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公開番号2024153322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067137
出願日2023-04-17
発明の名称エンジンのスロットル装置
出願人株式会社ミクニ
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類F02D 9/10 20060101AFI20241022BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】重量の増加、占有スペースの拡大、及び製造コストの高騰を未然に防止した上で、V型エンジンのバンク間に配設した各スロットルボディを互いに連結して、エンジンへの組付性及び組付剛性を向上できるエンジンのスロットル装置を提供する。
【解決手段】V型エンジンEの一対のバンクbf,brの間に配設された一対のスロットルボディ2f,2rと、一対のスロットルボディ2f,2rにそれぞれ貫設されて吸気を案内する一対のスロットルボア3と、バンクの並設方向及びスロットルボア3の軸線方向に対して交差し、且つ互いに平行をなす一対のスロットル軸4により開閉可能に支持されたスロットル弁5と、一対のスロットルボディ2f,2rから接近方向に延設され、互いに重ねられた当接箇所23c,28bを締結部材30により締結されてスロットルボディ2f,2rを結合する結合部23,28とを備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
V型エンジンを構成する一対のバンクの間で、前記バンクの並設方向に並んで配設された一対のスロットルボディと、
前記一対のスロットルボディにそれぞれ貫設され、前記一対のバンクの筒内にそれぞれ吸気を案内する一対のスロットルボアと、
前記バンクの並設方向及び前記スロットルボアの軸線方向に対してそれぞれ交差し、且つ互いに平行をなす一対のスロットル軸により、前記一対のスロットルボア内でそれぞれ開閉可能に支持された一対のスロットル弁と、
前記一対のスロットルボディにそれぞれ一体形成されて接近方向に延設され、互いに重ねられた当接箇所を締結部材により締結されて前記一対のスロットルボディを結合する一対の結合部と、
を備えたことを特徴とするエンジンのスロットル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記一対のスロットルボディの一方は、前記スロットル軸の一端を駆動突出端として外部に突出させた主スロットルボディであり、
前記一対のスロットルボディの他方は、前記スロットル軸の一端を被動突出端として外部に突出させた副スロットルボディであり、
前記主スロットルボディの前記スロットル軸の他端に連結され、モータを駆動源として前記スロットル軸を介して前記スロットル弁を開閉駆動するモータユニットと、
前記駆動突出端及び前記被動突出端との間に設けられ、前記駆動突出端の回動を前記被動突出端に伝達する連動機構と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項3】
前記一対の結合部の何れか一方は、前記スロットル軸の軸線方向に離間した2位置を前記当接箇所とし、前記各当接箇所にそれぞれビス孔が貫設され、
前記一対の結合部の何れか他方は、前記スロットル軸の軸線方向に離間した2位置を前記当接箇所とし、前記各当接箇所にそれぞれ雌ネジ孔が貫設され、
前記締結部材は、同一方向から前記各ビス孔を経て前記各雌ネジ孔に螺合する一対のビスとされている
をことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項4】
前記一対のスロットルボアの軸線は、前記スロットル軸に沿った側方視において異なる角度をなし、
前記各ビス孔または前記各雌ネジ孔の何れか一方は、自己が形成された前記スロットルボディの前記スロットルボアの軸線に対して平行をなすように貫設されている
をことを特徴とする請求項3に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項5】
前記一対の結合部は、前記スロットルボディから前記当接箇所までの寸法が略等しく設定されている
をことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項6】
前記一対の結合部は、前記スロットル軸に沿った側方視において、前記スロットルボディから前記当接箇所に向けて先細りの形状をなしている
をことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項7】
前記一対の結合部は、前記スロットル軸に沿った側方視において、三角状のリブが形成されることにより先細りの形状をなしている
をことを特徴とする請求項6に記載のエンジンのスロットル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのスロットル装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のスロットル装置では、V型2気筒エンジンのバンクの間に一対のスロットルボディを配設し、各スロットルボディを対応するバンクにそれぞれ連結している。スロットルボディのスロットルボアは各バンクの吸気通路と連通し、各スロットルボア内にはスロットル軸によりスロットル弁が支持され、その開閉に応じて各バンクの筒内への吸気量が調整されるようになっている。
【0003】
エンジンへのスロットルボディの組付性、及び組付後のスロットルボディの組付剛性を向上するために、各スロットルボディは互いに連結板を介して連結されている。スロットル軸の軸線方向において、各スロットルボディの一側及び他側には連結板が配設され、これらの連結板を介してスロットルボディが互いに連結されている。これによりエンジンへの組付の際には、事前に各連結板を介してスロットルボディを連結してアセンブリ化でき、一括してエンジンに組み付けることができる。また、組付後のスロットルボディはエンジン側から支持されるだけでなく、各連結板を介して互いに連結されているため、エンジンへの組付剛性が向上し、エンジンから入力される振動に起因する故障等のトラブルを未然に防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5899591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のスロットル装置では、連結板を介して各スロットルボディを連結した構造により、重量、占有スペース及び製造コストの点で問題が生じた。
即ち、各スロットルボディを強固に連結するために、例えば各連結板は、十分な厚みを有する鋼材により製作されている。このような連結板が一側及び他側に備えられることにより、スロットル装置の重量を増加させてしまう。
【0006】
また、各スロットルボディの一側及び他側に連結板が配設されることにより、スロットル軸の軸線方向におけるスロットル装置の外寸、ひいては占有スペースが拡大してしまう。このため、例えばエンジンのバンク間からスロットル装置が一側及び他側にはみ出して、周辺部品の配置を制限してしまう。
【0007】
また、各連結板を介してスロットルボディを連結するには、少なくとも各スロットルボディの一側及び他側の計4箇所で連結板とスロットルボディとをビス等で締結する必要がある。しかも、このときのビスの締結操作は一側及び他側の異なる方向から行う必要があることから、工数の多さに起因して組付性が良好とは言い難い。さらに、2枚の連結板を製作するために手間及び材料費を要し、これらの要因が相俟って製造コストが高騰してしまう。
【0008】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、重量の増加、占有スペースの拡大、及び製造コストの高騰を未然に防止した上で、V型エンジンのバンク間に配設した各スロットルボディを互いに連結して、エンジンへの組付性及び組付剛性を向上することができるエンジンのスロットル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明のエンジンのスロットル装置は、V型エンジンを構成する一対のバンクの間で、バンクの並設方向に並んで配設された一対のスロットルボディと、一対のスロットルボディにそれぞれ貫設され、一対のバンクの筒内にそれぞれ吸気を案内する一対のスロットルボアと、バンクの並設方向及びスロットルボアの軸線方向に対してそれぞれ交差し、且つ互いに平行をなす一対のスロットル軸により、一対のスロットルボア内でそれぞれ開閉可能に支持された一対のスロットル弁と、一対のスロットルボディにそれぞれ一体形成されて接近方向に延設され、互いに重ねられた当接箇所を締結部材により締結されて一対のスロットルボディを結合する一対の結合部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
その他の態様として、一対のスロットルボディの一方が、スロットル軸の一端を駆動突出端として外部に突出させた主スロットルボディであり、一対のスロットルボディの他方が、スロットル軸の一端を被動突出端として外部に突出させた副スロットルボディであり、主スロットルボディのスロットル軸の他端に連結され、モータを駆動源としてスロットル軸を介してスロットル弁を開閉駆動するモータユニットと、駆動突出端及び被動突出端との間に設けられ、駆動突出端の回動を被動突出端に伝達する連動機構と、をさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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