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公開番号2024160674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023190387
出願日2023-11-07
発明の名称通知システム、車両制御装置、通知方法及びプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241107BHJP(信号)
要約【課題】車両の運転者が、車両に関する重要な通知に気づきにくくなってしまうことを抑制することができる通知システム、車両制御装置、通知方法及びプログラムを得る。
【解決手段】通知システムは、車両に関する通知情報を受信して通知することが可能な携帯端末と、車両の運転者に対する通知情報を生成して送信する車両制御装置と、を備える通知システムであって、通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで携帯端末に対して運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて通知情報を通知する制御を行う通知制御部を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に関する通知情報を受信して通知することが可能な携帯端末と、前記車両の運転者に対する前記通知情報を生成して送信する車両制御装置と、を備える通知システムであって、
前記通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで前記携帯端末に対して前記運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて前記通知情報を通知する制御を行う通知制御部
を含む通知システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記緊急度は、前記通知情報が、前記運転者の対応が必要な情報であるか否かによって定められる
請求項1に記載の通知システム。
【請求項3】
前記緊急度は、イベントの危険度に応じて定められる
請求項1又は請求項2に記載の通知システム。
【請求項4】
前記通知制御部は、前記緊急度が一定の度合い以上の通知情報に関しては、前記運転者による車両操作が行われるまでは前記運転者により前記携帯端末を操作できない状態に制御して前記通知情報を通知する制御を行う
請求項1又は請求項2に記載の通知システム。
【請求項5】
前記通知制御部は、前記緊急度が一定の度合い以上の通知情報に関しては、前記携帯端末の表示装置に確認ボタンが表示され、前記運転者により前記確認ボタンが押されるまでは前記確認ボタンを押す操作以外の前記携帯端末の操作ができない状態に制御して前記通知情報を通知する制御を行う
請求項1又は請求項2に記載の通知システム。
【請求項6】
前記通知制御部は、前記携帯端末で発生した第1の通知情報と前記車両に関する通知情報である第2の通知情報との優先順位に応じて前記携帯端末上での通知を行う
請求項1又は請求項2に記載の通知システム。
【請求項7】
車両の運転者が保持する携帯端末に向けて送信する通知情報であって、前記運転者に対して通知する前記通知情報を取得する取得部と、
前記通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで前記携帯端末に対して前記運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて前記通知情報を通知する制御を行う通知制御部と、
を含む車両制御装置。
【請求項8】
車両に関する通知情報を受信して通知することが可能な携帯端末と、前記車両の運転者に対する前記通知情報を生成して送信する車両制御装置と、を備える通知システムを構成するコンピュータが実行する通知方法であって、
前記通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで前記携帯端末に対して前記運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて前記通知情報を通知する制御を行う
処理をコンピュータが実行する通知方法。
【請求項9】
車両に関する通知情報を受信して通知することが可能な携帯端末と、前記車両の運転者に対する前記通知情報を生成して送信する車両制御装置と、を備える通知システムを構成するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで前記携帯端末に対して前記運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて前記通知情報を通知する制御を行う
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通知システム、車両制御装置、通知方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末と車両の制御を行う車両制御装置との間で通信を行って、車両の運転者を監視する運転者の監視システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-102252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
条件付き自動運転によれば、車両の運転者は前方を注意する義務から一時的に解放され、スマートフォン等の携帯端末を操作する等、運転操作以外の作業を行うことができるようになることが想定される。この場合、車両側のシステムからの要請に応じて運転者はいつでも運転操作に戻ることが可能なことが求められる。この場合、携帯端末を用いて車両側のシステムからの通知及び要請を運転者に伝達することが効果的であると考えられる。しかしながら、すべての通知を同じように運転者に通知すると、運転者が通知を煩わしく感じて通知への関心が薄れ、車両に関する重要な通知に気づきにくくなってしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、車両の運転者が、車両に関する重要な通知に気づきにくくなってしまうことを抑制することができる通知システム、車両制御装置、通知方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の通知システムは、車両に関する通知情報を受信して通知することが可能な携帯端末と、前記車両の運転者に対する前記通知情報を生成して送信する車両制御装置と、を備える通知システムであって、前記通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで前記携帯端末に対して前記運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて前記通知情報を通知する制御を行う通知制御部を含む。
【0007】
第1の態様の通知システムによれば、通知情報の緊急度に応じて、所定条件が満たされるまで携帯端末に対して運転者がコントロール可能な範囲を異ならせて通知情報が通知される。従って、運転者は、通知情報の重要度を認識することができる結果、重要な通知に気づきにくくなってしまうことを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の通知システムは、第1の態様の通知システムにおいて、前記緊急度は、前記通知情報が、前記運転者の対応が必要な情報であるか否かによって定められる。
【0009】
第2の態様の通知システムによれば、運転者が、運転者の対応が必要な通知に気づきにくくなってしまうことを抑制することができる。
【0010】
第3の態様の通知システムは、第1の態様又は第2の態様の通知システムにおいて、緊急度は、イベントの危険度に応じて定められる。
(【0011】以降は省略されています)

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