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公開番号2024164600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080205
出願日2023-05-15
発明の名称検査装置および検査方法
出願人株式会社A・R・P
代理人個人
主分類G01M 3/26 20060101AFI20241120BHJP(測定;試験)
要約【課題】対象物の封止状態を効率良く、かつ正確に検査することができる検査装置および検査方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様は、袋体である対象物の封止状態を検査する検査装置であって、対象物からの反発力を検知する複数の圧力検知部を有する測定部と、測定部と対象物との相対位置を変化させる移動部と、測定部による検知結果に基づき対象物の封止状態を判別する演算部と、を備え、測定部は、対象物からの反発力を第1検知圧力として検知する第1圧力検知部と、対象物からの反発力を第2検知圧力として検知する第2圧力検知部と、を有し、演算部は、移動部による相対位置の連続した変化において所定の間隔で検知される第1検知圧力と第2検知圧力とのピーク値の変化に基づき対象物の封止状態を判別する、検査装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
袋体である対象物の封止状態を検査する検査装置であって、
前記対象物からの反発力を検知する複数の圧力検知部を有する測定部と、
前記測定部と前記対象物との相対位置を変化させる移動部と、
前記測定部による検知結果に基づき前記対象物の封止状態を判別する演算部と、
を備え、
前記測定部は、前記対象物からの反発力を第1検知圧力として検知する第1圧力検知部と、前記対象物からの反発力を第2検知圧力として検知する第2圧力検知部と、を有し、
前記演算部は、前記移動部による前記相対位置の連続した変化において所定の間隔で検知される前記第1検知圧力と前記第2検知圧力とのピーク値の変化に基づき前記対象物の封止状態を判別する、検査装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記演算部は、
前記第1検知圧力のピーク値が予め設定された基準値を越えており、かつ前記第2検知圧力のピーク値が前記基準値を越えている場合、前記対象物の封止状態を第1状態であると判別し、
前記第1検知圧力のピーク値が前記基準値を越えており、かつ前記第2検知圧力のピーク値が前記基準値以下の場合、前記対象物の封止状態を第2状態であると判別し、
前記第1検知圧力のピーク値が前記基準値以下の場合、前記対象物の封止状態を第3状態であると判別する、
請求項1記載の検査装置。
【請求項3】
前記移動部によって前記測定部と前記対象物との相対位置を変化させる間、前記移動部と前記第1圧力検知部との間隔は、前記移動部と前記第2圧力検知部との間隔と同じに設けられる、請求項1または請求項2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記測定部は、前記第1圧力検知部と前記第2圧力検知部との間に設けられ、前記対象物へ押圧力を印加する押圧部を有する、請求項3記載の検査装置。
【請求項5】
前記移動部によって前記測定部と前記対象物との相対位置を変化させる間、前記移動部と前記第2圧力検知部との間隔は、前記移動部と前記第1圧力検知部との間隔よりも狭く設けられる、請求項1記載の検査装置。
【請求項6】
袋体である対象物の封止状態を検査する検査方法であって、
前記対象物からの反発力を検知する測定部と、前記対象物との相対位置を変化させる工程と、
前記測定部と前記対象物との相対位置を連続して変化させながら前記測定部によって前記対象物からの反発力である第1検知圧力を検知する工程と、
前記第1検知圧力を検知した後、前記移動部によって前記相対位置を連続して変化させながら前記測定部によって前記対象物からの反発力である第2検知圧力を検知する工程と、
前記第1検知圧力と前記第2検知圧力とのピーク値の変化に基づき前記対象物の封止状態を判別する工程と
を備えた検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置および検査方法に関し、より詳しくは、袋体を搬送しながら封止状態や気体漏れを検査する検査装置および検査方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
密封された袋体の検査として、袋体からの気体の漏れを検査するリーク検査が行われる。特許文献1には、搬送しながら連続して収容体の含気検査を行う装置が開示される。この含気検査装置は、密封された袋状の収容体を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送面からの高さが収容体の基準厚みと同じ高さに配置され、搬送される収容体と接触させるための接触部と、接触部を収容体が通過するときに接触部にかかる反発力を測定する測定手段と、反発力に基づいて、収容体の含気状態を判別する判別手段と、を有する。
【0003】
特許文献2には、食品の包装袋において、封入した気体の内容量の変動に関わらずシール不良の検出可能な包装シール不良検出装置が開示される。この包装シール不良検出装置は、連続した同一面上を搬送される包装袋に対して荷重をかける押圧手段と、押圧手段の押圧時における包装袋の高さ計測手段とを、少なくとも2箇所に設け、計測手段により測定した変位を高さの差分と初期高さとの比に換算し、当該高さの差分と初期高さとの比を予め設定した判定閾値と比較して良否判定する処理部を備える。
【0004】
特許文献3には、袋包装物のシール不良及びピンホールの検出装置が開示される。この袋包装物のシール不良及びピンホールの検出装置は、所定ストロークの間欠送りを行うベルトコンベアと、最上流側の袋包装物を除いた任意の少なくとも三個の袋包装物に対して水平に押圧する複数の押圧板と、それぞれの袋包装物の厚さに関係する電気信号を出力する一対の変位センサーと、一対の変位センサーの二つの電気信号の両デジタル値を減算し、しきい値と比較する制御回路とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-020461号公報
特開2003-149073号公報
特開平01-012240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
検査対象となる袋体には同じ商品であっても包装状態に固体差が発生している。このような商品を対象物としてシール状態やリークの検査を行う場合、可能な限り数多くの対象物について効率良く、かつ正確に検査できることが望まれる。
【0007】
本発明は、対象物の封止状態を効率良く、かつ正確に検査することができる検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、袋体である対象物の封止状態を検査する検査装置であって、対象物からの反発力を検知する複数の圧力検知部を有する測定部と、測定部と対象物との相対位置を変化させる移動部と、測定部による検知結果に基づき対象物の封止状態を判別する演算部と、を備え、測定部は、対象物からの反発力を第1検知圧力として検知する第1圧力検知部と、対象物からの反発力を第2検知圧力として検知する第2圧力検知部と、を有し、演算部は、移動部による相対位置の連続した変化において所定の間隔で検知される第1検知圧力と第2検知圧力とのピーク値の変化に基づき対象物の封止状態を判別する、検査装置である。
【0009】
このような構成によれば、移動部によって測定部と対象物との相対位置を変化させながら、測定部によって対象物からの反発力を第1圧力検知部および第2圧力検知部で検知する。これらで検知した第1検知圧力と第2検知圧力とのピーク値の変化に基づき対象物の封止状態が判別される。
【0010】
上記検査装置において、演算部は、第1検知圧力のピーク値が予め設定された基準値を越えており、かつ第2検知圧力のピーク値が前記基準値を越えている場合、対象物の封止状態を第1状態であると判別し、第1検知圧力のピーク値が前記基準値を越えており、かつ第2検知圧力のピーク値が前記基準値以下の場合、対象物の封止状態を第2状態であると判別し、第1検知圧力のピーク値が前記基準値以下の場合、対象物の封止状態を第3状態であると判別するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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