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公開番号2024140937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052313
出願日2023-03-28
発明の名称エアクリーナ
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 35/024 20060101AFI20241003BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】フィルタエレメントの交換頻度を少なく抑えることができるエアクリーナを提供する。
【解決手段】エアクリーナは、ケース11とキャップ12とフィルタエレメント13とを備える。導入口14からケース11内の導入室15に導入された空気は、フィルタエレメント13を通過してキャップ12内の導出室17に流れ、その導出室17から導出口16を介して導出される。フィルタエレメント13は、四角形状に形成されている。導入口14は、その中心線がフィルタエレメント13における空気の通過方向と交差する方向に延びるよう形成されている。ケース11における導入口14と反対側の箇所には、導入口14から離れる方向に膨らむ形状となる壁部18が形成される。壁部18の内側には拡張室19が形成されている。拡張室19は、フィルタエレメント13における拡張室19側の一辺全体に対応する位置で、導入室15に対し繋がっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケースとキャップとフィルタエレメントとを備え、前記ケースには空気を前記ケース内の導入室に導入するための導入口が形成され、前記キャップには空気を前記キャップ内の導出室から導出する導出口が形成され、前記フィルタエレメントは、前記ケースと前記キャップとの間に挟まれ、前記ケース内の前記導入室から前記キャップ内の前記導出室に流れる空気に含まれる異物を空気から分離するエアクリーナにおいて、
前記フィルタエレメントは、四角形状に形成されており、
前記ケースの前記導入口は、その中心線が前記フィルタエレメントにおける空気の通過方向と交差する方向に延びるよう形成され、
前記ケースにおける前記導入口と反対側の箇所には、前記導入口から離れる方向に膨らむ形状となる壁部が形成され、
前記壁部の内側には拡張室が形成されており、
前記拡張室は、前記フィルタエレメントにおける前記拡張室側の一辺全体に対応する位置で、前記導入室に対し繋がっているエアクリーナ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記拡張室は、前記フィルタエレメントにおける前記一辺と交差する別の一辺に対応する位置でも、前記導入室に対し繋がっている請求項1に記載のエアクリーナ。
【請求項3】
前記壁部は、前記拡張室を前記フィルタエレメントよりも前記キャップ側に突出させる膨張部を備えている請求項1又は2に記載のエアクリーナ。
【請求項4】
前記キャップは、ヒンジ及びクランプ機構により、前記ケースに対し取り外し可能に取り付けられるものであり、
前記ヒンジは、前記キャップに形成された突出バーと、前記ケースに形成されて前記突出バーが挿入される受け部と、を備え、
前記受け部は、前記ケースの壁部における前記膨張部に繋がっている請求項3に記載のエアクリーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアクリーナに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の吸気系に取り付けられるエアクリーナは、例えば特許文献1に示されるようにケースとキャップとフィルタエレメントとを備えている。ケースには空気をケース内の導入室に導入するための導入口が形成されている。キャップには空気をキャップ内の導出室から導出する導出口が形成されている。フィルタエレメントは、ケースとキャップとの間に挟まれ、ケース内の導入室からキャップ内の導出室に流れる空気に含まれる異物を空気から分離する。また、特許文献1のエアクリーナでは、ケース内の導入室に対し、消音のための拡張室が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-222040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記エアクリーナでは、フィルタエレメントに空気から分離した異物が溜まるため、定期的にフィルタエレメントを交換することが求められる。こうしたフィルタエレメントの交換頻度を少なく抑えることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するエアクリーナは、ケースとキャップとフィルタエレメントとを備える。ケースには空気をケース内の導入室に導入するための導入口が形成される。キャップには空気をキャップ内の導出室から導出する導出口が形成される。フィルタエレメントは、ケースとキャップとの間に挟まれ、ケース内の導入室からキャップ内の導出室に流れる空気に含まれる異物を空気から分離する。上記フィルタエレメントは、四角形状に形成されている。上記ケースの導入口は、その中心線がフィルタエレメントにおける空気の通過方向と交差する方向に延びるよう形成されている。上記ケースにおける導入口と反対側の箇所には、導入口から離れる方向に膨らむ形状となる壁部が形成される。上記壁部の内側には拡張室が形成されている。上記拡張室は、フィルタエレメントにおける拡張室側の一辺全体に対応する位置で、導入室に対し繋がっている。
【0006】
上記構成によれば、拡張室が導入室に繋がる分、ケースの容積が大きくなる。そして、ケース内の容積拡大によってエアクリーナの消音効果を高めることができる。また、導入口からケース内の導入室に流入した空気は、導入室内で向きを変えてフィルタエレメントを通過する。このとき、空気に含まれる異物のうちの重いものが空気から分離した後、導入室から拡張室に入り込むことにより、その拡張室内に溜まるようになる。拡張室は、フィルタエレメントにおける拡張室側の一辺全体に対応する位置で、導入室に対し繋がっているため、空気から分離した上記異物が拡張室内に入り込みやすくなる。その結果、拡張室内に上記異物が溜まりやすくなる。拡張室はエアクリーナ内の空気の流れから外れた位置にあるため、拡張室に溜まった異物が再び上記空気の流れにのってフィルタエレメントに流れることはない。このように空気から分離した上記異物を拡張室内に溜めることができるため、その異物の分、フィルタエレメントに溜まる異物の量が少なくなる。これにより、フィルタエレメントの交換頻度を少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エアクリーナを示す斜視図である。
図1のエアクリーナを分解した状態を示す斜視図である。
図4のエアクリーナを矢印III-III方向から見た状態を示す断面図である。
図1のエアクリーナにおけるケース及びフィルタエレメントを示す平面図である。
図1のエアクリーナを矢印V-V方向から見た状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、エアクリーナの一実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
図1~図3に示すエアクリーナは、内燃機関の吸気系に取り付けることが可能となっている。図2に示すように、エアクリーナは、ケース11と、キャップ12と、フィルタエレメント13と、を備えている。
【0009】
図3に示すように、ケース11には導入口14が形成されている。導入口14は、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナよりも上流に位置する箇所に接続することが可能となっている。導入口14は、ケース11内の導入室15に繋がっている。導入口14は、吸気通路内を流れる空気をケース11内の導入室15に導入するためのものである。ケース11にはキャップ12に向けて開口する取付部11aが形成されている。取付部11aは、フィルタエレメント13を取り付けるためのものである。
【0010】
キャップ12には導出口16が形成されている。導出口16は、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナよりも下流に位置する箇所に接続することが可能となっている。導出口16は、キャップ12内の導出室17に繋がっている。導出口16は、キャップ12内の導出室17から吸気通路に空気を導出するためのものである。キャップ12におけるケース11の取付部11aに対応する位置には、ケース11に向けて開口する開口部12aが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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