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公開番号2024156510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023071032
出願日2023-04-24
発明の名称プリンタ装置
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 17/30 20060101AFI20241029BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】簡単な構造で、バックフィード時に発生するインクリボンの弛みに起因する印字品質の低下を防止することが可能なプリンタ装置を提供する。
【解決手段】プリンタ装置は、インクリボンを加熱して印字用紙に印字を行う、サーマルヘッド(印字ヘッド)を備えた熱転写式のプリンタ装置であって、印字用紙とインクリボンとを搬送する駆動力を発生する1つの駆動モータ(駆動源)と、サーマルヘッドを支持して、当該サーマルヘッドとプラテンローラとに挟持されたインクリボンと印字用紙とをガイドするとともに、印字後のインクリボンを巻き取りリールに向けてガイドするヘッドフレーム(ガイド部材)と、ヘッドフレームの、インクリボンと接する側の面のうち、印字後のインクリボンを巻き取りリールに向けてガイドする面に貼付されたシート状のEPDMラバーシート(弾性部材)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インクリボンを加熱して印字用紙に印字を行う、印字ヘッドを備えた熱転写式のプリンタ装置であって、
前記印字用紙と前記インクリボンとを搬送する駆動力を発生する1つの駆動源と、
前記印字ヘッドを支持して、当該印字ヘッドとプラテンローラとに挟持された前記インクリボンと前記印字用紙とをガイドするとともに、印字後の前記インクリボンを巻き取りリールに向けてガイドするガイド部材と、
前記ガイド部材の、前記インクリボンと接する側の面のうち、印字後の前記インクリボンを前記巻き取りリールに向けてガイドする面に貼付されたシート状の弾性部材と、を備える、
プリンタ装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記弾性部材の、前記インクリボンの搬送方向に直交する方向の幅は、前記インクリボンの幅よりも大きい、
請求項1に記載のプリンタ装置。
【請求項3】
前記弾性部材のゴム硬度は、45°から60°の範囲であり、
前記弾性部材のゴム厚は、0.5mmから2.0mmの範囲である、
請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置。
【請求項4】
前記弾性部材は、
EPDMラバーシートである、
請求項3に記載のプリンタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プリンタ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクリボンを加熱して印字用紙に印字を行う熱転写式のプリンタ装置において、インクリボンと印字用紙の搬送速度の差を吸収して、インクリボンに所定の張力を与えながら巻き取りを行うトルクリミッタ備えたプリンタ装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1のプリンタ装置では、印字用紙の搬送とインクリボンの搬送とを別の駆動源の駆動力によって行っている。
【0003】
プリンタ装置の構造を簡素化して、低コスト化・低消費電力化を行うため、印字用紙の搬送とインクリボンの搬送とを1つの駆動源の駆動力によって行うようにした場合、印字後の印字用紙とインクリボンとを、次の印字開始位置までバックフィードした際に、インクリボンの巻き取りリールの慣性力によって、インクリボンに弛みが発生する場合がある。インクリボンに弛みが発生した状態で次の印字を開始すると、インクリボンが急激に引っ張られるため、印字用紙とプラテンローラとが当接したニップ領域に大きな衝撃が伝わるため、印字開始時の印字品質が低下するという課題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構造で、バックフィード時に発生するインクリボンの弛みに起因する印字品質の低下を防止することが可能なプリンタ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のプリンタ装置は、インクリボンを加熱して印字用紙に印字を行う、印字ヘッドを備えた熱転写式のプリンタ装置であって、1つの駆動源と、ガイド部材と、弾性部材とを備える。駆動源は、印字用紙とインクリボンとを搬送する駆動力を発生する。ガイド部材は、印字ヘッドを支持して、印字ヘッドとプラテンローラとの間に挟持されたインクリボンと印字用紙とをガイドするとともに、印字後のインクリボンを巻き取りリールに向けてガイドする。弾性部材は、シート状であって、ガイド部材の、インクリボンと接する側の面のうち、印字後のインクリボンを巻き取りリールに向けてガイドする面に貼付される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態のプリンタ装置の概略構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態のプリンタ装置の、ヘッドフレーム周辺の詳細構造の一例を示す第1の図である。
図3は、第1の実施形態のプリンタ装置のヘッドフレーム周辺の詳細構造の一例を示す第2の図である。
図4は、弾性部材の種類と印字品質との関係を評価した結果の一例を示す図である。
図5は、第2の実施形態のプリンタ装置の概略構成の一例を示す図である。
図6は、第2の実施形態のプリンタ装置のヘッドフレーム周辺の詳細構造の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0008】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態であるプリンタ装置10について説明する。
【0009】
(プリンタ装置の概略構成)
図1を用いて、第1の実施形態に係るプリンタ装置10の概略構成を説明する。図1は、第1の実施形態のプリンタ装置の概略構成の一例を示す図である。
【0010】
プリンタ装置10は、インクリボン22を加熱して印字用紙15に印字を行う、いわゆるサーマル熱転写式プリンタである。プリンタ装置10は、印字用紙15をロール状に巻回したロール紙14から印字用紙15を矢印Eの向きに引き出しながら印字を行う。なお、ロール紙14は、図1におけるY軸に沿う軸141の周りに回転可能に軸支されている。
(【0011】以降は省略されています)

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