TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024128750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037925
出願日
2023-03-10
発明の名称
エンジン
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02F
1/42 20060101AFI20240913BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】排気マニホールド取り付け面の上部に上向き開口のポケット部が存在してこれに水が溜まることによる腐食の問題を、簡単な構造で解消する。
【解決手段】シリンダヘッド2の排気側面のうち隣り合った排気ポート4の間の部位に、排気マニホールド取り付け面5に対して下方に入り込んだ状態の凹部24が存在しており、凹部24がガスケット6で塞がれてポケット部25になっている。ガスケット6のうち凹部24の下端に位置した部位に開口26を形成して、排気マニホールド7のフランジ板9のうち凹部24に対応した箇所は、ガスケット6に密着しない逃がし面28になっている。ガスケット6と逃がし面28との間に、開口26に連通した隙間29が空いている。ポケット部25の水は、開口26から隙間29を通って下方に流下する。従って、部材の腐食は生じない。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
排気側面に排気マニホールド取り付け面が形成されたシリンダヘッドと、フランジ板が前記排気マニホールド取り付け面にガスケットを介して固定される排気マニホールドとを有して、
前記排気マニホールド取り付け面に上向きに開口した谷状の凹部が形成されており、前記凹部が前記ガスケットで塞がれることによって上向き開口のポケット部が形成されているエンジンであって、
前記ガスケットに、前記ポケット部の少なくとも下端に連通した開口が形成されて、前記排気マニホールドのフランジ板と前記ガスケットとの間に、前記開口と連通して少なくとも下方に開口した隙間が、前記排気マニホールドのフランジ板を前記ガスケットと反対側に部分的に偏位させることによって形成されている、
エンジン。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記ポケット部は、隣り合った排気ポートの間に位置して、前記ポケット部の下端と前記開口とは、前記排気マニホールド取り付け面の上面よりも下方に位置している、
請求項1に記載したエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、シリンダヘッドにガスケットを介して排気マニホールドが固定されているエンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
シリンダヘッドの排気側面に排気マニホールドを固定するにおいて、排気側面と排気マニホールドとの間に排気ガスを冷却水で冷却するためのアダプタを介在させることがあるが、この場合、アダプタの冷却水導入口から冷却水が漏れ出ることがある。そこで、特許文献1には、アダプタから漏れ出た冷却水が排気マニホールドに伝い落ちて美感を害することを防止するため、排気マニホールドを二股状に形成して、冷却水を二股部に流下させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-208604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、外付け式の排気マニホールドが使用される多気筒エンジンでは、シリンダヘッドの排気側面に排気マニホールド取り付け面が形成されているが、排気マニホールド取り付け面は排気ポートの群を囲うようにクランク軸線方向に長い形態になっており、この排気マニホールド取り付け面にガスケットを介して排気マニホールドが固定されている。
【0005】
そして、シリンダヘッドの排気マニホールド取り付け面は平坦面に形成されているが、排気側面のうち排気マニホールド取り付け面を除いた部位は、排気通路の構造やウォータジャケットの構造などに起因して凹凸が存在しており、隣り合った排気ポートの間の部位に、排気マニホールド取り付け面の上端を下方に抉った形状の谷状の凹部が存在していることがあり、すると、シリンダヘッドの凹部とガスケットとの間に上向きのポケット部が形成される。
【0006】
そして、自動車用のエンジンでは、走行に際して雨水がポケット部に入り込んだり、冠水路の走行時に車輪で跳ね上げられた水がポケット部に入り込んだり、洗浄水がポケット部に入り込んだりすることがあり、このため、水がポケット部に溜まって、シリンダヘッドやガスケット、排気マニホールドを腐食させるおそれがあった。
【0007】
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、
「排気側面に排気マニホールド取り付け面が形成されたシリンダヘッドと、フランジ板が前記排気マニホールド取り付け面にガスケットを介して固定される排気マニホールドとを有して、
前記排気マニホールド取り付け面に上向きに開口した谷状の凹部が形成されており、前記凹部が前記ガスケットで塞がれることによって上向き開口のポケット部が形成されている」
というエンジンに関し、このエンジンは、請求項1のとおり、
「前記ガスケットに、前記ポケット部の少なくとも下端に連通した開口が形成されて、前記排気マニホールドのフランジ板と前記ガスケットとの間に、前記開口と連通して少なくとも下方に開口した隙間が、前記排気マニホールドのフランジ板を前記ガスケットと反対側に部分的に偏位させることによって形成されている」
という構成になっている。
【0009】
本願発明は請求項2の構成も含んでおり、この発明は、
「前記ポケット部は、隣り合った排気ポートの間に位置して、前記ポケット部の下端と前記開口とは、前記排気マニホールド取り付け面の上面よりも下方に位置している」
という構成になっている。
【0010】
本願発明において、ガスケットの開口は閉じた内周を有する穴であってもよいし、上向きに開口した切り開き溝であってもよい。いずれにしても、開口はポケット部の下端と連通しておればよく、大きさや形状は任意に設定できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社SUBARU
消音装置
29日前
株式会社SUBARU
排ガス浄化装置
16日前
個人
アンモニアを燃焼させるシステムと方法
16日前
トヨタ紡織株式会社
樹脂製部品
8日前
株式会社SUBARU
排ガス再循環装置
18日前
株式会社ミクニ
吸気マニホールド及び船外機
29日前
スズキ株式会社
排気再循環システムの制御装置
8日前
ダイヤゼブラ電機株式会社
内燃機関用点火装置
2日前
日野自動車株式会社
燃料噴射装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両の振動低減装置
23日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
16日前
日産自動車株式会社
内燃機関の吸気システム
9日前
ほつま工房株式会社
低温スターリングエンジンの構造詳細
16日前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンの制御装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンの制御装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常判定装置
22日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
16日前
株式会社豊田自動織機
車両制御装置
22日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
22日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
22日前
株式会社豊田自動織機
排気システム
8日前
日立Astemo株式会社
エンジン制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
燃料系配管
16日前
株式会社豊田自動織機
エンジンシステム
16日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
24日前
スズキ株式会社
気体燃料供給システム
22日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関、及び内燃機関の制御装置
29日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関の制御装置
22日前
株式会社クボタ
車載燃料タンク装置、及び多目的車両
18日前
株式会社やまびこ
エンジン制御装置およびエンジン制御方法
1日前
株式会社クボタ
車載燃料タンク装置、及び多目的車両
18日前
株式会社ミクニ
エンジンのスロットル装置
18日前
スズキ株式会社
エンジンの空燃比制御装置
10日前
株式会社セイブ・ザ・プラネット
内燃機関用点火装置および内燃機関
23日前
トヨタ自動車株式会社
水素燃料を用いた内燃機関の燃料噴射制御装置
29日前
日産自動車株式会社
内燃機関のノッキング制御方法および装置
16日前
続きを見る
他の特許を見る