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公開番号2024162552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078157
出願日2023-05-10
発明の名称情報処理装置
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 27/62 20210101AFI20241114BHJP(測定;試験)
要約【課題】あるサンプルに含まれる化合物と文献中に記載された化合物とを容易に照合することのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得する取得部と、サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合する照合部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得する取得部と、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合する照合部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記取得部は、前記文献から前記化合物を表す表現を抽出し、抽出した該化合物を表す表現に基づいて、前記化合物の質量に関する情報を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、文献に含まれる前記化合物を表す表現を、化合物の構造を表す文字列表現情報に変換し、該化合物の構造を表す文字列表現情報に基づいて、前記化合物の質量に関する情報を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記化合物の質量に関する情報として、前記化合物のモノアイソトピック質量に関する情報、付加イオンを含む前記化合物の質量に関する情報、及び価数の違いによる前記化合物の質量に関する情報の少なくとも一つを取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記照合部は、前記質量分析結果に含まれるピークと前記化合物の質量に関する情報との類似度に基づいて、前記化合物が含まれるか否かを照合する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置が、
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得するステップと、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合するステップと、を実行する、
情報処理方法。
【請求項7】
情報処理装置に、
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得するステップと、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合するステップと、を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、類似語を含む文献の検索時間を短縮し、検索精度を向上できる文献検索方法および文献検索システムを提供することを目的として、化学式等を含むクエリから文献を検索するシステムが開示されている。このように、従来より、多数の文献の中から所望の文献を検索する方法は広く検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2020/079751
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、あるサンプルに含まれる化合物が文献に記載された化合物と一致するか否かを特定しようとするときには、まずはサンプルから得られる様々な情報を測定することで化合物を同定するための情報(以下、「同定情報」ともいう。)を取得し、次いでその情報を有する化合物を文献の中から探索することが考えられる。
【0005】
しかしながら、サンプルに含まれる化合物の同定情報の取得は容易ではない。例えば、サンプルが複数の化合物を含む場合には、サンプルから得られた情報は目的とする化合物の同定情報とそれ以外の化合物の同定情報の両方が混在した情報となる。そのため、一つの化合物の同定情報を単離して取得することは容易ではない。
【0006】
また、仮にサンプルからある化合物に関する同定情報が取得できたとしても、その情報を有する化合物を文献の中から探索することは難しい。例えば、文献が特許文献や論文などである場合、それら文献においてサンプルに含まれる化合物の名称が記載されているとしても、分析して得られた化合物の同定情報そのものがそれら文献に記載されているとは限らない。そのため、分析して得られた化合物の同定情報に基づいて、ある文献に目的とする化合物が記載されているかどうかを直ちに判断することは困難である。
【0007】
さらに、一つのサンプルに含まれる化合物が一つの文献に記載された化合物と一致するか否かの判断だけでも上記困難が伴うため、一つのサンプルに含まれる化合物が膨大な複数の文献に記載された化合物と一致するか否かを判断することはさらに困難となる。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、あるサンプルに含まれる化合物と文献中に記載された化合物とを容易に照合することのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得する取得部と、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合する照合部と、を備える、
情報処理装置。
〔2〕
前記取得部は、前記文献から前記化合物を表す表現を抽出し、抽出した該化合物を表す表現に基づいて、前記化合物の質量に関する情報を取得する、
〔1〕に記載の情報処理装置。
〔3〕
前記取得部は、文献に含まれる前記化合物を表す表現を、化合物の構造を表す文字列表現情報に変換し、該化合物の構造を表す文字列表現情報に基づいて、前記化合物の質量に関する情報を取得する、
〔1〕又は〔2〕に記載の情報処理装置。
〔4〕
前記取得部は、前記化合物の質量に関する情報として、前記化合物のモノアイソトピック質量に関する情報、付加イオンを含む前記化合物の質量に関する情報、及び価数の違いによる前記化合物の質量に関する情報の少なくとも一つを取得する、
〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載の情報処理装置。
〔5〕
前記照合部は、前記質量分析結果に含まれるピークと前記化合物の質量に関する情報との類似度に基づいて、前記化合物が含まれるか否かを照合する、
〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載の情報処理装置。
〔6〕
情報処理装置が、
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得するステップと、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合するステップと、を実行する、
情報処理方法。
〔7〕
情報処理装置に、
文献に含まれる化合物の質量に関する情報を取得するステップと、
サンプルの質量分析結果と、前記化合物の質量に関する情報とに基づいて、前記サンプルに前記化合物が含まれるか否かを照合するステップと、を実行させる、
プログラム。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、あるサンプルに含まれる化合物と文献中に記載された化合物とを容易に照合することのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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