TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024161988
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077102
出願日
2023-05-09
発明の名称
電波情報受信装置、電波情報受信システム、電波情報受信方法および電波情報受信プログラム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01S
5/04 20060101AFI20241114BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電波の発信源の位置の推定精度を向上することを可能にする。
【解決手段】
電波情報受信装置が、受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、センサに対する受信電波の方向の情報と受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信し、複数のセンサのうちのいずれかのセンサから電波情報を受信した場合、受信した電波情報に基づいて、受信した電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に受信方向を向けさせ、受信電波の周波数を受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行い、受信センサから受信した電波情報と、制御対象センサから電波情報を受信した場合には制御対象センサから受信した電波情報とに基づいて、受信電波の発信源の位置を推定し、受信電波の発信源の位置の情報を出力する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信する受信部と、
前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行う制御部と、
前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定する推定部と、
前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する出力部と
を備える電波情報受信装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記受信センサの位置と前記受信電波の方向の情報とに基づいて、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域を推定する、
請求項1に記載の電波情報受信装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域の少なくとも一部を受信可能範囲として含むセンサを、前記制御対象センサとして決定する、
請求項1または請求項2に記載の電波情報受信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記制御対象センサに対して、前記受信周波数と前記受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる場合より狭いアンテナビーム幅を指定する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電波情報受信装置。
【請求項5】
受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信する受信手段と、
前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行う制御手段と、
前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定する推定手段と、
前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する出力手段と
を備える電波情報受信システム。
【請求項6】
受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信し、
前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行い、
前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定し、
前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する、
電波情報受信方法。
【請求項7】
前記受信センサの位置と前記受信電波の方向の情報とに基づいて、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域を推定する、
請求項6に記載の電波情報受信方法。
【請求項8】
前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域の少なくとも一部を受信可能範囲として含むセンサを、前記制御対象センサとして決定する、
請求項6または請求項7に記載の電波情報受信方法。
【請求項9】
前記制御対象センサに対して、前記受信周波数と前記受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる場合より狭いアンテナビーム幅を指定する、
請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の電波情報受信方法。
【請求項10】
コンピュータに、
受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信する受信機能と、
前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行う制御機能と、
前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定する推定機能と、
前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する出力機能と
を実現させる電波情報受信プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電波情報受信装置、電波情報受信システム、電波情報受信方法および電波情報受信プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
不法無線局を見つけるための方法として、受信障害の通報などをきっかけとして調査者が現場に赴き、測定器などを用いて調査する方法がある。しかし、この方法では、調査者による現地調査によって不法無線局の位置が推定されるので、手間がかかる。
【0003】
この手間を軽減する方法として、フィールドに設置された多くのセンサが電波を受信し、受信された電波の情報に基づいて電波の発信源の位置を推定する方法が考えられる。電波の発信源の位置の推定方法には、AOA(Angle of Arrival)方式、POA(Power of Arrival)方式、TDOA(Time Difference of Arrival)方式などがある。これらの方法では、複数箇所のセンサで受信された電波の情報に基づいて、電波の発信源の位置が推定される。
【0004】
また、関連技術としては、特許文献1から特許文献3に記載された技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-242232号公報
特開2003-078945号公報
特開2004-212185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
多くのセンサで電波を検知する場合、センサの各々は、たとえば、受信周波数を変えながら、また、受信方向を変えながら、電波の受信を試みる。(なお、この動作は、スキャンと呼ばれることがある。)そのため、スキャンには時間がかかる。
【0007】
スキャンに時間がかかると、センサの各々で同一の電波が異なるタイミングで受信される可能性がある。そして、発信源が移動している場合、あるセンサで電波が受信されてから他のセンサで当該電波が受信されるまでの間に、発信源が移動する可能性がある。その結果、移動している発信源の位置の推定精度が下がる可能性がある。
【0008】
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、電波の発信源の位置の推定精度を向上することを可能にする電波情報受信装置、電波情報受信システム、電波情報受信方法および電波情報受信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様において、電波情報受信装置は、受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信する受信部と、前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行う制御部と、前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定する推定部と、前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する出力部とを備える。
【0010】
また、本発明の他の態様において、電波情報受信システムは、受信周波数と受信方向とを変更しながら電波の受信を試みる複数のセンサから、複数のセンサの各々で受信された受信電波についての情報であって、センサに対する前記受信電波の方向の情報と前記受信電波の周波数の情報とを含む電波情報を受信する受信手段と、前記複数のセンサのうちのいずれかのセンサから前記電波情報を受信した場合、受信した前記電波情報に基づいて、受信した前記電波情報の送信元のセンサである受信センサとは異なるセンサである制御対象センサに対して、前記受信電波の発信源が存在する可能性がある領域に前記受信方向を向けさせ、前記受信電波の周波数を前記受信周波数として、電波の受信を試みさせる制御を行う制御手段と、前記受信センサから受信した電波情報と、前記制御対象センサから前記電波情報を受信した場合には前記制御対象センサから受信した前記電波情報とに基づいて、前記受信電波の発信源の位置を推定する推定手段と、前記受信電波の発信源の位置の情報を出力する出力手段とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本電気株式会社
ディスプレイアンテナ
6日前
日本電気株式会社
情報処理方法および装置
19日前
日本電気株式会社
情報処理方法および装置
19日前
日本電気株式会社
ボロメータ、及びボロメータ製造方法
19日前
日本電気株式会社
監視システム、監視装置、及び監視方法
20日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
5日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
27日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
6日前
日本電気株式会社
ボロメータ型赤外線検出器及びその製造方法
6日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
27日前
日本電気株式会社
災害評価装置、災害評価方法、及びプログラム
5日前
日本電気株式会社
移行システム、移行方法、及び移行プログラム
19日前
日本電気株式会社
救急支援装置、救急支援方法、及びプログラム
20日前
日本電気株式会社
光モジュール、光トランシーバ、光の強度の制御方法
2日前
日本電気株式会社
処理装置、処理システム、処理方法、及びプログラム
19日前
日本電気株式会社
処理装置、処理システム、処理方法、及びプログラム
19日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、プログラム、及び光通信システム
6日前
日本電気株式会社
清浄度を評価するための方法、装置、電子機器及び媒体
14日前
日本電気株式会社
消防情報管理装置、消防情報管理方法、およびプログラム
6日前
日本電気株式会社
監視システム、分析装置の制御方法、及び、制御プログラム
27日前
日本電気株式会社
配置及び収納システム、配置及び収納方法、並びにプログラム
20日前
日本電気株式会社
混雑状況予測装置
27日前
日本電気株式会社
食品管理装置、食品管理システム、食品管理方法、およびプログラム
19日前
日本電気株式会社
意思判定装置、意思判定システム、意思判定方法および意思判定プログラム
27日前
日本電気株式会社
通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法および通信制御プログラム
27日前
日本電気株式会社
情報処理装置及び制御方法
19日前
日本電気株式会社
通信システム、方向決定装置、通信制御方法、方向決定方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング装置、及び破断検知方法
6日前
日本電気株式会社
車両ナンバー読取方法、車両ナンバー読取装置及び車両ナンバー読取プログラム
19日前
日本電気株式会社
端末位置特定装置、端末位置特定システム、端末位置特定方法、及び、プログラム
今日
日本電気株式会社
方向調整装置、無線通信システム、方向調整支援方法、方向調整方法およびプログラム
19日前
日本電気株式会社
分析装置、分析方法、及び分析プログラム
6日前
日本電気株式会社
通信方法、端末装置、及びネットワーク装置
8日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
19日前
日本電気株式会社
電波情報受信装置、電波情報受信システム、電波情報受信方法および電波情報受信プログラム
6日前
日本電気株式会社
位置制御機構、固定装置、固定システム、通信システム、制御装置、制御方法及びプログラム
19日前
続きを見る
他の特許を見る