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公開番号2024156050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024147945
出願日2024-08-29
発明の名称紅茶茶葉抽出液、及びその製造方法
出願人株式会社ロンドンティールーム
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A23F 3/16 20060101AFI20241024BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】加熱できない食品組成物を製造する際においても使用可能な紅茶茶葉抽出液を提供する。
【解決手段】紅茶茶葉抽出液であって、前記紅茶茶葉抽出液は、容器内で所定量の水を沸騰させ、沸騰した水に紅茶の茶葉組成物を投入し、容器を強火にかけた状態で所定時間煮出すことと、煮出し後直ちに、容器の内容物を漉して前記紅茶茶葉抽出液を回収することと、前記前記紅茶茶葉抽出液を室温まで冷却することを含む、工程により調製され、前記茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、紅茶茶葉抽出液、により課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
紅茶茶葉抽出液であって、
前記紅茶茶葉抽出液は、
容器内で所定量の水を沸騰させ、沸騰した水に紅茶の茶葉組成物を投入し、容器を強火にかけた状態で所定時間煮出すことと、
煮出し後直ちに、容器の内容物を漉して前記紅茶茶葉抽出液を回収することと、
前記前記紅茶茶葉抽出液を室温まで冷却すること
を含む、工程により調製され、
前記茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、
紅茶茶葉抽出液。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
冷却した後に、12時間以上静置することを含む、請求項1に記載の紅茶茶葉抽出液。
【請求項3】
紅茶茶葉抽出液の調製方法であって、
前記調製方法は、
容器内で所定量の水を沸騰させ、沸騰した水に紅茶の茶葉組成物を投入し、容器を強火にかけた状態で所定時間煮出すことと、
煮出し後直ちに、容器の内容物を漉して前記紅茶茶葉抽出液を回収することと、
前記前記紅茶茶葉抽出液を室温まで冷却すること
を含み、
前記茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、
前記調製方法。
【請求項4】
請求項3に記載の紅茶茶葉抽出液の調製方法を実施するために使用される、紅茶の茶葉組成物であって、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、茶葉組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の紅茶茶葉抽出液を含む、紅茶風味を有するクリームを使用する食品組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書には、紅茶茶葉抽出液、紅茶茶葉抽出液の調製方法、茶葉組成物及び食品組成物が開示される。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロイヤルミルクティーの製造方法が開示されている。
【0003】
非特許文献1には、紅茶を貯蔵しておくとその間に青臭が抜け、水色は濃くなり、渋みが減るなどで、一般的に品質が改善することが記載されている。また、和紅茶であるべにほまれの茶葉を1年間貯蔵した結果が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7303589号公報
【非特許文献】
【0005】
古畑哲他:茶業研究報告、第15号、63ページ~69ページ、1960年、6月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されているロイヤルミルクティー製造においては、茶葉とミルクを一緒に煮込む工程を含むため、味が馴染みやすい。
一方で、食品組成物の中には、製造過程において茶葉以外の成分を加熱することができない場合がある。
本発明は、このような食品組成物を製造する際においても使用可能な紅茶茶葉抽出液を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の実施形態を含む。
項1.
紅茶茶葉抽出液であって、
前記紅茶茶葉抽出液は、
容器内で所定量の水を沸騰させ、沸騰した水に紅茶の茶葉組成物を投入し、容器を強火にかけた状態で所定時間煮出すことと、
煮出し後直ちに、容器の内容物を漉して前記紅茶茶葉抽出液を回収することと、
前記前記紅茶茶葉抽出液を室温まで冷却すること
を含む、工程により調製され、
前記茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、
紅茶茶葉抽出液。
項2.
冷却した後に、12時間以上静置することを含む、項1に記載の紅茶茶葉抽出液。
項3.
紅茶茶葉抽出液の調製方法であって、
前記調製方法は、
容器内で所定量の水を沸騰させ、沸騰した水に紅茶の茶葉組成物を投入し、容器を強火にかけた状態で所定時間煮出すことと、
煮出し後直ちに、容器の内容物を漉して前記紅茶茶葉抽出液を回収することと、
前記前記紅茶茶葉抽出液を室温まで冷却すること
を含み、
前記茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、
前記調製方法。
項4.
項3に記載の紅茶茶葉抽出液の調製方法を実施するために使用される、紅茶の茶葉組成物であって、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であり、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである、茶葉組成物。
項5.
項1に記載の紅茶茶葉抽出液を含む、紅茶風味を有するクリームを使用する食品組成物。
【発明の効果】
【0008】
茶葉以外の成分を加熱することができない成分を含む食品組成物に混合可能な紅茶茶葉抽出液を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.茶葉組成物
本発明のある実施形態は、紅茶茶葉抽出液を製造するための紅茶の茶葉組成物(以下、単に「茶葉組成物」と表記する)に関する。
本明細書において、茶葉は、萎凋、揉捻、発酵、及び乾燥工程を経た紅茶の茶葉を意図する。
茶葉組成物は、(1)アッサム産、及び(2)スリランカ産の茶葉の混合茶葉であって、(1)と(2)の茶葉を混合してから所定期間後熟させたものである。
【0010】
アッサム産の茶葉は、インドのアッサム地方で収穫され、加工された茶葉を意図する。アッサム種の茶の木は、インドのアッサム地方以外でも栽培されているが、本発明では、アッサム産の茶葉として、インドのアッサム地方で収穫され、加工された茶葉を使用することが好ましい。アッサム産の茶葉は特に制限されないが、例えば、三井農林株式会社が提供する茶葉(例えばアッサムCTC SA等)を挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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