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公開番号
2024159962
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024150439,2023000835
出願日
2024-09-02,2020-06-19
発明の名称
光学積層体
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241031BHJP(光学)
要約
【課題】薄型の偏光子を有する光学積層体であって、搬送性に優れ、かつ、表面保護フィルムおよびセパレーターの剥離性に優れた光学積層体を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による偏光板と、偏光板の一方の側に設けられた粘着剤層と、粘着剤層の偏光板と反対側に剥離可能に仮着されたセパレーターと、偏光板の粘着剤層と反対側に剥離可能に仮着された表面保護フィルムと、を備え、偏光板の厚みが60μm以下であり、表面保護フィルムの厚みが40μm以上であり、表面保護フィルムの剥離力が0.10N/25mm~0.50N/25mmであり、表面保護フィルムの弾性率が2.00×10
9
Pa以上であり、セパレーターの厚みが35μm~80μmであり、セパレーターの剥離力が0.28N/25mm未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
偏光板と、該偏光板の一方の側に設けられた粘着剤層と、該粘着剤層の該偏光板と反対側に剥離可能に仮着されたセパレーターと、該偏光板の該粘着剤層と反対側に剥離可能に仮着された表面保護フィルムと、を備え、
該偏光板の厚みが60μm以下であり、
該表面保護フィルムの厚みが40μm~87μmであり、
該表面保護フィルムの剥離力が0.10N/25mm~0.50N/25mmであり、
該表面保護フィルムの弾性率が2.00×10
9
Pa~3.91×10
9
Paであり、
該セパレーターの厚みが35μm~60μmであり、
該セパレーターの剥離力が0.15N/25mm以下である、
光学積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
代表的な画像表示装置である液晶表示装置には、その画像形成方式に起因して、液晶セルの両側に偏光子が配置されている。偏光子は、代表的には、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムをヨウ素等の二色性物質で染色することにより製造される(例えば、特許文献1および2)。近年、画像表示装置の薄型化の要望が高まっている。そのため、偏光子についても、さらなる薄型化が求められている。薄型の偏光子(実用的には、当該偏光子を含む偏光板)は、例えば、粘着剤層、表面保護フィルムおよびセパレーターを積層した光学積層体として提供され得る。しかし、このような光学積層体においては、搬送性が不十分である、表面保護フィルムおよびセパレーターの剥離性が不十分である等の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5048120号公報
特開2013-156391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、薄型の偏光板、表面保護フィルムおよびセパレーターを有する光学積層体であって、搬送性に優れ、かつ、表面保護フィルムおよびセパレーターの剥離性に優れた光学積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態による光学積層体は、偏光板と、該偏光板の一方の側に設けられた粘着剤層と、該粘着剤層の該偏光板と反対側に剥離可能に仮着されたセパレーターと、該偏光板の該粘着剤層と反対側に剥離可能に仮着された表面保護フィルムと、を備える。該偏光板の厚みは60μm以下であり、該表面保護フィルムの厚みは40μm~87μmであり、該表面保護フィルムの剥離力は0.10N/25mm~0.50N/25mmであり、該表面保護フィルムの弾性率は2.00×10
9
Pa~3.91×10
9
Paであり、該セパレーターの厚みは35μm~60μmであり、該セパレーターの剥離力は0.15N/25mm以下である。
1つの実施形態においては、上記セパレーターの剥離力は0.10N/25mm未満である。
1つの実施形態においては、上記偏光板は、ヨウ素を含むポリビニルアルコール系樹脂フィルムで構成された厚みが10μm以下の偏光子を含む。
1つの実施形態においては、上記偏光子のヨウ素含有量は10重量%~25重量%である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、薄型の偏光板、表面保護フィルムおよびセパレーターを含む光学積層体において、当該表面保護フィルムの厚み、剥離力および弾性率、ならびに当該セパレーターの厚みおよび剥離力を最適化することにより、搬送性に優れ、かつ、表面保護フィルムおよびセパレーターの剥離性に優れた光学積層体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
【0009】
A.光学積層体の全体構成
図1は、本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。図示例の光学積層体100は、表面保護フィルム10と、偏光板20と、粘着剤層30と、セパレーター40とを有する。偏光板20の厚みは60μm以下である。さらに、表面保護フィルム10の厚みは40μm以上であり、その剥離力は0.10N/25mm~0.50N/25mmであり、その弾性率は2.00×10
9
Pa以上である。さらに、セパレーター40の厚みは35μm~80μmであり、その剥離力は0.28N/25mm未満である。以下、光学積層体の構成要素について、より詳細に説明する。
【0010】
B.偏光板
偏光板20は、代表的には、偏光子22とその片側または両側に配置された保護層とを有する。好ましくは、図示例のように、偏光板20においては、保護層21が偏光子22の片側に配置される。偏光板の厚みは60μm以下であり、好ましくは40μm以下であり、さらに好ましくは35μm以下である。偏光板の厚みの下限は、例えば20μmであり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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