部と、前記キャリッジに設けられ、投光及び受光することにより前記被検出部を検出する光学式の検出部と、制御部と、を備え、前記検出部は、前記被検出部を検出する検出動作において、前記キャリッジが前記第1方向または前記第3方向に移動することで前記被検出部を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて前記被検出部を検出可能であり、前記制御部は、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げて前記検出動作を再度実行するリトライ動作を実行し、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げて前記リトライ動作を実行し、前記リトライ動作を実行させた場合は前記リトライ動作における検出結果に基づいて前記支持面上の前記測色対象物の位置を把握して前記パッチを前記測色器で測色することを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための、本発明の測色方法は、測色用のパッチと位置を検出するための被検出部とが形成された測色対象物を支持面で支持する支持台と、前記パッチを測色する測色器と、前記測色器を支持し、前記支持面に沿う第1方向及び前記支持面と対向する第2方向に移動可能なキャリッジと、前記支持台上において前記キャリッジを、前記支持面に沿うとともに前記第1方向と交差する第3方向に移動可能な移動機構部と、前記キャリッジに設けられ、投光及び受光することにより前記被検出部を検出する光学式の検出部と、を備え、前記検出部は、前記被検出部を検出する検出動作において、前記キャリッジが前記第1方向または前記第3方向に移動することで前記被検出部を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて前記被検出部を検出可能である測色装置の測色方法であって、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げて前記検出動作を再度実行するリトライ動作を実行し、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げて前記リトライ動作を実行し、前記リトライ動作を実行させた場合は前記リトライ動作における検出結果に基づいて前記支持面上の前記測色対象物の位置を把握して前記パッチを前記測色器で測色することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施例に係る測色装置で使用可能な測色器の概略斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置の斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置の内部構成を表す斜視図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す底面図であって、図1の測色器を収容した状態を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともにキャリッジを走査する際の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図5の状態からキャリッジを下方に移動させて測色部が測色対象物と接触した瞬間の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図6の状態からキャリッジをさらに下方に移動させて測色対象物の測色をする際の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともに図7の状態からキャリッジをさらに下方に移動させてキャリッジの底面が測色対象物と接触した配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図1の測色器を収容するとともにキャリッジをホームポジションに移動させた状態の配置を表す図。
本発明の一実施例に係る測色装置の電気的構成を表すブロック図。
本発明の一実施例に係る測色装置を使用して行う測色方法における被検出部の検出動作のフローの一例であって、第1検出部及び第2検出部による被検出部の検出結果により測色対象物の位置を特定するフローを表すフローチャート。
測色対象物の平面図であって、第1検出部及び第2検出部による被検出部の検出の際の第1検出部及び第2検出部の位置を説明するための図。
第1検出部による被検出部の検出の際の第1検出部の位置と出力値との関係を表すグラフであって、第1検出部の受光量の出力値が適正である場合のグラフ。
本発明の一実施例に係る測色装置を使用して行う測色方法において被検出部の検出動作を再度実行するリトライ動作の実行可否のフローを表すフローチャート。
第1検出部による被検出部の検出の際の第1検出部の位置と出力値との関係を表すグラフであって、第1検出部の受光量の出力値が適正である場合よりも小さい場合のグラフ。
第1検出部による被検出部の検出の際の第1検出部の位置と出力値との関係を表すグラフであって、第1検出部の受光量の出力値が適正である場合よりも大きい場合のグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様の測色装置は、測色用のパッチと位置を検出するための被検出部とが形成された測色対象物を支持面で支持する支持台と、前記パッチを測色する測色器と、前記測色器を支持し、前記支持面に沿う第1方向及び前記支持面と対向する第2方向に移動可能なキャリッジと、前記支持台上において前記キャリッジを、前記支持面に沿うとともに前記第1方向と交差する第3方向に移動可能な移動機構部と、前記キャリッジに設けられ、投光及び受光することにより前記被検出部を検出する光学式の検出部と、制御部と、を備え、前記検出部は、前記被検出部を検出する検出動作において、前記キャリッジが前記第1方向または前記第3方向に移動することで前記被検出部を跨ぐ際の受光量の出力値の変化に基づいて前記被検出部を検出可能であり、前記制御部は、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げて前記検出動作を再度実行するリトライ動作を実行し、前記検出動作において前記被検出部を跨ぐ際の前記検出部の前記受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げて前記リトライ動作を実行し、前記リトライ動作を実行させた場合は前記リトライ動作における検出結果に基づいて前記支持面上の前記測色対象物の位置を把握して前記パッチを前記測色器で測色することを特徴とする。
【0009】
本態様によれば、検出動作において被検出部を跨ぐ際の検出部の受光量の出力値の全体が第1閾値よりも小さい場合は投光量を上げてリトライ動作を実行し、検出動作において被検出部を跨ぐ際の検出部の受光量の出力値の全体が第2閾値よりも大きい場合は投光量を下げてリトライ動作を実行し、リトライ動作を実行させた場合はリトライ動作における検出結果に基づいて支持面上の測色対象物の位置を把握してパッチを測色器で測色する。すなわち、検出動作において検出部で被検出部を検出することが困難な場合に、検出部で被検出部を検出し易い条件にして検出動作を再度実行し、その検出結果に基づいて測色動作を実行する。このため、検出条件設定パターンなどを新たに用意することなく検出部で被検出部を好適に検出でき、測色対象物の位置を好適に把握することができる。したがって、パッチを測色する際に不具合を生じることを抑制することができる。
【0010】
次に、第2の態様の測色装置は、第1の態様に従属する態様であって、前記制御部は、前記リトライ動作を実行する際、前記リトライ動作前の前記検出動作の実行位置と同じ位置で前記検出動作を再度実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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