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公開番号2024157947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072631
出願日2023-04-26
発明の名称液圧発生装置
出願人株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60T 13/138 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】電気モータを加圧源にした液圧発生装置において、回転角センサを好適に配置すること。
【解決手段】液圧発生装置PSは、第1回転動力Tmを出力する電気モータMT、第1回転動力Tmを減速して、第2回転動力Tnを出力する減速機GS、及び、第2回転動力Tnを直線動力Fnに変換する変換機構GHにて構成され、シリンダCCに挿入されたピストンNCを直線動力Fnによって移動することでシリンダCCの液圧Pcを調整する。液圧発生装置PSは、電気モータMTのシャフトSMの回転角Kaを検出する回転角センサKAと、電気モータMT、及び、減速機GSを保持するハウジングHGの内部を、電気モータMTを収納する第1室Raと減速機GSを収納する第2室Rbとに分離する仕切り部材SKと、を備える。回転角センサKAは、第1室Raにおいて、電気モータMTのコイルCLと仕切り部材SKとの間に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1回転動力を出力する電気モータ、前記第1回転動力を減速して、第2回転動力を出力する減速機、及び、前記第2回転動力を直線動力に変換する変換機構にて構成され、シリンダに挿入されたピストンを前記直線動力によって移動することで前記シリンダの液圧を調整する液圧発生装置であって、
前記電気モータのシャフトの回転角を検出する回転角センサと、
前記電気モータ、及び、前記減速機を保持するハウジングの内部を、前記電気モータを収納する第1室と前記減速機を収納する第2室とに分離する仕切り部材と、を備え、
前記回転角センサは、前記第1室において、前記電気モータのコイルと前記仕切り部材との間に配置される、液圧発生装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1に記載される液圧発生装置において、
前記コイルに接続されるモータ線、及び、前記回転角センサに接続されるセンサ線が、前記シャフトの回転軸線から離れる方向に延ばされて前記第1室から取り出される、液圧発生装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載される液圧発生装置において、
前記回転角センサは磁界の変化に基づいて前記回転角を検出し、
前記仕切り部材は非磁性特性を有する、液圧発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液圧発生装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車のためのブレーキシステム10を動作させる方法であって、第1のブレーキ回路Iはポンプ50によって選択的に供給され、第2のブレーキ回路IIはリニアアクチュエータ40によって選択的に作動されることが記載されている。
【0003】
例えば、上記のリニアアクチュエータ(液圧発生装置)として、特許文献2に記載されるような装置が利用される。該装置では、電気モータの回転動力が遊星歯車機構により減速され、更に、ボールねじ機構により直線動力に変換されることで、液圧が発生される。特許文献2の装置では、電気モータを収納する空間と、遊星歯車機構を収納する空間とが分けられている。
【0004】
ところで、電気モータとして、ブラシレスモータが採用される構成では、コイルに流す電流の向きを制御するために、固定子に対する回転子の位置(即ち、回転角)の情報が必要になる。このため、ブラシレスモータを用いた液圧発生装置では、回転角を検出するセンサが適切に配置され得るものが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2023-0001906号公報
米国特許出願公開第2022/0234560号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、電気モータを加圧源にした液圧発生装置において、回転角センサが好適に配置され得るものを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液圧発生装置(PS)は、第1回転動力(Tm)を出力する電気モータ(MT)、前記第1回転動力(Tm)を減速して、第2回転動力(Tn)を出力する減速機(GS)、及び、前記第2回転動力(Tn)を直線動力(Fn)に変換する変換機構(GH)にて構成され、シリンダ(CC)に挿入されたピストン(NC)を前記直線動力(Fn)によって移動することで前記シリンダ(CC)の液圧(Pc)を調整する。
【0008】
本発明に係る液圧発生装置(PS)は、前記電気モータ(MT)のシャフト(SM)の回転角(Ka)を検出する回転角センサ(KA)と、前記電気モータ(MT)、及び、前記減速機(GS)を保持するハウジング(HG)の内部を、前記電気モータ(MT)を収納する第1室(Ra)と前記減速機(GS)を収納する第2室(Rb)とに分離する仕切り部材(SK)と、を備える。前記回転角センサ(KA)は、前記第1室(Ra)において、前記電気モータ(MT)のコイル(CL)と前記仕切り部材(SK)との間に配置される。
【0009】
上記構成によれば、回転角センサKAが、減速機GS、変換機構GHを潤滑するための潤滑剤から保護され得る。更に、電気モータMTが固定された後に、回転角センサKAの組付ができるので、回転角センサKAの組付性が向上される。
【0010】
本発明に係る液圧発生装置(PS)では、前記コイル(CL)に接続されるモータ線(Lm)、及び、前記回転角センサ(KA)に接続されるセンサ線(LS)が、前記シャフト(SM)の回転軸線(Jm)から離れる方向に延ばされて前記第1室(Ra)から取り出される。上記構成によれば、モータ線Lm、及び、センサLsの配線の取り出しが共通化される。結果、配線の引き回し性が向上される。
(【0011】以降は省略されています)

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