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公開番号
2024125614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033541
出願日
2023-03-06
発明の名称
エンジン制御用電磁弁
出願人
株式会社やまびこ
代理人
個人
主分類
F02M
37/00 20060101AFI20240911BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】弁室の出口ポート又は入口ポートの成形精度を維持しつつシール性の保持が容易なエンジン制御用電磁弁を提供するだけでなく、開弁の応答性、開度の微妙な制御が可能なエンジン制御用電磁弁を提供する。
【解決手段】可動弁体(24)は弁部材(22)と板バネ(26)とで構成されている。弁室(S)を形成する弁室形成部材(10)には通路形成部材(12)が固設されている。通路形成部材(12)は、一端から他端に亘って延びる流体通路(14)を有し、流体通路(14)の一端(14 a)が弁室(S)の出口ポートを構成している。通路形成部材(12)は、出口ポートから離れて且つ包囲するO-リング(20)を有し、O-リング(20)が弁座を構成している。板バネ(26)のバネ力で弁部材(22)がO-リング(20)に圧接して閉弁状態が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弁座と、電磁コイルの作用によって進退動する可動弁体と、を有し、
前記可動弁体が進出して、該可動弁体が前記弁座に着座することによって閉弁状態が形成され、開弁状態は、前記可動弁体が退却して前記弁座から離れることによって形成されるエンジン制御用電磁弁において、
前記弁座が弾性シール部材で構成され、該弾性シール部材は、弁室の出口ポートまたは入口ポートの周囲に配置され、該出口ポートまたは入口ポートから径方向に離間した位置において、該出口ポートまたは入口ポートを囲んでおり、
前記可動弁体が前記弾性シール部材を押圧することによって前記閉弁状態が形成されると共にシール性が保持される、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエンジン制御用電磁弁において、
前記弾性シール部材がO-リングで構成されている、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
【請求項3】
請求項2に記載のエンジン制御用電磁弁において、
前記弁室の出口ポートまたは入口ポートの周囲において全周に亘って延びる周溝を有し、
該周溝に前記O-リングが密に圧接した状態で収容されている、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
【請求項4】
請求項1に記載のエンジン制御用電磁弁において、
前記弁室の出口ポートまたは入口ポートを含む通路形成部材を有し、
前記弾性シール部材が、前記通路形成部材と一体成形されたシールゴムで構成されている、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のエンジン制御用電磁弁において、
前記可動弁体が、弁部材と、該弁部材を支持する板バネとで構成され、
該板バネによって前記弁部材が付勢されている、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
【請求項6】
請求項5に記載のエンジン制御用電磁弁において、
前記弁部材の外周部が前記弾性シール部材を押圧することで前記閉弁状態が形成されたときに、該弾性シール部材の断面形状が前記弁部材の外周縁部に沿って変形する、ことを特徴とするエンジン制御用電磁弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はエンジン制御用電磁弁に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液体の流れを制御するのに電磁弁が用いられている。その典型例がエンジン制御であり、エンジン本体に対する燃料供給の制御に電磁弁が用いられている。電磁弁は、周知のように、弁座と、電磁コイルの作用によって進退動する可動弁体とで構成され、可動弁体が進出して弁座に着座することによって閉弁状態が形成される。他方、可動弁体が退却して弁座から離れることによって開弁状態が形成される。
【0003】
特許文献1は、金属同士の圧接によって閉弁状態のシール性を保持する電磁弁を開示している、特許文献1の電磁弁の概要を説明すると、電磁弁は、電磁コイル、プランジャを備えたプランジャユニットと、弁本体とで構成されている。弁本体は、プランジャによって進退動する可動弁体と、可動弁体が離着座する弁座とを有している。なお、特許文献1は、この電磁弁は常閉制御に用いられる、と記載している。
【0004】
具体的には、可動弁体の弁部材が金属ボールで構成されている。他方、弁座は、弁室の出口ポートの周縁で構成されている。この構成から、特許文献1の電磁弁は、メタル・コンタクトタイプの電磁弁に分類される。金属ボールはコイルバネによって閉弁方向に付勢されている。プランジャが進出して金属ボールが、出口ポートの周縁に着座することで電磁弁が閉弁状態になる。この閉弁状態では、コイルバネによって金属ボールを閉じ方向に付勢することでシール性が保持される。
【0005】
メタル・コンタクトタイプの中には、弁部材と板バネとで可動弁体の弁部が構成され、他方、弁座が、弁室の出口ポート又は入口ポートの周りの平らな面で構成した電磁弁が知られている。この電磁弁は、弁部材が、ポート周囲の平らな面に着座することで閉弁状態が形成される。この閉弁状態では、板バネのバネ力でシール性が確保される。
【0006】
特許文献2は、弁座を、ブロック状の肉厚の弾性部材によって構成すると共に、このブロック状の弾性部材で流体の出口ポート又は入口ポートを形成した電磁弁を開示している。プランジャが進出して弾性部材に圧接して、弾性部材で構成される出口ポート又は入口ポートを閉じることで閉弁状態になる。特許文献2の電磁弁は、所謂、弾性シールタイプの電磁弁である。ブロック状の弾性部材が弁室の出口ポート又は入口ポートを規定することから、弾性部材の成形精度が求められる。エンジン制御用の電磁弁は小型であることから弾性部材は小さな部品である。このことから、弾性部材の成形精度つまり出口ポート又は入口ポートの精度を保つのは厄介である。また、弾性部材で弁室の出口ポート又は入口ポートの精度を経年的に維持するのは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
JP特許第6218777号
JP特開平8(1996)―312826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
メタル・コンタクトタイプの電磁弁はシール性の保持が難しいという問題を有している。シール性を保持するには、可動弁体を強い力で弁座に押し付ける必要がある。このことから、開弁の応答性、開度の微妙な制御が難しいという問題を有している。
【0009】
また、可動弁体を弁部材と板バネで構成した電磁弁では、閉弁及びシール性の保持のために板バネのバネ力を高める必要がある。この弁部材及び板バネは小さな部品であり、加工精度を維持しつつシール性を高めるためには製造コストが高くなるという問題がある。
【0010】
弾性シールタイプの電磁弁は、上述したように、弁室の出口ポート又は入口ポートを形成する弾性部材の成形精度を保つのは厄介であり、弁室の出口ポート又は入口ポートの精度を経年的に維持するのは難しい。
(【0011】以降は省略されています)
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