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公開番号2024148572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061805
出願日2023-04-06
発明の名称吸気マニホールド及び船外機
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類F02M 35/10 20060101AFI20241010BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ボス部と補強リブを一体的に型成形する際に、ヒケ等の発生を防止して、機械的強度を確保でき、特に、アウトサートによりナットを堅固に固定できるボス部を備えた吸気マニホールド及びそれを備えた船外機を提供する。
【解決手段】エンジン2に適用される吸気マニホールドMであって、吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンク100と、サージタンクに連通する複数の分岐管211,212,213,311,312,313を備え、サージタンク100は、その外壁110において一体成形された、円筒状のボス部111及びボス部の中心Sに向かう方向に延びてボス部に接続されたボス補強リブ114を含む。
【選択図】図9

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンに適用される吸気マニホールドであって、
吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンクと、
前記サージタンクに連通する複数の分岐管と、を備え、
前記サージタンクは、その外壁において一体成形された、円筒状のボス部及び前記ボス部の中心に向かう方向に延びて前記ボス部に接続されたボス補強リブを含む、
ことを特徴とする吸気マニホールド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記サージタンクは、前記ボス部に固定されたナットを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項3】
前記ナットは、前記ボス部に対してアウトサートされている、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸気マニホールド。
【請求項4】
前記ボス補強リブは、前記ボス部の周方向に離隔して放射状に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項5】
前記サージタンクの外壁の少なくも一部は、平板状に形成された平板状外壁を含み、
前記ボス部及び前記ボス補強リブは、前記平板状外壁に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項6】
前記ボス補強リブの板厚は、前記ボス部の肉厚と同等以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項7】
前記サージタンクは、前記外壁において一体成形された格子状補強リブを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項8】
前記サージタンクは、前記外壁において一体成形された格子状補強リブを含み、
前記ボス補強リブは、前記ボス部の周方向に離隔して放射状に配置されると共に前記格子状補強リブに接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項9】
前記サージタンクの外壁の少なくも一部は、平板状に形成された平板状外壁を含み、
前記ボス部、前記ボス補強リブ、及び前記格子状補強リブは、前記平板状外壁に形成されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の吸気マニホールド。
【請求項10】
前記複数の分岐管は、少なくとも一つの分岐通路をそれぞれ画定する第1分岐管モジュール及び第2分岐管モジュールを含み、
前記サージタンクは、両端において第1開口部及び第2開口部を画定する筒状に形成され、前記第1開口部の周りにおいて前記第1分岐管モジュールが接続される第1フランジ部と、前記第2開口部の周りにおいて前記第2分岐管モジュールが接続される第2フランジ部と、吸気が流入する流入口と、前記流入口の周りにおいてスロットルボディが接続される第3フランジ部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば船外機等のエンジンの吸気系に適用される吸気マニホールドに関し、特に、サージタンクの外壁にボス部が型成形された吸気マニホールド及びそれを搭載した船外機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンのシリンダブロックの周りを取り囲むように、シリンダブロックの左外側に配置された左側吸気管及び左側サージタンクと、シリンダブロックの右外側に配置された右側吸気管及び右側サージタンクと、左側サージタンクと右側サージタンクの間に介在するスロットルボディを備えた構造をなすものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
【0003】
また、他の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンの両側のシリンダヘッドの周りを取り囲むように、左側シリンダヘッドの外側に配置された左側吸気管及び左側サージタンクと、右側シリンダヘッドの外側に配置された右側吸気管及び右側サージタンクと、左側サージタンクに連結されたスロットルボディとを備え、左側サージタンクと右側サージタンクを接続して連通させ、左側サージタンク及び右側サージタンクの外縁部から突出して形成された複数の固定部を含む構造をなすものが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
【0004】
さらに、他の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンの両側のシリンダヘッドに挟まれる領域に配置され、複数の吸気管と、吸気管の上流側に形成されたサージタンクと、サージタンクに接続されたスロットルボディ(電子制御スロットル)とを備えた構造をなすものが知られている(例えば、特許文献4を参照)。
【0005】
上記のように、従来の吸気マニホールドにおいては、サージタンクの外壁には他の機能部品が取り付けられていないため、取付け用のボス部も設けられていない。
仮に、サージタンクの外壁に種々の機能部品を締結して固定する場合、機械的な強度を確保しつつ専用のボス部を設けることが必要になる。
そこで、サージタンクの外壁に対して、機械的強度を確保するべく補強リブと一緒にボス部を型成形する際に、ボス部と補強リブの接触領域が大きくなると、成型後の冷却時に局部的な収縮によるヒケ(窪み、ヒケ巣)を生じる虞がある。このようなヒケは、ボス部の穴形状を変形させて寸法精度の低下を招く虞がある。それ故に、特に、ボス部にアウトサートによりナットを固定する場合は、ナットを堅固に固定することができず、機能上の信頼性が損なわれる虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-23844号公報
特開2003-247467号公報
特開2020-101096号公報
特開2015-227629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、ボス部と補強リブを一体的に型成形する際に、ヒケ等の発生を防止して、機械的強度を確保でき、特に、アウトサートによりナットを堅固に固定できるボス部を備えた吸気マニホールド及びそれを備えた船外機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の吸気マニホールドは、エンジンに適用される吸気マニホールドであって、吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンクと、サージタンクに連通する複数の分岐管とを備え、サージタンクは、その外壁において一体成形された、円筒状のボス部及びボス部の中心に向かう方向に延びてボス部に接続されたボス補強リブを含む、構成となっている。
【0009】
上記吸気マニホールドにおいて、サージタンクは、ボス部に固定されたナットを含む、構成を採用してもよい。
【0010】
上記吸気マニホールドにおいて、ナットは、ボス部に対してアウトサートされている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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