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公開番号
2024136981
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048308
出願日
2023-03-24
発明の名称
エンジンの始動制御装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
41/06 20060101AFI20240927BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】トルクショックを抑制しつつエンジンを早期に始動させることのできるエンジンの始動制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンと、モータと、エンジンとモータとを断接可能に接続するクラッチと、モータの駆動中且つクラッチの切断中に所定のエンジン始動条件が成立するとクラッチの接続を開始する始動制御部とを設ける。クラッチの接続を開始してからエンジンの回転数が所定の判定回転数に到達するまでの始動期間において、当該始動期間の初期にのみ気筒に燃料が供給されて、始動期間の後期では気筒への燃料供給が停止されるように、燃料供給手段を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ピストンが往復動可能に収容された気筒と当該気筒に燃料を供給する燃料供給手段とを有するエンジンの始動を制御する装置であって、
モータと、
前記エンジンと前記モータとを断接可能に接続するクラッチと、
前記モータの駆動中且つ前記クラッチの切断中に所定のエンジン始動条件が成立すると前記クラッチの接続を開始する始動制御部とを備え、
前記クラッチの接続を開始してから前記エンジンの回転数が所定の判定回転数に到達するまでの始動期間において、前記始動制御部は、前記始動期間の初期にのみ前記気筒に燃料が供給されて、前記始動期間の後期では前記気筒への燃料供給が停止されるように、前記燃料供給手段を制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエンジンの始動制御装置において、
前記エンジンは複数の前記気筒を有し、
前記始動制御部は、前記始動期間中において、ピストンが吸気行程の後半または圧縮行程の前半の位置で停止している特定の気筒にのみ燃料が供給され、且つ、当該燃料供給が前記特定の気筒の最初の圧縮行程中に行われるように前記燃料供給手段を制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載のエンジンの始動制御装置において、
前記エンジンは6つの前記気筒を有し、
前記特定の気筒は、前記始動期間中に2番目に圧縮上死点を迎える気筒である、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載のエンジンの始動制御装置において、
前記始動制御部は、前記特定の気筒のピストンの停止位置が所定の判定位置よりも進角側のときは、遅角側のときよりも、前記始動期間中に前記モータから前記エンジンに伝達されるトルクが大きくなるように前記クラッチを制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のエンジンの始動制御装置において、
前記始動制御部は、前記エンジンと前記モータの合計出力の要求値が所定の値よりも高いときは、前記始動期間の初期および後期の双方で前記気筒に燃料が供給されるように、前記燃料供給手段を制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジンの始動制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、エンジンとモータとを備え、これらエンジンとモータとがクラッチによって断接可能に接続された車両が知られている。また、このような車両では、モータの駆動中にクラッチを接続してモータのトルクをエンジンに伝達することでエンジンを始動させることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-167899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように駆動中のモータのトルクをエンジンに伝達することでエンジンを始動させる場合において、モータのトルクのみでエンジンを始動させるとエンジンの始動時間が長くなる。具体的に、この場合はクラッチを徐々に接続していくことになるため、モータからエンジンに伝達されるトルクの増加速度が小さく抑えられてエンジン回転数の上昇速度が低く抑えられる。これに対して、モータのトルクをエンジンに伝達しつつエンジンでの燃焼を開始すれば、エンジン回転数の上昇速度を高めることができる。しかしながら、単に、モータからエンジンへのトルク伝達とエンジンでの燃焼とを同時に行ったのでは、エンジンの回転数が過度に上昇してしまいトルクショックが生じるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、トルクショックを抑制しつつエンジンを早期に始動させることのできるエンジンの始動制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ピストンが往復動可能に収容された気筒と当該気筒に燃料を供給する燃料供給手段とを有するエンジンの始動を制御する装置であって、モータと、前記エンジンと前記モータとを断接可能に接続するクラッチと、前記モータの駆動中且つ前記クラッチの切断中に所定のエンジン始動条件が成立すると前記クラッチの接続を開始する始動制御部とを備え、前記クラッチの接続を開始してから前記エンジンの回転数が所定の判定回転数に到達するまでの始動期間において、前記始動制御部は、前記始動期間の初期にのみ前記気筒に燃料が供給されて、前記始動期間の後期では前記気筒への燃料供給が停止されるように、前記燃料供給手段を制御する、ことを特徴とするエンジンの始動制御装置提供する。
【0007】
本発明のエンジンの始動制御装置では、モータの駆動中且つクラッチの切断中にエンジン始動条件が成立すると、クラッチの接続が開始される。そのため、モータのトルクをエンジンに伝達してエンジンの回転を開始させることができる。しかも、この装置では、クラッチの接続を開始してからエンジンの回転数が所定の判定回転数に到達するまでの始動期間において、その初期にのみ気筒内に燃料が供給され、その後期には気筒への燃料供給が停止される。そのため、始動期間の初期であってエンジン回転数がモータ回転数に対して十分に小さいときには、モータから伝達されるトルクと気筒で生成される燃焼エネルギーとによってエンジン回転数を早期に上昇させることができる。そして、始動期間の後期であって、エンジン回転数がモータ回転数に近づいたときには、エンジン回転数の上昇を抑制することができる。従って、エンジンの始動時間、つまり、クラッチの接続を開始してからエンジン回転数が判定回転数に到達するまでの時間を短く抑えつつ、エンジン回転数がモータ回転数を超えるのを抑制してトルクショックの発生を抑制できる。
【0008】
上記構成において、好ましくは、前記エンジンは複数の前記気筒を有し、前記始動制御部は、前記始動期間中において、ピストンが吸気行程の後半または圧縮行程の前半の位置で停止している特定の気筒にのみ燃料が供給され、且つ、当該燃料供給が前記特定の気筒の最初の圧縮行程中に行われるように前記燃料供給手段を制御する(請求項2)。
【0009】
この構成では、ピストンが吸気行程の後半または圧縮行程の前半で停止しており最初の圧縮行程で混合気が十分に圧縮されて燃焼しやすい気筒に燃料が供給されることから、始動期間の比較的早いタイミングでより確実に燃焼エネルギーを得ることができる。これより、始動期間の初期にエンジン回転数の上昇速度をより確実に高めることができる。
【0010】
上記構成において、好ましくは、前記エンジンは6つの前記気筒を有し、前記特定の気筒は、前記始動期間中に2番目に圧縮上死点を迎える気筒である(請求項3)。
(【0011】以降は省略されています)
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