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公開番号2024128749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037924
出願日2023-03-10
発明の名称エンジン用インシュレータ
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02F 7/00 20060101AFI20240913BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気マニホールドを覆うインシュレータに関し、剛性アップと締結作業性向上とを図る。
【解決手段】インシュレータ8は、上面部21aと壁部21b~21dとからなるシェル構造を成した第1部分21と、第1部分21における上面部21aの基端から立ち上がった第2部分22と、第2部分22の上端からシリンダヘッド2の側に延出された第3部分23とで構成されている。上面部21aと第2部分22と第3部分23とが階段状に連続しているため、それらが補強し合って、インシュレータ8の剛性が格段に向上する。締結は第2部分22の左右両端部と第1部分21の先端壁部21cとで行われるが、これらはいずれも略鉛直姿勢になっているため、締結手段として左右長手のスタッドボルトを使用できると共に、種類のレンチで姿勢を変えることなく締結作業を行える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
主として排気マニホールドから放射される熱を遮るインシュレータであって、
上面部とこれに連続した壁部とを有して前記排気マニホールドを覆う第1部分と、前記第1部分のうちシリンダヘッドに近い基端縁から立ち上がった第2部分と、前記第2部分の上端から前記シリンダヘッドに向けて延びる第3部分とを有しており、
前記第2部分に、前記排気マニホールド又はシリンダヘッドに固定される締結部を設けている、
エンジン用インシュレータ。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記第2部分のうちクランク軸線方向に向いた両端部に、前記締結部と成した上向き突部が形成されており、前記第2部分及び第3部分は、前記第2部分における両上向き突部の間で下向きに凹んでいる、
請求項1に記載したエンジン用インシュレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、自動車用等のエンジンの排気側に配置される遮熱用インシュレータに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンの排気ガスは排気マニホールドから排出されるが、排気マニホールドは高温になるため、金属板製のインシュレータによって遮熱していることが多い。このインシュレータは排気マニホールドを覆う形態になっているが、排気マニホールドはシリンダヘッドから横方向に向いてのち下方に向かうように曲がっているため、インシュレータも、特許文献1,2に開示されているように、排気マニホールドを上から覆う上面部と側方(外周方向)から覆う壁部とを有してシェル構造になっている。
【0003】
そして、インシュレータは、一般に、上面部と壁部とがそれぞれボルトで排気マニホールドに固定されている。このため、排気マニホールドには、インシュレータを固定するためのブラケット部が設けられている。
【0004】
さて、シリンダヘッドの排気側面には、排気マニホールドが固定されるランド部(ボス部)がクランク軸線方向に長い状態で形成されていて、ランド部に排気ポートが開口しているが、ランド部の上方に、排気ポートやウォータジャケットなどとの関係で内側に抉られたような凹部が存在することがある。
【0005】
そこで、特許文献1では、自動車用エンジンのインシュレータに関して、インシュレータの上面部に、シリンダヘッドの凹部に入り込んだ延長部を設けて、この延長部を利用して走行風をインシュレータで囲われた空間に取り込んでおり、このように構成すると、インシュレータや排気マニホールドの冷却性能が向上すると共に、インシュレータの耐久性も向上できる利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-319886号公報
特開2002-235554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
インシュレータは排気マニホールドを包むようなシェル状の立体形状になっているため相応の剛性を備えているが、特に上面部は面積が広いため膜振動しやすくなっており、従って、更なる剛性アップの対策が要請されていると云える。また、組み付けに際しての作業性向上という要請も存在していると云える。
【0008】
本願発明は、このような要請に応える技術を開示しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、主として排気マニホールドから放射される熱を遮るインシュレータを対象にしており、このインシュレータは、
「上面部とこれに連続した壁部とを有して前記排気マニホールドを覆う第1部分と、前記第1部分のうちシリンダヘッドに近い基端縁から立ち上がった第2部分と、前記第2部分の上端から前記シリンダヘッドに向けて延びる第3部分とを有しており、
前記第2部分に、前記排気マニホールド又はシリンダヘッドに固定される締結部を設けている」
という構成になっている。
【0010】
本願発明は様々に展開できる。その例として請求項2では、
「前記第2部分のうちクランク軸線方向に向いた両端部に、前記締結部と成した上向き突部が形成されており、前記第2部分及び第3部分は、前記第2部分における両上向き突部の間で下向きに凹んでいる」
という構成を採用している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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