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公開番号2024151266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064514
出願日2023-04-11
発明の名称車両の振動低減装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 29/00 20060101AFI20241017BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】加振手段、及び、加振手段を駆動するための余分なエネルギを必要としない車両の振動低減装置を提供する。
【解決手段】振動減少制御部56により、車体フレーム48の振動が所定値以上、且つエンジン14の振動が所定値以上であることを判定した場合には、エンジン14から車体フレーム48へ伝達される振動を減少させられる。これにより、加振手段、及び、加振手段を駆動するための余分なエネルギを必要としない車両の振動低減装置10が、得られる。また、車体フレーム48の振動がエンジン14からの振動に起因するものであることが明確であるときだけ、エンジン14から車体フレーム48へ伝達される振動を減少させられるので、本来の運転状態からの変更が最小限とされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを起振源とする車両の振動を低減する車両の振動低減装置であって、
前記エンジンの振動を検知する第1振動センサと、
車体の振動を検知する第2振動センサと、
前記車体の振動が所定値以上、且つ前記エンジンの振動が所定値以上であることを判定した場合には、前記エンジンから前記車体へ伝達される振動を減少させる振動減少制御部と、を含む、
ことを特徴とする車両の振動低減装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの振動に起因する車体の振動を低減する車両の振動低減装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンからステアリングに至る車体の伝達係数を介して発生する振動、および、エンジンからフロアに至る車体の伝達係数を介して発生する振動をそれぞれ検出する加速度センサと、制振するべき位置を加振する加振手段と、振動周波数をそれぞれ検出する周波数検出手段と、検出した振動に基づいて、前記加振手段を加振する振動指令を生成する制御部と、前記振動検出手段のそれぞれ出力信号の重み付けを調整する切替手段とを備え、前記切替手段は、前記振動発生源の振動周波数に応じて、前記重み付け徐々に変化させることを特徴とする車両の振動低減装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載された車両の振動低減装置がそれである。
【0003】
このように構成された車両の振動低減装置によれば、振動源よりも小さな駆動力を持つに過ぎない加振手段を駆動することで、適切な振動抑制効果を得るることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-275819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の車両の制振装置にあっては、制振するべき位置を加振する加振手段を新たに設ける必要がある。また、加振手段を駆動するための余分なエネルギの消費を余儀なくされる。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、加振手段、及び、加振手段を駆動するための余分なエネルギを必要としない車両の振動低減装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)エンジンを起振源とする車両の振動を低減する車両の振動低減装置であって、(b)前記エンジンの振動を検知する第1振動センサと、(c)車体の振動を検知する第2振動センサと、(d)前記車体の振動が所定値以上、且つ前記エンジンの振動が所定値以上であることを判定した場合には、前記エンジンから前記車体へ伝達される振動を減少させる振動減少制御部と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、振動減少制御部により、前記車体の振動が所定値以上、且つ前記エンジンの振動が所定値以上であることを判定した場合には、前記エンジンのから前記車体へ伝達される振動を減少させられる。これにより、加振手段、及び、加振手段を駆動するための余分なエネルギを必要としない車両の振動低減装置が、得られる。また、車体の振動がエンジンから振動に起因するものであることが明確であるときだけ、エンジンから前記車体へ伝達される振動を減少させられるので、本来の運転状態からの変更が最小限とされる。
【0009】
ここで、好適には、前記振動減少制御部は、前記エンジンの動作点を、等パワーライン上で移動させることにより、前記エンジンの出力を変更することなく前記エンジンの回転数を変更する。これにより、車両の運転状態への影響が最小限とされる。
【0010】
また、好適には、前記車両は、前記エンジンから駆動輪までの動力伝達経路にロックアップクラッチを備えたものであり、前記振動減少制御部は、前記ロックアップクラッチを、締結状態、スリップ状態、解放状態のうちのいずれかの状態から他の状態へ切り替える。これにより、車両の運転状態への影響が最小限とされる。
(【0011】以降は省略されています)

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