TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024157303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071596
出願日2023-04-25
発明の名称友釣り用フック
出願人個人,個人,個人
代理人個人,個人
主分類A01K 91/06 20060101AFI20241030BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】おとり鮎が自然な姿勢で遊泳しやすく、また、おとり鮎から外れにくい、鼻環に替わる友釣り用フックを提供する。
【解決手段】本態様に係る友釣り用フック1Aは、環状のハリス固定部10と、ハリス固定部10の下側に形成されたフック本体部20とを備える。フック本体部20は、ハリス固定部10の下端11から下方に延び出す第1部分21と、ハリス固定部10の下端11から下方であって第1部分21と異なる方向に延び出す第2部分22と、第1部分21の下端21aから第2部分22側に向かって延び出し、第2部分22の下端22aの下側を通って第2部分22よりも遠くまで至る直線形状の第3部分23とを含む。第3部分23の先端部23aは、尖った形状を有する。第2部分22の下端部には、弾性変形により上方に変位した第3部分23と係合し、第2部分22と第3部分23とが離れないようするロック部24が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性を有する線材により形成され、友釣り用の仕掛けに鼻環に替えて用いられ、おとり鮎を背びれよりも前の背部の位置でハリスに繋ぎ止めるための友釣り用フックであって、
ハリスが通されて固定される環状のハリス固定部と、
前記ハリス固定部の下側に形成されたフック本体部と、を備え、
前記フック本体部は、
前記ハリス固定部の下端から下方に延び出す第1部分と、
前記ハリス固定部の下端から下方であって前記第1部分と異なる方向に延び出す第2部分と、
前記第1部分の下端から前記第2部分側に向かって延び出し、前記第2部分の下端の下側を通って前記第2部分よりも遠くまで至る直線形状の第3部分と、を含み、
前記第3部分の先端部は、尖った形状を有し、
前記第2部分の下端部には、弾性変形により上方に変位した前記第3部分と係合し、前記第2部分と前記第3部分とが離れないようするロック部が設けられる、
ことを特徴とする友釣り用フック。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1部分および前記第2部分は、直線形状を有し、
前記第1部分と前記第2部分と前記第3部分とにより三角形が構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の友釣り用フック。
【請求項3】
弾性を有する線材により形成され、友釣り用の仕掛けに鼻環に替えて用いられ、おとり鮎を背びれよりも前の背部の位置でハリスに繋ぎ止めるための友釣り用フックであって、
ハリスが通されて固定される環状のハリス固定部と、
前記ハリス固定部の下側に形成されたフック本体部と、を備え、
前記フック本体部は、
前記ハリス固定部の下端から下方に延び出す第1部分と、
前記ハリス固定部の下端から下方であって前記第1部分と異なる方向に延び出す第2部分と、
前記第1部分の下端から下方に湾曲しつつ前記第2部分側に向かって延びる、先端が尖った第3部分と、を含み、
前記第3部分は、前記第2部分の下側から前記第2部分の下端部に近づくように上方に延びた後、先端部が前記第1部分から前記第2部分へ向かう方向に折れ曲がるとともに、前記先端部と前記第2部分の下端部との間に上下方向に隙間を有し、
前記第3部分における最下点部分から先端までの上下方向の寸法が、前記第2部分の上下方向の寸法よりも大きくされる、
ことを特徴とする友釣り用フック。
【請求項4】
前記第2部分の下端部は、前記第1部分側に折り曲げられた形状を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の友釣り用フック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、おとり鮎を、その頭部側においてハリスに繋ぎ止めるための友釣り用フックに関する。特に、本発明の友釣り用フックは、友釣り用の仕掛けに、おとり鮎の鼻に通される鼻環に替えて使用される。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鮎の友釣り行うための仕掛けには、ハリス(仕掛け糸)、鼻環、サカサ鈎、掛け鈎等が含まれる。おとり鮎の鼻穴に鼻環が通され、鼻環から延びるハリスにサカサ鈎が固定され、サカサ鈎がおとり鮎の尾部の尻びれ付近に引っ掛けられる。おとり鮎は、その頭部側を鼻環によりハリスに繋ぎ止められ、その尾部側をサカサ鈎によりハリスに繋ぎ止められる。掛け鈎から延びる掛け鈎側ハリスがサカサ鈎に固定されることにより、掛け鈎がおとり鮎に装着される。
【0003】
上記のような友釣り用の仕掛けの一例は、たとえば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-253084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
友釣りの成立には、おとり鮎が頭を下げて川底の石を目指すような姿勢で泳ぐことが必要となる。このような姿勢で泳いでいるおとり鮎を、その周辺の場所を縄張りとする野鮎が見つけ、縄張りに侵入してきた敵を排除しようと体当たりしてくることにより、野鮎が掛け鈎に掛かるためである。
【0006】
しかしながら、従来の仕掛けのように、おとり鮎の頭部側を、鼻穴の位置において鼻環によりハリスに繋ぎ止める場合には、鼻先が上方に引っ張られやすい。このため、おとり鮎が頭を下げた状態で泳ぎにくくなりやすい。
【0007】
そこで、おとり鮎の頭部側をハリスに繋ぎ止める位置を、鼻穴よりも後方となる頭部に近い背部の位置、たとえば、鼻穴から約25mm後方の位置とすることが考えられる。これにより、おとり鮎が頭を下げた状態で泳ぎやすくなるため、早く確実に野鮎を捕獲することが可能になる。なお、鮎の頭部に近い背部の位置は、鮎の肩部と称することもできる。
【0008】
しかしながら、鼻環に替わって、おとり鮎を、その頭部に近い背部の位置においてハリスに繋ぎ止めるための専用の釣具(友釣り用フック)は、従来、知られていない。渓流鈎等の釣鈎を代用することも考えられるが、以下のようなことが懸念される。
【0009】
即ち、釣鈎に返しがない場合には、おとり鮎が激しく動くなどした際に、おとり鮎から釣鈎が外れやすくなる一方、釣鈎に返しがある場合には、おとり鮎の交換を行う際に、釣鈎の返しが玉網や衣服に引っ掛かりやすくなり、素早く交換作業が行えなくなる、ということが懸念される。
【0010】
さらに、釣鈎をおとり鮎の背部に引っ掛けたときに、ハリスが固定される釣鈎の固定部が背部の真上近くに位置しにくく、おとり鮎が背部の真上からハリスで吊り下げられないことにより、縦に真っ直ぐな姿勢で泳ぎにくくなる、即ち、自然な姿勢で泳ぎにくくなることが懸念される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
柄杓じょうろ
27日前
個人
ペット用リード
16日前
個人
猫砂ふるいパック
1か月前
個人
動物用トイレ
7日前
井関農機株式会社
作業機
28日前
株式会社シマノ
釣竿
7日前
個人
植物の栽培管理システム
27日前
個人
集積ゴミ用保護網
今日
株式会社ウエ・ルコ
ダニ捕獲器
14日前
株式会社共和
果実回し具
27日前
個人
養殖システム
13日前
井関農機株式会社
作業車両
14日前
東都興業株式会社
支持部材
7日前
個人
タケノコの多収栽培法
28日前
株式会社大貴
動物用トイレ
14日前
松山株式会社
農作業機
今日
松山株式会社
農作業機
29日前
株式会社シマノ
両軸受リール
1か月前
松山株式会社
農作業機
1日前
個人
魚介類養殖システム
13日前
伊東電機株式会社
植物栽培装置
27日前
マコー株式会社
水生生物育成装置
27日前
中国電力株式会社
蜂の巣除去装置
1日前
花王株式会社
殺菌剤組成物
1か月前
グローブライド株式会社
釣竿
27日前
東都興業株式会社
シート巻取り装置
14日前
株式会社大阪製薬
ダニ捕獲具
7日前
株式会社クボタ
収穫機
1か月前
いであ株式会社
害鳥獣防除システム
13日前
株式会社クボタ
農作業車
1か月前
株式会社和田電業社
遠隔操作切断装置
14日前
個人
乗用田植機のミッションケースの構成。
今日
株式会社アイ・シー・エム
動物用首輪
今日
株式会社大貴
清掃具及び動物用トイレ
29日前
個人
除菌装置
13日前
株式会社デンソー
栽培装置
8日前
続きを見る