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公開番号
2024148458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023061621
出願日
2023-04-05
発明の名称
内燃機関、及び内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
19/12 20060101AFI20241010BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】水噴射弁から噴射される水の微細化を図る。
【解決手段】内燃機関10は、気筒12と、水噴射弁51と、燃料噴射弁52と、を備えている。気筒12は、中心軸Cを有する円筒状である。水噴射弁51は、気筒12内に水を噴射する。燃料噴射弁52は、気筒12内に気体燃料を噴射する。気筒12の中心軸Cに平行、且つ水噴射弁51の先端及び燃料噴射弁52の先端を含む平面で断面視したとき、水噴射弁51の噴射軸線WJ及び燃料噴射弁52の噴射軸線GJが、気筒12内において交差する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸を有する円筒状の気筒と、
前記気筒内に水を噴射する水噴射弁と、
前記気筒内に気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、
を備え、
前記気筒の中心軸に平行、且つ前記水噴射弁の先端及び前記燃料噴射弁の先端を含む平面で断面視したとき、
前記水噴射弁の噴射軸線及び前記燃料噴射弁の噴射軸線が、前記気筒内において交差する
内燃機関。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記気筒に接続する吸気通路と、前記気筒に接続する排気通路と、をさらに備え、
前記断面視において、前記気筒の中心軸に対して前記吸気通路側を吸気側領域とし、前記気筒の中心軸に対して前記排気通路側を排気側領域としたとき、
前記水噴射弁は、前記吸気側領域に位置し、前記燃料噴射弁は、前記排気側領域に位置する
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記気筒に接続する吸気通路と、前記気筒に接続する排気通路と、をさらに備え、
前記断面視において、前記気筒の中心軸に対して前記吸気通路側を吸気側領域とし、前記気筒の中心軸に対して前記排気通路側を排気側領域としたとき、
前記水噴射弁及び前記燃料噴射弁は、いずれも前記吸気側領域に位置する
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記断面視において、
前記燃料噴射弁の噴射軸線は、前記燃料噴射弁の中心軸線に対して、前記水噴射弁から遠い側に位置する
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関。
【請求項5】
中心軸を有する円筒状の気筒と、
前記気筒に接続する吸気通路と、
前記吸気通路に位置し、前記気筒内に水を噴射する水噴射弁と、
前記気筒内に気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記吸気通路における前記気筒側の開口を開閉する吸気弁と、
を備え、
前記気筒の中心軸に平行、且つ前記水噴射弁の先端及び前記燃料噴射弁の先端を含む平面で断面視したとき、
前記水噴射弁の噴射軸線及び前記燃料噴射弁の噴射軸線が、前記気筒内において交差する
内燃機関を対象とする制御装置であって、
前記吸気弁が開状態であるときに前記水噴射弁から水を噴射させ、
前記吸気弁が閉状態になる前に前記燃料噴射弁から気体燃料を噴射させる
内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関、及び内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の内燃機関は、気筒と、吸気通路と、を備えている。吸気通路は、第1通路と、サージタンクと、第2通路と、を有している。第1通路の下流端に、サージタンクが接続している。サージタンクの下流端に、第2通路が接続している。第2通路の下流端に、気筒が接続している。また、内燃機関は、ポート噴射弁と、筒内噴射弁と、水噴射弁と、を備えている。ポート噴射弁は、第2通路内に燃料を噴射する。筒内噴射弁は、気筒内に燃料を噴射する。水噴射弁は、第1通路内に水を噴射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-3250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような内燃機関では、水噴射弁から噴射された水が微細であるほど、水が気化しやすい。すなわち、噴射された水が微細であるほど、気化熱により気筒に流入する吸気の温度を低下できる。しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関においては、水噴射弁から噴射される水の微細化について、何ら検討されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、中心軸を有する円筒状の気筒と、前記気筒内に水を噴射する水噴射弁と、前記気筒内に気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備え、前記気筒の中心軸に平行、且つ前記水噴射弁の先端及び前記燃料噴射弁の先端を含む平面で断面視したとき、前記水噴射弁の噴射軸線及び前記燃料噴射弁の噴射軸線が、前記気筒内において交差する内燃機関である。
【0006】
また、上記課題を解決するため、本発明は、中心軸を有する円筒状の気筒と、前記気筒に接続する吸気通路と、前記吸気通路に位置し、前記気筒内に水を噴射する水噴射弁と、前記気筒内に気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記吸気通路における前記気筒側の開口を開閉する吸気弁と、を備え、前記気筒の中心軸に平行、且つ前記水噴射弁の先端及び前記燃料噴射弁の先端を含む平面で断面視したとき、前記水噴射弁の噴射軸線及び前記燃料噴射弁の噴射軸線が、前記気筒内において交差する内燃機関を対象とする制御装置であって、前記吸気弁が開状態であるときに前記水噴射弁から水を噴射させ、前記吸気弁が閉状態になる前に前記燃料噴射弁から気体燃料を噴射させる内燃機関の制御装置である。
【0007】
上記構成によれば、水噴射弁から噴射される水の多くが、燃料噴射弁から噴射される気体燃料に衝突する。そして、水は、気体燃料と衝突することで、粒径がより小さくなる。すなわち、上記構成によれば、水噴射弁から噴射される水が、より微細化する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、内燃機関の概略構成図である。
図2は、水噴射弁の水噴射タイミングと、燃料噴射弁の燃料噴射タイミングとを説明する図である。
図3は、水噴射弁の噴射軸線と、燃料噴射弁の噴射軸線と、を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、内燃機関の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<内燃機関の概略構成について>
図1に示すように、車両500は、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、車両500の駆動源である。内燃機関10は、クランク軸11と、4つの気筒12と、4つのピストン13と、4つのコネクティングロッド14と、4つの点火プラグ15と、を備えている。なお、図1では、4組存在する気筒12、ピストン13、コネクティングロッド14、点火プラグ15の組のうちの1組のみを図示している。
【0010】
気筒12は、燃料と吸入空気との混合気を燃焼させるための空間である。気筒12は、中心軸Cを有する円筒状である。ピストン13は、気筒12内に位置している。ピストン13は、混合気の燃焼に伴い気筒12内を往復運動する。ピストン13は、コネクティングロッド14を介してクランク軸11に連結している。したがって、「気筒12内」とは、下死点に位置するピストン13に対して上死点側の空間である。コネクティングロッド14は、ピストン13の往復運動を、クランク軸11の回転運動として伝達する。点火プラグ15の先端は、気筒12内に位置している。点火プラグ15は、気筒12内の混合気に点火する。クランク軸11は、内燃機関10の出力軸である。クランク軸11は、自動変速機501、及び図示しないディファレンシャル等を介して駆動輪502に連結している。
(【0011】以降は省略されています)
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