TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024154004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067573
出願日
2023-04-18
発明の名称
二次電池及び二次電池の製造方法
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01M
50/184 20210101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外装体の内圧上昇に起因する破裂を防止する。
【解決手段】二次電池は、正極板12と負極板11とセパレータ13とを積層した積層電極体10と、熱溶着可能なラミネートシート21を有し、積層電極体10をラミネートシート21の間に挟んで収容する外装体20と、を備え、ラミネートシート21のうち積層電極体10を包囲する外周縁部には、熱溶着部22が形成され、ラミネートシート21の外周縁部を構成する複数の辺部23,24L,24R,25のうち上辺部25に形成された熱溶着部22は、第1気密維持部26及び第2気密維持部27と、溶着強度が第1気密維持部26及び第2気密維持部27よりも低い皺部30と、を含んでいる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
正極板と負極板とセパレータとを積層した積層電極体と、
熱溶着可能なラミネートシートを有し、前記積層電極体を前記ラミネートシートの間に挟んで収容する外装体と、を備え、
前記ラミネートシートのうち前記積層電極体を包囲する外周縁部には、熱溶着部が形成され、
前記ラミネートシートの前記外周縁部を構成する複数の辺部のうち少なくとも1つの前記辺部に形成された前記熱溶着部は、気密維持部と、溶着強度が前記気密維持部よりも低い皺部と、を含んでいる二次電池。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記積層電極体に接続されたタブが、前記熱溶着部を貫通して前記外装体の外部へ突出しており、
前記皺部が、前記ラミネートシートのうち前記タブに接触する領域に形成されている請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記ラミネートシートは、三次元的に屈曲した非溶着部を有し、
前記非溶着部が、前記皺部に近接した位置、又は前記皺部に隣接した位置に配置されている請求項1又は請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記非溶着部は、稜線部を有している請求項3に記載の二次電池。
【請求項5】
前記稜線部は、前記熱溶着部の形成時に前記ラミネートシートを加圧する方向に視たときに、弧状をなしている請求項4に記載の二次電池。
【請求項6】
正極板と負極板とセパレータとを積層した積層電極体を、外装体を構成するラミネートシートによって挟んだ状態で包囲する工程と、
前記ラミネートシートの外周縁部を構成する複数の辺部のうち少なくとも1つの前記辺部において、前記ラミネートシート同士を密着させて熱溶着することによって第1気密維持部を形成する第1熱溶着工程と、
前記少なくとも1つの辺部において、前記第1気密維持部に隣接する領域を熱溶着することによって、第2気密維持部と、前記第2気密維持部よりも溶着強度の低い皺部とを形成する第2熱溶着工程とを実行する二次電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池及び二次電池の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正極と負極とセパレート層を積層した電池群を、シート状の外装体内に密封したリチウムイオン二次電池が開示されている。外装体の外周縁の開口部は、剥離強度の高いヒートシール部によって閉じられている。更に、外装体のうちヒートシール部の内側には、剥離強度がヒートシール部よりも低い易剥離シール部が形成されている。外装体の内部でガスが発生し、外装体の内圧が高くなると、易剥離シール部が剥離することによって、外装体の容積を増加させて、内圧上昇を抑制するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-015713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構造では、外装体の内圧が想定外に高まった場合に、外装体が破裂して、外装体内の電解液が飛散する虞がある。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外装体の内圧上昇に起因する破裂を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示の二次電池は、
正極板と負極板とセパレータとを積層した積層電極体と、
熱溶着可能なラミネートシートを有し、前記積層電極体を前記ラミネートシートの間に挟んで収容する外装体と、を備え、
前記ラミネートシートのうち前記積層電極体を包囲する外周縁部には、熱溶着部が形成され、
前記ラミネートシートの前記外周縁部を構成する複数の辺部のうち少なくとも1つの前記辺部に形成された前記熱溶着部は、気密維持部と、溶着強度が前記気密維持部よりも低い皺部と、を含んでいる。
【0007】
本開示において「溶着強度」は、熱溶着部を剥離させるために必要な強度と定義する。本開示において「皺部」は、折り目、稜線状の突起等のように、線状に延びる屈曲部と定義する。
【0008】
第2の開示の二次電池の製造方法は、
正極板と負極板とセパレータとを積層した積層電極体を、外装体を構成するラミネートシートによって挟んだ状態で包囲する工程と、
前記ラミネートシートの外周縁部を構成する複数の辺部のうち少なくとも1つの前記辺部において、前記ラミネートシート同士を密着させて熱溶着することによって第1気密維持部を形成する第1熱溶着工程と、
前記少なくとも1つの辺部において、前記第1気密維持部に隣接する領域を熱溶着することによって、第2気密維持部と、前記第2気密維持部よりも溶着強度の低い皺部とを形成する第2熱溶着工程とを実行する。
【発明の効果】
【0009】
外装体の内圧上昇時にラミネートシートを剥離させる部位を、所望の領域に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の二次電池の斜視図
積層電極体とタブを接続した状態をあらわす斜視図
積層電極体の分解斜視図
二次電池の正面図
二次電池の部分拡大正面図
二次電池の部分拡大斜視図
実施形態2の二次電池の部分拡大正面図
実施形態3の二次電池の部分拡大正面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ紡織株式会社
シート
13日前
トヨタ紡織株式会社
シート
13日前
トヨタ紡織株式会社
ダクト構造
11日前
トヨタ紡織株式会社
カシメ装置
5日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
5日前
トヨタ紡織株式会社
光線照射装置
7日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
18日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
12日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
11日前
トヨタ紡織株式会社
フィルタ構造
7日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
7日前
トヨタ紡織株式会社
シートバック
6日前
トヨタ紡織株式会社
スライド装置
6日前
トヨタ紡織株式会社
乗物ダクト構造
5日前
トヨタ紡織株式会社
内装部品取付構造
6日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造装置
11日前
トヨタ紡織株式会社
コネクタケーシング
5日前
トヨタ紡織株式会社
電動式アクチュエータ
5日前
トヨタ紡織株式会社
イオン交換器の取付構造
11日前
トヨタ紡織株式会社
樹脂成形装置用ガス抜き入子
5日前
トヨタ紡織株式会社
二次電池及び二次電池の製造方法
6日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造装置及びロータの製造方法
11日前
トヨタ紡織株式会社
シート制御装置、方法、およびプログラム
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両の運転席のスイッチ構造
19日前
トヨタ紡織株式会社
情報処理装置、車両、制御方法、および制御プログラム
11日前
個人
複円環アレーアンテナ
6日前
オムロン株式会社
入力装置
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社村田製作所
磁性部品
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
11日前
日新イオン機器株式会社
プラズマ源
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
続きを見る
他の特許を見る