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公開番号
2024163835
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023187932
出願日
2023-11-01
発明の名称
ワイヤー型の傘
出願人
厦門明和実業有限公司
代理人
TRY国際弁理士法人
主分類
A45B
25/14 20060101AFI20241115BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】展開・折畳み用ワイヤーにより、構造の簡素化、軽量化、製造コスト低減するワイヤー型の傘を提供する。
【解決手段】中棒と中棒の上部に配置された上ろくろ(11)と中棒にスライド可能に嵌合する下ろくろ(20)と上ろくろ(11)と下ろくろ(20)に連結された傘骨(13)とを含む傘であり、一端が下ろくろ(20)に固定されて下ろくろ(20)を上ろくろ(11)の方向に引上げて傘を開く展開用ワイヤー(31)と、一端が下ろくろ(20)に固定されて下ろくろ(20)を中棒の下部に引下げて傘を折畳む折畳み用ワイヤー(33)と、両ワイヤー(31)(33)の他端が固定され、回転により両ワイヤー(31)(33)の巻戻し及び巻取りが逆になるプーリ(40)と、両ワイヤー(31)(33)がテンションを維持しプーリ(40)に巻戻し及び巻取りが行われるテンション部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中棒と、前記中棒の上部に配置された上ろくろと、前記中棒にスライド可能に嵌合する下ろくろと、前記上ろくろと前記下ろくろに連結された傘骨と、を含む傘であって、
一端が前記下ろくろに固定されて前記下ろくろを前記上ろくろの方向に引き上げて傘を開くようにする展開用ワイヤーと、
一端が前記下ろくろに固定されて前記下ろくろを前記中棒の下部に引き下げて傘を折り畳むようにする折畳み用ワイヤーと、
前記中棒の下部側に配置され、各前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーの他端が固定され、回転に応じて前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーの巻き戻しおよび巻き取りがそれぞれ逆になるプーリと、
各前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーがテンションを維持した状態で前記プーリに巻き戻しおよび巻き取りが行われるようにするテンション部と、を備えるワイヤー型の傘。
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【請求項2】
前記テンション部は、前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーのいずれか一方または両方の一端と前記下ろくろの固定点との間に設けられた弾性部材によって構成される請求項1に記載のワイヤー型の傘。
【請求項3】
前記テンション部は、前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーのいずれか一方または両方で、前記プーリに巻かれない片側に設けられた弾性部材によって構成される請求項1に記載のワイヤー型の傘。
【請求項4】
前記中棒の下端に設けられた手元部をさらに含み、前記プーリは前記手元部の内部に設けられ、前記テンション部は前記プーリと前記中棒の下端との間に配置される請求項1に記載のワイヤー型の傘。
【請求項5】
前記手元部内に設けられ、前記プーリから延在する前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーのいずれか一方または両方を前記中棒の下端にガイドするガイドピンをさらに含み、前記テンション部は、前記ガイドピンと前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーのいずれか一方または両方との間に設けられた弾性部材によって構成される請求項4に記載のワイヤー型の傘。
【請求項6】
前記プーリは、それぞれ前記展開用ワイヤーと前記折畳み用ワイヤーにそれぞれ対応して2本で構成されるか、または各前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーが逆方向に巻回されて回転方向に応じて前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーの巻き戻しおよび巻き取りが逆に行われる二重プーリのいずれかで構成される請求項1に記載のワイヤー型の傘。
【請求項7】
前記中棒の下端に設けられた手元部をさらに含み、前記手元部内には、前記プーリと、前記プーリを回転駆動する駆動部と、前記駆動部を操作するための操作部と、をさらに含む請求項6に記載のワイヤー型の傘。
【請求項8】
前記駆動部に電源が入力されていない状態で、前記下ろくろを手動で押し上げたり引き下げたりして傘を開いたり折り畳んだりすることが可能に構成される請求項7に記載のワイヤー型の傘。
【請求項9】
傘の展開状態を固定する展開固定部をさらに含む請求項1または6に記載のワイヤー型の傘。
【請求項10】
前記下ろくろは、内部下ろくろと、前記内部下ろくろの外部に設けられ、前記内部下ろくろに対して設定距離だけ上下に相対移動が可能に設けられる外部下ろくろを含み、
前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーの一端は、前記外部下ろくろの一側にそれぞれ固定され、
前記展開固定部は、傘の展開状態における前記外部下ろくろの位置に対応して前記中棒の一側に設けられた挿入穴と、前記中棒に向かう前記外部下ろくろに設けられ、傘の展開時に、前記展開用ワイヤーにより上昇する前記外部下ろくろにより押圧されて前記挿入穴に引き込まれることによって、傘の展開状態を固定し、傘の折り畳み時に、前記折畳み用ワイヤーにより下降する前記外部下ろくろにより解除されて前記挿入穴から引き出されることにより、傘を折り畳むようにする弾性突起と、を含む請求項9に記載のワイヤー型の傘。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傘の技術分野に関し、特に、傘の折り畳み・展開機構を2本の展開・折畳み用ワイヤーで実現し、各ワイヤーがテンションを維持することにより構成の簡素化、軽量化および製造コストを低減することができ、電動式自動傘で実現する場合であっても、手動で傘を開閉することが可能なワイヤー型の傘(Wire-type Umbrella)に関する。
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【背景技術】
【0002】
傘は雨よけだけではなく、日傘、ゴルフ傘、手動傘、自動傘など、用途や種類がますます多様化している。
【0003】
従来に使用されていた手動傘は、傘骨、中棒、手元などで構成され、使用者が下ろくろを直接押し上げたり引き下ろしたりする動作によって傘を開いたり折り畳んだりすることができる。このような手動方式は、傘骨の間に複数のスプリングを設置して傘を開くときに復元力を蓄えて傘を折り畳むときに使用するが、使用者にとっては傘を広げるときに復元力を蓄えるための力まで加えなければならないため、使用が不便な点がある。
【0004】
一方、自動式傘は傘棒の内部に糸のような連結部材や複数の歯車列を設け、手元部分にこれを駆動するための駆動モータを設け、ボタン操作で傘を開いたり折り畳んだりすることができる。しかし、このような自動方式は、上記の連結部材や歯車列動作に必要な力以外にスプリングを引っ張る(または圧縮する)力まで必要となるため、トルクの大きい駆動モータを使用しなければならず、これにより製造コストが増大し、バッテリー消費量が大きくなるため、頻繁に交換したり充電したりする不都合が生じていた。
【0005】
また、韓国公開特許10-2023-0042361の「全自動開閉傘」に開示されているように、ラックとウォームギアおよびギアベルト等を用いることで開閉動作の信頼性を向上させる側面があるが、動力伝達構成が複雑で部材が多く、組み立てが難しく、製造コストが上がる上、多くの構成を中棒内部に設置する必要があるため、中棒の大きさが大きくなり、重くなり、使い勝手が悪いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の目的は、傘の折り畳み・展開機構を2本の展開・折畳み用ワイヤーで実現することにより構造の簡素化および軽量化が可能であり、製造コストを低減できるワイヤー型の傘を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、テンション部を介して展開用ワイヤーおよび/または折畳み用ワイヤーが使用その他の原因によって長さが変更した場合でもこれを補正することができるので、傘の誤動作を防止でき、製品の信頼性および耐久性を向上させることができるワイヤー型の傘を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、駆動モータ等を用いた自動傘に適用する場合でもプーリのみに回転力を提供すればよいので、自動傘の実現が極めて容易であり、特に二重プーリを用いる場合には、1つの駆動部で操作が可能であり、製造コストの削減、重量および体積の減少はもちろん、傘の開閉動作に必要な電力を最小限に抑えることができ、使用時間を最大化できるワイヤー型の傘を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明によるワイヤー型の傘は、中棒と、前記中棒の上部に配置された上ろくろと、前記中棒にスライド可能に嵌合する下ろくろと、前記上ろくろと前記下ろくろに連結された傘骨と、を含む傘であって、一端が前記下ろくろに固定されて前記下ろくろを前記上ろくろの方向に引き上げて傘を開くようにする展開用ワイヤーと、一端が前記下ろくろに固定されて前記下ろくろを前記中棒の下部に引き下げて傘を折り畳むようにする折畳み用ワイヤーと、前記中棒の下部側に配置され、各前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーの他端が固定され、回転に応じて前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーの巻き戻しおよび巻き取りがそれぞれ逆になるプーリと、各前記展開用ワイヤーおよび折畳み用ワイヤーがテンションを維持した状態で前記プーリに巻き戻しおよび巻き取りが行われるようにするテンション部とを備える。
【0010】
前記テンション部は、前記展開用ワイヤーおよび前記折畳み用ワイヤーのいずれか一方または両方の一端と前記下ろくろの固定点との間に設けられた弾性部材によって構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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