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公開番号
2024158835
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074395
出願日
2023-04-28
発明の名称
樹脂製部品
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02M
35/024 20060101AFI20241031BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】本体部の外側面と対象物との距離が小さい場合であっても、突出部の強度を高めることができる。
【解決手段】樹脂製部品である第3ハウジング30は、射出成形により一体形成されている。第3ハウジング30は、本体部31と、締結部材を介して対象物に締結される締結部40とを有する。締結部40は、締結部材が接触する環状の接触面41及び接触面41の中心に位置する中心孔42を含むとともに本体部31の外側面34から突出する突出部43を有する。接触面41のうち接触面41の周方向において本体部31の外側面34から最も離れた部分P1の中心位置P0と中心孔42の中心42aとを通る仮想的な直線を第1仮想直線V1とするとき、接触面41を含む仮想平面上において第1仮想直線V1の一側には、本体部31の外側面34と突出部43の外側面とを連結する第1連結部50が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
射出成形により一体形成された樹脂製部品であって、
本体部と、
締結部材を介して対象物に締結される締結部と、を有し、
前記締結部は、前記締結部材が接触する環状の接触面及び前記接触面の中心に位置する中心孔を含むとともに前記本体部の外側面から突出する突出部を有し、
前記接触面のうち前記接触面の周方向において前記本体部の外側面から最も離れた部分の中心位置と前記中心孔の中心とを通る仮想的な直線を仮想直線とするとき、
前記接触面を含む仮想平面上において前記仮想直線の一側には、前記本体部の外側面と前記突出部の外側面とを連結する連結部が設けられている、
樹脂製部品。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記連結部を第1連結部とするとき、
前記仮想平面上における前記仮想直線の前記一側とは反対側には、前記本体部の外側面と前記突出部の外側面とを連結する第2連結部が設けられており、
前記第1連結部のうち前記本体部に連結された基端から前記第1連結部の先端に向かう方向に直交する前記第1連結部の断面積が、前記第2連結部のうち前記本体部に連結された基端から前記第2連結部の先端に向かう方向に直交する前記第2連結部の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の樹脂製部品。
【請求項3】
前記仮想直線を第1仮想直線とし、
前記仮想平面に沿うとともに前記第1仮想直線に直交する仮想的な直線であり、前記突出部の外側面の接線をなす直線を第2仮想直線とするとき、
前記連結部は、前記第2仮想直線よりも前記本体部の外側に突出している、
請求項1に記載の樹脂製部品。
【請求項4】
前記連結部の厚み方向の端面の縁部には、前記縁部に沿って延在するリブが設けられており、
前記リブは、前記連結部のうち前記本体部に連結された基端から前記連結部の先端まで延在している、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の樹脂製部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃機関のエアクリーナが開示されている。特許文献1に開示のエアクリーナは、インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、ケースとキャップとの間に設けられるフィルタエレメントとを備える。ケースは、射出成形により一体成形された樹脂製の第1ケース成形体を有する。第1ケース成形体は、ケース本体部と、締結部材を介して車両の対象物に締結される締結部とを有する。締結部は、締結部材が接触する平面視C字状の接触面を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-85906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、図6に示す樹脂製部品を開発した。すなわち、樹脂製部品は、平面視C字状の接触面141と、接触面141の一部を含むとともに本体部131の外側面134から突出する突出部143とを有する締結部140を備える。
【0005】
また、本願発明者は、突出部の強度を高めるべく、図7に示す樹脂製部品を開発した。すなわち、樹脂製部品は、環状の接触面241を含むとともに本体部231の外側面234から突出する突出部243とを有する締結部240を備える。
【0006】
しかしながら、図7に示す樹脂製部品の場合、締結部材から受ける応力が最大となる部分P1と、突出部243に発生するウェルドラインWLとが重なる。そのため、突出部243の強度向上の効果が低減するおそれがある。
【0007】
なお、図7に示す樹脂製部品において、突出部243の強度を高めるべく、上記応力が最大となる部分P1、すなわちウェルドラインWLの外周側に突出部243を拡張する対策が考えられる。しかしながら、樹脂製部品を締結する対象物と本体部231の外側面234との距離が小さい場合には、上記対策を採用することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための樹脂製部品は、射出成形により一体形成された樹脂製部品であって、本体部と、締結部材を介して対象物に締結される締結部と、を有し、前記締結部は、前記締結部材が接触する環状の接触面及び前記接触面の中心に位置する中心孔を含むとともに前記本体部の外側面から突出する突出部を有し、前記接触面のうち前記接触面の周方向において前記本体部の外側面から最も離れた部分の中心位置と前記中心孔の中心とを通る仮想的な直線を仮想直線とするとき、前記接触面を含む仮想平面上において前記仮想直線の一側には、前記本体部の外側面と前記突出部の外側面とを連結する連結部が設けられている。
【0009】
接触面のうち接触面の周方向において本体部の外側面から最も離れた部分において締結部材から受ける応力が最も大きくなる。
一方、樹脂製部品を射出成形により一体形成する際に、突出部を成形する樹脂通路の一端側及び他端側から他端側及び一端側に向かってそれぞれ溶融樹脂が流入する。
【0010】
上記構成によれば、接触面を含む仮想平面上において仮想直線の一側に、本体部の外側面と突出部の外側面とを連結する連結部が設けられている。このため、樹脂製部品を射出成形する際に、上記樹脂通路に加えて、連結部を成形する通路を通じて溶融樹脂が流入するようになる。これにより、上記樹脂通路のうち連結部が設けられている側からの方が、当該連結部が設けられていない側からよりも溶融樹脂が樹脂通路内に流入しやすくなる。その結果、連結部が設けられていない場合に比べて、樹脂通路の両側からそれぞれ流入する溶融樹脂同士が出会う位置、すなわちウェルドラインを、接触面において締結部材から受ける応力が最大となる位置からずらすことができる。したがって、本体部の外側面と対象物との距離が小さい場合であっても、突出部の強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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