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公開番号2024132826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023179752
出願日2023-10-18
発明の名称エンジン
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F02B 67/00 20060101AFI20240920BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】コンパクトでありながら、スタータモータへの熱の影響を抑制することができるエンジンを提供する。
【解決手段】本開示のエンジンEでは、ピストン往復方向VDとクランクシャフト3の軸心方向WDの両方に直交する直交方向PDに関して、スタータモータ60およびフィルタ62がシリンダ6よりも排気ポート18側に配置されている。また、ピストン往復方向VDに関して、スタータモータ60がシリンダ6よりもクランクケース4側に配置され、スタータモータ60のシリンダヘッド8側にフィルタ62が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、
前記クランクシャフトを支持するクランクケースと、
前記クランクケースからピストンの往復方向に突出するシリンダと、
前記シリンダの突出端に連結されたシリンダヘッドと、
前記エンジンを始動するために前記クランクシャフトを回転させるスタータモータと、
エンジンを循環する潤滑液を濾過するフィルタと、を備え、
前記シリンダヘッドにおけるピストン往復方向と前記クランクシャフトの軸心方向の両方に直交する直交方向の一方側の面に吸気ポートが形成され、他方側の面に排気ポートが形成され、
前記直交方向に関して、前記スタータモータおよび前記フィルタが前記シリンダよりも前記排気ポート側に配置され、
前記ピストン往復方向に関して、前記スタータモータが前記シリンダよりも前記クランクケース側に配置され、前記スタータモータの前記シリンダヘッド側に前記フィルタが配置されているエンジン。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエンジンにおいて、前記スタータモータおよび前記フィルタが、前記クランクシャフトに対して平行に延び、
前記フィルタが前記クランクシャフトの軸心方向の外側に向いているエンジン。
【請求項3】
請求項1に記載のエンジンにおいて、前記ピストン往復方向に関して、前記スタータモータの回転軸心が、前記クランクシャフトの回転軸心よりも前記シリンダヘッドと反対側に位置しているエンジン。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジンにおいて、さらに、前記クランクシャフトの回転に連動して駆動し、前記エンジンの被冷却部位に冷却液を供給するポンプを備え、
前記ポンプが、前記ピストン往復方向に関して、前記クランクシャフトよりも前記シリンダヘッド側に配置され、前記直交方向に関して前記シリンダよりも吸気ポート側に配置されているエンジン。
【請求項5】
請求項4に記載のエンジンにおいて、さらに、前記クランクシャフトの動力により吸排気バルブを駆動する動弁機構と、前記クランクシャフトの動力を前記動弁機構に伝達する動力伝達部材とを備え、
前記クランクシャフトの軸心方向における前記動力伝達部材が配置される側に、前記スタータモータおよび前記ポンプが配置されているエンジン。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジンにおいて、前記直交方向から見て、前記フィルタが前記排気ポートから前記クランクシャフトの軸心方向にオフセットして配置されているエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、乗物の駆動源として用いられるエンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車のような乗物の駆動源として、エンジンが用いられることがある(例えば、特許文献1)。特許文献1のエンジンでは、クランクケースの前面において、オイルフィルタがクランクケースの下部に配置され、スタータモータがクランクケースの上部に配置されている。これにより、平面視で、オイルフィルタとスタータモータが重なるように配置できるので、エンジンを幅方向にコンパクトに構成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-065465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のエンジンでは、スタータモータがエンジンの排気ポートの近くに配置されているので、スタータモータが排気の熱による影響を受ける恐れがある。
【0005】
本出願の開示は、コンパクトでありながら、スタータモータへの熱の影響を抑制することができるエンジンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係るエンジンは、ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、前記クランクシャフトを支持するクランクケースと、前記クランクケースからピストンの往復方向に突出するシリンダと、前記シリンダの突出端に連結されたシリンダヘッドと、前記エンジンを始動するために前記クランクシャフトを回転させるスタータモータと、エンジンを循環する潤滑液を濾過するフィルタとを備えている。前記シリンダヘッドにおけるピストン往復方向と前記クランクシャフトの軸心方向の両方に直交する直交方向の一方側の面に吸気ポートが形成され、他方側の面に排気ポートが形成されている。前記直交方向に関して、前記スタータモータおよび前記フィルタが前記シリンダよりも前記排気ポート側に配置され、且つ、前記ピストン往復方向に関して、前記スタータモータが前記シリンダよりも前記クランクケース側に配置され、前記スタータモータの前記シリンダヘッド側に前記フィルタが配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のエンジンによれば、スタータモータとフィルタがピストン往復方向に離間して配置される。したがって、ピストン往復方向から見て、スタータモータとフィルタが重なるように配置できるので、エンジンをクランクシャフトの軸心方向、すなわち幅方向にコンパクト化できる。また、ピストン往復方向に関して、スタータモータがシリンダよりもクランクケース側に配置され、スタータモータのシリンダヘッド側にフィルタが配置されているので、スタータモータをエンジンの排気ポートから離して配置できる。これにより、スタータモータが排気の熱による影響を受けるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るエンジンを示す右側面図である。
同エンジンを示す正面図である。
同エンジンを示す背面図である。
同エンジンを示す平面図である。
同エンジンの発電機カバーを外した状態を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図1~5を参照しながら説明する。本実施形態のエンジンEは、レシプロエンジンであり、例えば、例えば、胴体の先端にプロペラが配置される飛行機に用いられる。この場合、胴体内にエンジンEが収容されて、エンジン動力がプロペラに伝達される。エンジンEの用途は、これに限定されず、例えば、船舶の駆動源としても適用可能である。二輪車や四輪車などの車両の駆動源としても適用可能である。
【0010】
以下の説明において、「幅方向WD」とは、エンジンEのクランクシャフト2の延びる方向をいう。幅方向WDにおいて、幅方向中心に向かう方向を「幅方向内側」といい、幅方向中心から離れる方向を「幅方向外側」という。「往復方向VD」とは、エンジンEのピストンの往復動方向をいう。「幅方向WD」と「往復方向VD」の両方に直交する方向を「直交方向PD」という。
(【0011】以降は省略されています)

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