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公開番号
2024159986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024150812,2020184284
出願日
2024-09-02,2020-11-04
発明の名称
偏光子保護フィルム、偏光板および画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241031BHJP(光学)
要約
【課題】加湿環境下における耐久性が向上された偏光板を提供すること。
【解決手段】色素を含有する樹脂フィルムであって、吸水率が、3.0%以下である、偏光子保護フィルム、および、偏光子と、該偏光子の少なくとも片側に配置された上記偏光子保護フィルムと、を有し、65℃、90%RH環境下で96時間経過後における可視光線透過率の変化率が、10%以下である、偏光板。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
色素を含有する樹脂フィルムであって、
吸水率が、3.0%以下である、偏光子保護フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光子保護フィルムならびに当該偏光子保護フィルムを用いた偏光板および画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
代表的な画像表示装置の1つである液晶表示装置では、その画像形成方式に起因して、液晶セルの両側に偏光板が貼り合わされる。偏光板は、通常、偏光子と偏光子を保護する保護フィルムとを含み、視野角向上の観点から、位相差層をさらに含む位相差層付偏光板として用いられ得る。また、有機エレクトロルミネセンス(EL)表示装置は、円偏光板を視認側に設けることにより、有機ELセルの高い反射性に起因する外光反射や背景の映り込み等の問題を防ぐことが行われている。一般的な円偏光板として、偏光子と位相差層(代表的には、λ/4板)とを、位相差層の遅相軸が偏光子の吸収軸に対して約45°の角度をなすように積層されたものが知られている。
【0003】
上記偏光板に関して、着色層を設けることにより、広帯域において高い偏光特性や良好な反射特性を得ることが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2等)。しかしながら、着色層を設けた偏光板は、加湿環境下における耐久性が劣る場合がある。
【0004】
また、上記のとおり、位相差層付偏光板を用いて画像表示装置の視野角を向上することが知られているが、そのような画像表示装置では、表示画面に色味の差異(色ムラ)が視認される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2018/110503
特開2018-72712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、加湿環境下における耐久性が向上された偏光板を提供することにある。また、表示画面における色ムラの改善を更なる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの局面によれば、色素を含有する樹脂フィルムであって、吸水率が、3.0%以下である、偏光子保護フィルムが提供される。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂およびシクロオレフィン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含む。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムは、90nm~160nmまたは200nm~320nmの正面位相差Re(550)を有する。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムは、樹脂フィルムの延伸フィルムである。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムは、長手方向を0°とした際に、時計回りに、20°~60°または110°~150°の方向に遅相軸を有する。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムは、ヘイズが、3%以下である。
本発明の別の局面によれば、偏光子と該偏光子の少なくとも片側に配置された上記偏光子保護フィルムとを有し、65℃、90%RH環境下で96時間経過後における可視光線透過率の変化率が、10%以下である、偏光板が提供される。
1つの実施形態において、上記偏光板においては、上記偏光子と上記偏光子保護フィルムとが、紫外線硬化型接着剤を介して貼り合せられている。
1つの実施形態において、上記偏光板の可視光線透過率が、20%以上である。
1つの実施形態において、上記偏光子保護フィルムが、90nm~160nmの正面位相差Re(550)を有し、上記偏光子の吸収軸方向と前記偏光子保護フィルムの遅相軸とのなす角度が、時計回りまたは反時計回りに、35°~55°である。
1つの実施形態において、上記偏光子が長尺状であり、上記偏光子保護フィルムが長尺状の斜め延伸フィルムであり、該偏光子と該偏光子保護フィルムとが、長手方向を揃えて貼り合せられている。
本発明の別の局面によれば、上記偏光板を備えた、画像表示装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、色素を含有する樹脂フィルムであって、吸水率が、3.0%以下である偏光子保護フィルムを用いることにより、加湿環境下における耐久性が向上された偏光板が得られ得る。また、このような偏光子保護フィルムが偏光子よりも光学セル側となるように当該偏光板を配置することにより、表示画面における色ムラが改善された画像表示装置が得られ得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態による偏光板を説明する概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による偏光板を説明する概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による偏光板を説明する概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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