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公開番号2024138608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049162
出願日2023-03-27
発明の名称車両の制御方法及び車両の制御装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 41/22 20060101AFI20241002BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】必要以上のトルクダウンを行うことなく内燃機関の過回転を抑制する。
【解決手段】コントロールユニットは、内燃機関の現在の機関回転数Rrと上限回転数Rmとの差分に基づいて所定の目標差回転数Rtdを算出し、この目標差回転数Rtdの積算値に基づいて内燃機関の出力制限用のリミットトルクTLを算出する。コントロールユニットは、内燃機関の目標トルクTtがリミットトルクTL以上となった場合に、内燃機関のトルクをリミットトルクTLに制限する。リミットトルクTLは、変速機のギヤ段が低いほど変化の割合が大きくなるよう設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の機関回転数と予め設定された上記内燃機関の上限回転数との差分に基づいて所定の目標差回転数を算出し、
上記目標差回転数の積算値に基づいて上記内燃機関のリミットトルクを算出し、
上記内燃機関の目標トルクが上記リミットトルク以上となった場合に、上記内燃機関のトルクを上記リミットトルクに制限し、
上記リミットトルクは、上記内燃機関に接続された変速機のギヤ段が低いほど変化の割合が大きくなるよう設定されていることを特徴とする車両の制御方法。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
上記内燃機関のトルクは、上記リミットトルクに制限すると、上記変速機のギヤ段が低くなるほど、所定時間当たりのトルクの変化量が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御方法。
【請求項3】
上記リミットトルクの所定時間当たりの変化量は、上記リミットトルクが上記内燃機関の目標トルクよりも小さくなると、上記リミットトルクが上記内燃機関の目標トルク以上のときよりも大きくなることを特徴とする請求項2に記載の車両の制御方法。
【請求項4】
上記変速機は、車速の上昇に伴って上記内燃機関の機関回転数が上昇する変速モードを備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の車両の制御方法。
【請求項5】
内燃機関の機関回転数と予め設定された上記内燃機関の上限回転数との差分に基づいて所定の目標差回転数を算出する目標差回転数算出部と、
上記目標差回転数の積算値に基づいて上記内燃機関のリミットトルクを算出するリミットトルク算出部と、
上記内燃機関の目標トルクが上記リミットトルク以上となった場合に、上記内燃機関のトルクを上記リミットトルクに制限する制御部と、を有し、
上記リミットトルクは、上記内燃機関に接続された変速機のギヤ段が低いほど変化の割合が大きくなることを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御方法及び車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、内燃機関の機関回転数が所定回転数に到達すると、アクセル開度の大きさに関わらず、スロットル弁のスロットル開度を変速機のギヤ位置に応じて設定された目標スロットル開度に制御して、車両走行中における内燃機関の過回転を防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-314336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の機関回転数は、変速機のギヤ段に応じて所定回転数に到達するまでの上昇速度が異なる。そのため、内燃機関は、トルクダウンを開始する所定回転数を変速機のギヤ段に関係なく一定に設定すると、必要以上のトルクダウンにより駆動力不足となったり、トルクダウンが不足して過回転を招いたりする虞がある。
【0005】
つまり、内燃機関の過回転を抑制して当該内燃機関を保護するにあたっては、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両は、内燃機関の機関回転数内燃機関の上限回転数との差分に基づいて算出される目標差回転数の積算値に基づいて内燃機関のリミットトルクを算出し、内燃機関の目標トルクがリミットトルク以上となった場合に、内燃機関のトルクをリミットトルクに制限する。そして、リミットトルクは、内燃機関に接続された変速機のギヤ段が低いほど変化の割合が大きくなるよう設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、必要以上にトルクダウンして運転者に駆動力不足を感じさせることを抑制できるともに、トルクダウンが不足して過回転となることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
内燃機関の過回転を防止する際の機関回転数とトルクの動きの一例を示すタイミングチャート。
本発明が適用された内燃機関の過回転を防止する際の機関回転数とトルクの動きの一例を示すタイミングチャート。
本発明が適用された内燃機関の制御の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
本発明が適用される車両は、当該車両の駆動源となる内燃機関と、内燃機関の駆動力を変速する変速機と、変速機を介して内燃機関の駆動力が伝達される駆動輪と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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