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公開番号2024132606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043445
出願日2023-03-17
発明の名称リーク診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240920BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料タンクのリーク診断の精度が向上したリーク診断システムを提供することを課題とする。
【解決手段】車両に搭載された燃料タンクのリーク診断を行うリーク診断装置であって、イグニッションオフ中に、前記燃料タンク内の圧力の変化量と、前記燃料タンク内での燃料の温度の変化量とを算出する算出部と、前記燃料タンクのリークの有無を判定する判定部と、を備え、前記圧力の変化量が圧力判定値よりも大きい場合に、前記判定部は前記燃料タンクにリークは無いと判定し、前記圧力の変化量が前記圧力判定値以下であって且つ前記温度の変化量が温度判定値よりも大きい場合、前記判定部は前記燃料タンクにリークが有ると判定する、リーク診断装置。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された燃料タンクのリーク診断を行うリーク診断装置であって、
イグニッションオフ中に、前記燃料タンク内の圧力の変化量と、前記燃料タンク内での燃料の温度の変化量とを算出する算出部と、
前記燃料タンクのリークの有無を判定する判定部と、を備え、
前記圧力の変化量が圧力判定値よりも大きい場合に、前記判定部は前記燃料タンクにリークは無いと判定し、
前記圧力の変化量が前記圧力判定値以下であって且つ前記温度の変化量が温度判定値よりも大きい場合、前記判定部は前記燃料タンクにリークが有ると判定する、リーク診断装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記算出部は、イグニッションオフ中での前記圧力の最大値と最小値との差分を、前記圧力の変化量として算出し、イグニッションオフ中での前記温度の最大値と最小値との差分を、前記温度の変化量として算出し、
前記温度判定値は、前記圧力の最大値に対応した前記燃料の飽和蒸気の温度と、前記圧力の最小値に対応した前記燃料の飽和蒸気の温度との差分に基づいて設定される、請求項1のリーク診断装置。
【請求項3】
前記圧力の変化量が前記圧力判定値以下であって且つ前記温度の変化量が前記温度判定値以下の場合、前記判定部は前記燃料タンクのリークの有無を判定することなく、前記算出部は前記圧力の変化量と前記温度の変化量との算出を継続する、請求項1又は2のリーク診断装置。
【請求項4】
前記圧力と前記温度とを取得する取得部を備えた請求項1又は2の何れかのリーク診断装置。
【請求項5】
前記圧力と外気温度とを取得する取得部と、を備え、
前記算出部は、外気温度の変化に基づいて前記温度の変化パターンを複数推定し、複数の前記変化パターンのうち前記温度の最大値と前記温度の最小値との差分が最小である変化パターンを特定し、特定された前記変化パターンでの前記温度の最大値と前記温度の最小値との差分を前記温度の変化量として算出する、請求項1又は2のリーク診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リーク診断装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載され燃料タンク内の圧力に基づいて、燃料タンクのリーク診断を行うリーク診断装置がある。具体的には、エンジンの温度が大きく変化した場合に、これに対応するように燃料タンク内の圧力が大きく変化すればリークは無いと診断される。上記のエンジンの温度が大きく変化したにもかかわらず圧力の変化が小さい場合には、リークが有ると診断される。(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-137035号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばエンジンと燃料タンクとが離れて車両に搭載されている場合には、上記のエンジンの温度の変化による燃料タンク内の圧力への影響は小さい。このような場合において上記の手法では、エンジンの温度は大きく変化したが圧力の変化は小さいと判定され、リークが無いにもかかわらず有るものと誤診断されるおそれがある。このようにしてリーク診断の精度が低下するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、車両に搭載された燃料タンクのリーク診断の精度が向上したリーク診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、車両に搭載された燃料タンクのリーク診断を行うリーク診断装置であって、イグニッションオフ中に、前記燃料タンク内の圧力の変化量と、前記燃料タンク内での燃料の温度の変化量とを算出する算出部と、前記燃料タンクのリークの有無を判定する判定部と、を備え、前記圧力の変化量が圧力判定値よりも大きい場合に、前記判定部は前記燃料タンクにリークは無いと判定し、前記圧力の変化量が前記圧力判定値以下であって且つ前記温度の変化量が温度判定値よりも大きい場合、前記判定部は前記燃料タンクにリークが有ると判定する、リーク診断装置によって達成できる。
【0007】
前記算出部は、イグニッションオフ中での前記圧力の最大値と最小値との差分を、前記圧力の変化量として算出し、イグニッションオフ中での前記温度の最大値と最小値との差分を、前記温度の変化量として算出し、前記温度判定値は、前記圧力の最大値に対応した前記燃料の飽和蒸気の温度と、前記圧力の最小値に対応した前記燃料の飽和蒸気の温度との差分に基づいて設定されてもよい。
【0008】
前記圧力の変化量が前記圧力判定値以下であって且つ前記温度の変化量が前記温度判定値以下の場合、前記判定部は前記燃料タンクのリークの有無を判定することなく、前記算出部は前記圧力の変化量と前記温度の変化量との算出を継続してもよい。
【0009】
前記圧力と前記温度とを取得する取得部を備えてもよい。
【0010】
前記圧力と外気温度とを取得する取得部と、を備え、前記算出部は、外気温度の変化に基づいて前記温度の変化パターンを複数推定し、複数の前記変化パターンのうち前記温度の最大値と前記温度の最小値との差分が最小である変化パターンを特定し、特定された前記変化パターンでの前記温度の最大値と前記温度の最小値との差分を前記温度の変化量として算出してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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