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公開番号2024164305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-26
出願番号2024153540,2023557745
出願日2024-09-05,2023-09-08
発明の名称脳疾患の治療のための医薬組成物、ニューロンの移動促進剤およびその利用
出願人公立大学法人名古屋市立大学
代理人個人
主分類A61K 45/00 20060101AFI20241119BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ニューロンの移動を促進できる技術を提供する。
【解決手段】脳疾患の治療のための医薬組成物は、ノイラミニダーゼ阻害物質を含み、ニューロンの移動促進剤は、ノイラミニダーゼ阻害物質を含み、ニューロンの移動を促進させる方法は、ノイラミニダーゼ阻害物質をニューロンに接触させるための工程を含む。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
脳疾患の治療のための医薬組成物であって、
ノイラミニダーゼ阻害物質を含む、医薬組成物。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の医薬組成物において、
前記ノイラミニダーゼ阻害物質は、Neu1とNeu4とのうちの少なくとも一方を阻害する、
医薬組成物。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の医薬組成物において、
前記脳疾患の発症から10日経過する前までに投与が開始され、毎日投与される、
医薬組成物。
【請求項4】
請求項3に記載の医薬組成物において、
10日間以上投与される、
医薬組成物。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の医薬組成物において、
注射薬の形態によって投与される、
医薬組成物。
【請求項6】
ノイラミニダーゼ阻害物質を含む、ニューロンの移動促進剤。
【請求項7】
請求項6に記載のニューロンの移動促進剤において、
前記ノイラミニダーゼ阻害物質は、Neu1とNeu4とのうちの少なくとも一方を阻害する、
ニューロンの移動促進剤。
【請求項8】
脳疾患の治療方法であって、
ノイラミニダーゼ阻害物質を脳疾患患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項9】
ニューロンの移動を促進させる方法であって、
ノイラミニダーゼ阻害物質を前記ニューロンに接触させるための工程を含む、方法。
【請求項10】
ノイラミニダーゼ阻害物質の、脳疾患を治療するための利用。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、脳疾患の治療のための医薬組成物およびニューロンの移動促進剤に関する。本出願は、2022年9月12日に出願された日本国特許出願第2022-144880号に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
脳梗塞等の脳疾患を根本的に治療するためには、失われた神経細胞を再生させて脳機能を回復させる技術が必要となる。そのような技術として、例えば、特許文献1に示すような、iPS細胞から誘導した細胞を移植する方法が知られている。また、特許文献2に示すように、内在性の神経幹細胞から産生される神経細胞を傷害部位へ誘導することによって再生を促進する方法が知られている。特許文献2では、N-カドヘリン等を固定またはコーティングしたスポンジ状の材料を用いることにより、脳の表層に生じる損傷組織においてニューロン(神経細胞)の移動を促進させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/069661号
特開2020-018796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているような、iPS細胞から作製された神経細胞等を傷害部位へ移植した場合、脳への侵襲を伴うとともに、移植された細胞が脳内で腫瘍を形成する懸念がある。また、内在性の神経幹細胞から産生される神経細胞を傷害部位へ誘導するために、特許文献2のようなバイオマテリアル等の人工足場を移植する技術によれば、脳外科手術による侵襲を伴う。このため、臨床的に脳疾患の再生医療として利用するには、改善の余地があった。このため、ニューロンの移動および再生を促進できる他の技術が求められていた。そこで、本願発明者らは、鋭意研究を進めることにより、ニューロンの移動および再生を促進できる他の技術を発明するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本発明の一形態によれば、脳疾患の治療のための医薬組成物が提供される。この医薬組成物は、ノイラミニダーゼ阻害物質を含む。この形態の医薬組成物によれば、ノイラミニダーゼ阻害物質を含むことによってニューロンの移動を促進させることができるので、脳疾患の治療に用いることができる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の医薬組成物において、前記ノイラミニダーゼ阻害物質は、Neu1とNeu4とのうちの少なくとも一方を阻害してもよい。この形態の医薬組成物によれば、ノイラミニダーゼ阻害物質がNeu1とNeu4とのうちの少なくとも一方を阻害するので、ニューロンの移動を効果的に促進することができる。
【0008】
(3)上記(1)または上記(2)に記載の医薬組成物において、前記脳疾患の発症から10日経過する前までに投与が開始され、毎日投与されてもよい。この形態の医薬組成物によれば、脳疾患の発症から10日経過する前までに投与が開始されて毎日投与されるので、ニューロンの移動を効果的に促進することができる。
【0009】
(4)上記(3)に記載の医薬組成物において、10日間以上投与されてもよい。この形態の医薬組成物によれば、10日間以上の期間に亘って毎日投与されるので、ニューロンの移動をより効果的に促進することができる。
【0010】
(5)上記(1)から上記(4)までのいずれか一項に記載の医薬組成物において、注射薬の形態によって投与されてもよい。この形態の医薬組成物によれば、注射薬の形態によって投与されるので、侵襲を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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