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公開番号2024165866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082422
出願日2023-05-18
発明の名称シリンダ加熱装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F02F 1/18 20060101AFI20241121BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エネルギーロスを低減させることができるシリンダ加熱装置を提供すること。
【解決手段】本発明のシリンダ加熱装置は、直流電流を出力する直流電源と、直流電源から出力された直流電流を交流電流に変換する電力変換装置と、電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
直流電流を出力する直流電源と、
前記直流電源から出力された直流電流を交流電流に変換する電力変換装置と、
前記電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、
を備えることを特徴とするシリンダ加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シリンダ加熱装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、電気式ヒータを用いてシリンダライナーを加熱するシリンダ加熱装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００５－１７１８８６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されたシリンダ加熱装置では、シリンダライナーと電源との間に電気式ヒータを介在させているため、シリンダライナーの加熱時に、電気式ヒータによるエネルギーロスが発生してしまう。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、エネルギーロスを低減させることができるシリンダ加熱装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るシリンダ加熱装置は、直流電流を出力する直流電源と、前記直流電源から出力された直流電流を交流電流に変換する電力変換装置と、前記電力変換装置と電気的に接続される一次側コイル、及び、内燃機関に設けられたシリンダの軸線方向でシリンダライナーの一方側と他方側とにそれぞれ対応させて設けられた電極と電気的に接続される二次側コイル、を有するトランスと、を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係るシリンダ加熱装置は、シリンダライナーに電流を直接流してシリンダライナーを加熱するため、エネルギーロスを低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係るシリンダ加熱装置の概略構成を示した図である。
図２は、電極の位置と交流電流の流れとの関係の第１例を示した図である。
図３は、電極の位置と交流電流の流れとの関係の第２例を示した図である。
図４は、電極の位置と交流電流の流れとの関係の第３例を示した図である。
図５は、２つのシリンダに対してトランスの二次側コイルを２つ設けた場合を示した図である。
図６は、２つのシリンダに対してトランスの二次側コイルを１つ設けた場合を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本発明に係るシリンダ加熱装置の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【００１０】
図１は、実施形態に係るシリンダ加熱装置１の概略構成を示した図である。実施形態に係るシリンダ加熱装置１は、内燃機関であるエンジンのシリンダブロック６１に設けられたシリンダライナー６２（シリンダ６）を加熱するための装置である。
（【００１１】以降は省略されています）

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