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公開番号
2024157082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071188
出願日
2023-04-25
発明の名称
内燃機関の吸気システム
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02M
35/104 20060101AFI20241030BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】簡単な構成でインタークーラに生じた凝縮水を処理する。
【解決手段】本吸気マニホールド3は、シリンダヘッド4の吸気ポート6に接続される分岐管部5を有している。分岐管部5の下流側端7には、補助部材8が取り付けられている。補助部材8は、分岐管部5の内周側に位置する本体部10と、本体部10の外周面から突出し、分岐管部5の外周壁に固定される保持部11と、を有している。補助部材8の本体部10の外周面と分岐管部5の内周面との間には、外周側通路15が形成されている。外周側通路15は、吸気流れ方向で下流側ほど通路断面積が小さくなるよう形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられ、上記シリンダヘッドの吸気ポートに接続される吸気通路部を有する吸気マニホールドと、
上記吸気通路部の下流側端に配置された補助部材と、を備え、
上記補助部材は、上記吸気通路部の内周側に位置する管状の本体部と、上記本体部の外周面から突出し、上記吸気通路部の外周壁に固定される保持部と、を有し、
上記本体部の外周面と上記吸気通路部の内周面との間には、外周側通路が形成され、
上記外周側通路は、吸気流れ方向で下流側ほど通路断面積が小さくなるよう形成されていることを特徴とする内燃機関の吸気システム。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
上記吸気マニホールドの上流側には、インタークーラが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気システム。
【請求項3】
上記吸気マニホールドの上流側には、内燃機関の排気通路から排気の一部が還流可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の吸気システム。
【請求項4】
上記外周側通路は、上記吸気通路部の下流側の内周面をテーパ状に形成することで吸気流れ方向で下流側ほど通路断面積が小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気システム。
【請求項5】
上記吸気ポートは、上記吸気通路部と連続する上流部の内周面が、上記吸気通路部の下流側の内周面と連続するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の吸気システム。
【請求項6】
上記補助部材の上記本体部は、吸気流れ方向で下流側となる下流側端が、上記シリンダヘッドと上記吸気マニホールドとの接続面よりもシリンダヘッド側に位置するよう上記吸気マニホールドに取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の吸気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の吸気システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
過給機により圧縮された空気が冷却されることにより発生した凝縮水は、吸気管内で水滴となると、内燃機関の吸気行程で燃焼室内に入り込んで点火装置等に悪影響を及ぼす虞がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、インタークーラで発生した凝縮水が溜まる凝縮水溜まり部と、凝縮水溜まり部と凝縮水溜まり部より重力方向にて高い位置の吸気通路を連通する連通管と、を有し、吸気通路に開口する連通管の噴出口から凝縮水溜まり部に溜まった凝縮水を噴出させる技術が開示されている。特許文献1においては、連通管の噴出口の開口面積を連通管の導入口の開口面積よりも小さくすることで、液滴状の凝縮水を連通管の噴出口から噴出させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-169632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1においては、凝縮水溜まり部から吸気通路に連通管を介して凝縮水を導入しており、連通管による凝縮水の導入経路が複雑になる虞がある。すなわち、内燃機関は、吸気系に発生した凝縮水を処理するにあたって更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に内燃機関の吸気システムは、吸気マニホールドの吸気通路部の下流側端に補助部材が配置されている。そして、上記吸気通路部の内周面と上記吸気通路部の内周側に位置する上記補助部材の本体部との間には、吸気流れ方向で下流側ほど通路断面積が小さくなる外周側通路が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、補助部材を吸気マニホールドの吸気通路部の下流側端に配置する簡単な構成で、壁面を伝って吸気ポートに進入する凝縮水を処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用された内燃機関の吸気システムの要部を模式的に示した説明図。
本発明が適用された内燃機関の吸気システムにおける吸気マニホールドの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2を用いて、本発明に係る内燃機関の吸気システム1について説明する。図1は、本発明が適用された内燃機関の吸気システム1の要部を模式的に示した説明図である。図2は、本発明が適用された内燃機関の吸気システム1における吸気マニホールド3の斜視図である。内燃機関の吸気システム1は、例えば、自動車等の車両に搭載されるものである。なお、適用される内燃機関は、吸気ポート6に燃料を噴射するものでもよいし、筒内(燃焼室16内)に燃料を噴射するものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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