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公開番号2024161236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024153061,2020063337
出願日2024-09-05,2020-03-31
発明の名称医用支援システム及び医用支援プログラム
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G16H 10/60 20180101AFI20241108BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者の取り違えを防止すること。
【解決手段】実施形態に係る医用支援システムは、取得部と、認証部と、確認部と、制御部とを備える。取得部は、検査又は治療の対象となる患者の患者情報を取得する。認証部は、患者情報と認証情報とを照合することで、患者の認証処理を行う。確認部は、認証部によって認証された患者と、検査予定又は治療予定の対象者とが一致するか否かを確認する。制御部は、確認部による確認結果に基づいて、認証された患者情報を元に検査装置又は治療装置を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
放射線治療の対象となる患者の顔画像を含む認証情報と、前記放射線治療が実行される際に用いられるべき固定具に関する情報と、を記憶する記憶部と、
カメラで撮影された患者の顔画像を含む患者情報を取得する取得部と、
前記記憶部に記憶されている複数の認証情報の中から、前記取得部によって取得された顔画像に対応する顔画像を含む認証情報を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された認証情報に対応する患者の顔画像及び氏名を表示部に表示させる制御部と、
前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報に基づいて、実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具の照合を行う照合部と、
を備えることを特徴とする医用支援システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報は、前記記憶部に記憶されている認証情報と関連付けられており、
前記照合部は、前記特定部によって特定された認証情報に関連付けられ且つ前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報に基づいて、前記実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具の照合を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の医用支援システム。
【請求項3】
前記照合部は、前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報に基づいて、前記実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具としての準備された固定具の照合を行う、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用支援システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報と、前記実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具に関する情報と、が一致した場合は、放射線治療装置に前記放射線治療を実行させる、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報と、前記実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具に関する情報と、が一致しない場合は、前記表示部に警告を表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記照合部の照合結果を前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項7】
前記取得部は、携帯端末に設けられた前記カメラで撮影された患者の顔画像を含む患者情報を前記携帯端末から取得し、
前記携帯端末の表示部には、当該携帯端末が前記取得部に送信した患者情報が表示される、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項8】
前記取得部は、携帯端末に設けられた前記カメラで撮影された患者の顔画像を含む患者情報を前記携帯端末から取得し、
前記携帯端末の表示部には、前記特定部による特定結果が表示される、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項9】
前記取得部は、携帯端末に設けられた前記カメラで撮影された患者の顔画像を含む患者情報を前記携帯端末から取得し、
前記携帯端末の表示部には、前記照合部による照合結果が表示される、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の医用支援システム。
【請求項10】
カメラで撮影された患者の顔画像を含む患者情報を取得する取得機能と、
放射線治療の対象となる患者の顔画像を含む認証情報と、前記放射線治療が実行される際に用いられるべき固定具に関する情報と、を記憶する記憶部に記憶されている複数の認証情報の中から、前記取得機能によって取得された顔画像に対応する顔画像を含む認証情報を特定する特定機能と、
前記特定機能によって特定された認証情報に対応する患者の顔画像及び氏名を表示部に表示させる制御機能と、
前記記憶部に記憶されている固定具に関する情報に基づいて、実行されるべき前記放射線治療において用いられる固定具の照合を行う照合機能と、
をコンピュータに実行させる、医用支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用支援システム及び医用支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、検査や治療は、予め設けられた計画に沿って行われる。例えば、血管内治療やX線血管造影検査を行う場合、メディカルスタッフが、計画されたスケジュールを元に検査装置や治療装置に登録された検査・治療の患者を選択し、対象領域やプロトコルなどを選択した上で検査・治療を開始する。ここで、上記した患者は、検査を受ける被検体及び治療を受ける被治療体を含む。
【0003】
また、例えば、放射線治療を行う場合、メディカルスタッフは、計画されたスケジュールを元に、治療情報システムから治療予定の患者に対する一連の治療情報を呼び出し、さらにその中から最初に行うべき特定の方向からの治療計画を呼び出して、治療装置に送信する。その後、メディカルスタッフは、待合室に行き、患者を口頭で確認した上で、治療室までエスコートする。そして、メディカルスタッフは、治療寝台に患者を載せて治療を開始する。治療が終了すると、メディカルスタッフは、次の方向からの治療計画を呼び出して、治療装置に送信する。メディカルスタッフは、これを全ての方向からの治療が完了するまで続ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-115793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、患者の取り違えを防止することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る医用支援システムは、取得部と、認証部と、確認部と、制御部とを備える。取得部は、検査又は治療の対象となる患者の患者情報を取得する。認証部は、前記患者情報と認証情報とを照合することで、患者の認証処理を行う。確認部は、前記認証部によって認証された患者と、検査予定又は治療予定の対象者とが一致するか否かを確認する。制御部は、前記確認部による確認結果に基づいて、前記認証された患者情報を元に検査装置又は治療装置を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る医用支援システムの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置及び端末装置の構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る医用支援システムによる処理手順を示すフローチャートである。
図4は、変形例に係る医用支援システムによる処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、本願に係る医用支援システム及び医用支援プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、本願に係る医用支援システム及び医用支援プログラムは、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。また、実施形態は、処理内容に矛盾が生じない範囲で他の実施形態や従来技術との組み合わせが可能である。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用支援システム100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る医用支援システム100は、検査装置110と、治療装置120と、端末装置130と、医用情報処理装置140とを含み、ネットワーク200を介して相互に通信可能に接続される。また、医用支援システム100は、ネットワーク200を介して部門システム300に接続される。例えば、医用支援システム100は、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)により構築される。
【0010】
部門システム300は、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)、放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)、診断レポートシステム、医用画像処理システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)、臨床検査情報システム(LIS:Laboratory Information System)、リハビリ部門システム、透析部門システム、手術部門システムなどの種々のシステムが含まれる。医用支援システム100は、これらの各部門システムとそれぞれ接続され、種々の情報を相互に送受信する。例えば、医用支援システム100は、患者情報や、検査情報、治療情報などについて、各部門システムと相互に送受信する。
(【0011】以降は省略されています)

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