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公開番号2024161220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024152302,2022099751
出願日2024-09-04,2022-06-21
発明の名称鍵盤カバー、鍵盤カバーの収納方法及び電子楽器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10G 7/00 20060101AFI20241108BHJP(楽器;音響)
要約【課題】鍵盤不使用時には鍵盤を覆うことができ、鍵盤使用時には収納・保管しておくことができる。
【解決手段】鍵盤保護状態において楽器本体3の上面を覆う上面被覆部11と、常態において上面被覆部11の裏面に重なる折り込み状態となるように上面被覆部11の前側端部に設けられ、鍵盤31の前端面を覆うように垂下可能とされた前垂部12と、前垂部12に楽器本体の長手方向に延在するように設けられた折り曲げ変形可能なハンドル部材14とを備え、全体が一纏まりとなった状態がハンドル部材14により維持されて、収納可能状態となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鍵盤保護状態において鍵盤を含む楽器本体の上面を覆う上面被覆部と、
常態において前記上面被覆部に重なる折り込み状態となるように前記上面被覆部の前側端部に設けられ、前記鍵盤保護状態において前記鍵盤の前端面を覆うように垂下可能とされた前垂部と、
前記前垂部に、前記楽器本体の長手方向に延在するように設けられた折り曲げ変形可能なハンドル部材と、
を備え、
全体が一纏まりとなった状態が前記ハンドル部材により維持されて、収納可能状態となる、
ことを特徴とする鍵盤カバー。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記上面被覆部及び折り込み状態となった前記ハンドル部材を含む前記前垂部を長手方向に折り畳むことで一纏まりとなった折り畳み状態が前記ハンドル部材により維持されて、収納可能状態となる、
ことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤カバー。
【請求項3】
常態において前記上面被覆部の裏面に重なる折り込み状態となるように前記上面被覆部の後側端部に設けられ、前記鍵盤保護状態において前記楽器本体の後側端部に垂下可能とされた係止片と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鍵盤カバー。
【請求項4】
前記前垂部は、常態において前記上面被覆部の裏面に重なる折り込み状態となるように前記上面被覆部の前側端部に設けられ、
前記ハンドル部材は、前記前垂部の表面に設けられる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鍵盤カバー。
【請求項5】
前記ハンドル部材は、その中心が前記上面被覆部の長手方向における中心と一致する位置に配置され、
前記ハンドル部材の両端側は、前記折り畳み状態において一纏まりとなったカバー全体の両側にそれぞれ配置される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鍵盤カバー。
【請求項6】
前記ハンドル部材は、その両端側を前記前垂部の表裏に挿通する組ねじによりねじ中心周りに回動可能に前記前垂部に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鍵盤カバー。
【請求項7】
前記係止片は、前記上面被覆部における長手方向の両端側にそれぞれ配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の鍵盤カバー。
【請求項8】
少なくとも前記上面被覆部における前側端部に、前記上面被覆部の長手方向における中心位置を示す第1の指標と、この第1の指標の両側に配置され折り畳み位置の目安となる一対の第2の指標とが設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鍵盤カバー。
【請求項9】
鍵盤保護状態において鍵盤を含む楽器本体の上面を覆う上面被覆部と、前記楽器本体の長手方向に延在する折り曲げ変形可能なハンドル部材が設けられ、前記上面被覆部における前側端部に前記鍵盤の前端面を覆うように垂下可能に設けられた前垂部と、前記上面被覆部における楽器本体の後側端部に垂下可能とされた係止片と、を備える鍵盤カバーを、前記上面被覆部及び前記ハンドル部材を含む前記前垂部を長手方向に折り畳み、折り畳むことで一纏まりとなった折り畳み状態を前記ハンドル部材により維持させた収納可能状態とする、
ことを特徴とする鍵盤カバーの収納方法。
【請求項10】
前記ハンドル部材を表面に含む前記前垂部及び前記係止片を、前記上面被覆部の裏面側に重なるように折り込んで折り込み状態とし、
前記上面被覆部及び前記前垂部の長手方向の両端部を当該長手方向の中心に向かって折り畳むことにより第1の折り畳み状態とし、
前記第1の折り畳み状態において前記上面被覆部の長手方向の両端部となった部分をさらに当該長手方向の中心に向かって折り畳むことにより第2の折り畳み状態とし、
前記第2の折り畳み状態における両端部が重なり合うように折り畳むことにより第3の折り畳み状態とし、
前記ハンドル部材を回動させて、前記前垂部の長手方向と平行である状態から外方に立ち上がらせ、
外方に位置させた前記ハンドル部材によって鍵盤カバー全体を吊下げることで折り畳み状態を維持させる、
ことを特徴とする請求項9に記載の鍵盤カバーの収納方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵盤カバー、鍵盤カバーの収納方法及び電子楽器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
鍵盤を有する楽器(例えば電子鍵盤楽器)では、楽器本体の上面に鍵盤等が設けられている。鍵盤等が覆われていない露出状態では、塵埃等が鍵盤等の上に堆積しやすく、堆積した塵埃等が隙間から楽器本体内に侵入すれば、楽器に故障等の不具合を生じさせる原因ともなる。
そこで従来、楽器本体の上面を覆う蓋体を楽器本体と一体に設けたものがある。しかし、楽器本体に一体的に蓋体を設けると、楽器本体の重量化・大型化を招く。またデザイン性等の観点から蓋体を設けない場合もある。
楽器が蓋体を有さない場合、布帛等からなり、非演奏時に楽器本体の上面を覆うカバー(鍵盤カバー)を楽器本体に対して着脱可能に設けることも行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平1-125498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、着脱可能なカバーの場合、演奏時に楽器本体から取り外した鍵盤カバーの置き場に困り、演奏したいときに容易かつ迅速に演奏を開始することが困難な場合がある。また床面等に鍵盤カバーを置くとカバー自体が汚れてしまい、これを楽器本体に乗せたときにかえって楽器本体が汚れてしまう事態も生じうる。
この点特許文献1には、楽器本体から取り外した鍵盤カバーの収納について何ら記載がなく、鍵盤使用時における鍵盤カバーの置き場に困る事態が発生すると考えられる。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、鍵盤不使用時には鍵盤を覆うことができ、鍵盤使用時には収納・保管することのできる鍵盤カバー、鍵盤カバーの収納方法及び電子楽器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明に係る鍵盤カバーは、鍵盤保護状態において鍵盤を含む楽器本体の上面を覆う上面被覆部と、
常態において前記上面被覆部に重なる折り込み状態となるように前記上面被覆部の前側端部に設けられ、前記鍵盤保護状態において前記鍵盤の前端面を覆うように垂下可能とされた前垂部と、
前記前垂部に、前記楽器本体の長手方向に延在するように設けられた折り曲げ変形可能なハンドル部材と、
を備え、
全体が一纏まりとなった状態が前記ハンドル部材により維持されて、収納可能状態となることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る鍵盤カバーの収納方法は、鍵盤保護状態において鍵盤を含む楽器本体の上面を覆う上面被覆部と、前記楽器本体の長手方向に延在する折り曲げ変形可能なハンドル部材が設けられ、前記上面被覆部における前側端部に前記鍵盤の前端面を覆うように垂下可能に設けられた前垂部と、前記上面被覆部における楽器本体の後側端部に垂下可能とされた係止片と、を備える鍵盤カバーを、前記上面被覆部及び前記ハンドル部材を含む前記前垂部を長手方向に折り畳み、折り畳むことで一纏まりとなった折り畳み状態を前記ハンドル部材により維持させた収納可能状態とすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る電子楽器は、鍵盤の非使用時において鍵盤を保護する鍵盤保護状態となり、鍵盤使用時において前記鍵盤上から取り外されて前記鍵盤を露出させ、折り畳まれた収納可能状態となるように構成された鍵盤カバーと、
鍵盤使用時に前記収納可能状態となった前記鍵盤カバーを引っ掛けるフック部を有する楽器本体と、を備え、
前記鍵盤カバーは、折り畳むことで一纏まりとなった折り畳み状態を維持させて収納可能状態とするハンドル部材を有し、
前記フック部は、前記収納可能状態となった前記鍵盤カバーの前記ハンドル部材を引っ掛けるものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、鍵盤不使用時には鍵盤を覆うことができ、鍵盤使用時には収納・保管することができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における鍵盤カバーの要部構成を示した斜視図である。
図1に示す鍵盤カバーによって楽器上面を被覆した鍵盤保護状態の鍵盤楽器の斜視図である。
図2に示す鍵盤楽器から鍵盤カバーを取り外して収納・保管状態とした例を示す鍵盤使用状態の鍵盤楽器の斜視図である。
本実施形態の鍵盤カバーによって楽器本体を被覆した状態の鍵盤楽器の背面の構成例を示す平面図である。
楽器本体の上面を鍵盤カバーで覆った状態を正面から見た場合の楽器左側の拡大図である。
楽器本体を図5における矢視VI方向から見た側面図である。
楽器本体の上面を鍵盤カバーで覆った状態を斜め後方から見た場合の拡大図である。
図2に示す状態から鍵盤カバーを折り込み状態とした鍵盤楽器の要部斜視図である。
図8に示す状態から鍵盤カバーの右側を中央に向って折り畳んだ状態の鍵盤楽器の要部斜視図である。
図9に示す状態から鍵盤カバーの左側を中央に向って折り畳み、第1の折り畳み状態としたときの鍵盤楽器の要部斜視図である。
図10に示す状態からさらに鍵盤カバーの左右を中央に向って折り畳み、第2の折り畳み状態としたときの鍵盤楽器の要部斜視図である。
図11に示す状態の鍵盤カバーの折り畳み状態を模式的に示す模式図である。
図12に示す状態の鍵盤カバーを中心位置で半分に折り畳んだ状態を模式的に示す模式図である。
図11に示す状態の鍵盤カバーを図13に示す状態まで折り畳み、第3の折り畳み状態としたときの鍵盤楽器の要部上面図である。
図14に示す状態の鍵盤カバーを手で持ってハンドル部材を引き起こす様子を示す説明図である。
図15に示す状態の鍵盤カバーのハンドル部材を手で持って吊下げた状態を示す説明図である。
図3におけるXVII部分を拡大した要部拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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