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公開番号2024164734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080425
出願日2023-05-15
発明の名称車両用駆動システム
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02P 25/02 20160101AFI20241120BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータを走行駆動源とする車両において、運転者がモータの振動から運転状態を認識することが可能な車両用駆動システムを提供する。
【解決手段】ステータとロータとを有し、車両の駆動輪を駆動するモータを備える車両用駆動システムである。ステータは周方向に並ぶ複数の一次導体を有している。ロータは、径方向外側の部位で周方向に並ぶ複数の二次導体と、径方向内側の部位で周方向に並ぶ複数の永久磁石と、を有している。一次導体への電力供給を通じてステータに回転磁界を発生させ、モータの駆動態様を、二次導体に発生する誘導電流を用いてロータを回転させる非同期運転モードとするECU等をさらに備えている。ECU等は、非同期運転モードでは(S8)、ステータの極数を永久磁石の極数と異ならせる(S10)ことで、モータに脈動を発生させるように構成されている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状のステータと、当該ステータ内に当該ステータの中心軸と同軸で回転可能に設けられた円筒状のロータと、を有し、当該ロータの回転により車両の駆動輪を駆動するモータを備える車両用駆動システムであって、
上記ステータは、軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の一次導体を有し、
上記ロータは、径方向外側の部位で軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の二次導体と、これら複数の二次導体よりも径方向内側の部位で軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の永久磁石と、を有し、
上記一次導体への電力供給を通じて上記ステータに回転磁界を発生させるとともに、上記モータの駆動態様を、上記二次導体に発生する誘導電流を用いて上記ロータを回転させる非同期運転モードとすることが可能な制御部をさらに備え、
上記制御部は、上記非同期運転モードでは、上記ステータの極数を上記永久磁石の極数と異ならせることで、上記モータに脈動を発生させるように構成されていることを特徴とする車両用駆動システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記請求項1に記載の車両用駆動システムにおいて、
上記制御部は、運転者による運転操作に応じて、上記モータの脈動が変化するように、当該運転操作に基づいて、上記複数の一次導体を流れる電流の向きをそれぞれ変更して、電流が同じ向きに流れ且つ周方向に連続して並ぶ一次導体群の数を増減することで、上記ステータの極数を変更するように構成されていることを特徴とする車両用駆動システム。
【請求項3】
上記請求項1に記載の車両用駆動システムにおいて、
上記制御部は、自車両の周辺走行環境に応じて、上記モータの脈動が変化するように、当該周辺走行環境に基づいて、上記複数の一次導体を流れる電流の向きをそれぞれ変更して、電流が同じ向きに流れ且つ周方向に連続して並ぶ一次導体群の数を増減することで、上記ステータの極数を変更するように構成されていることを特徴とする車両用駆動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用駆動システムに関し、特に、モータを駆動源として走行する車両に適用される車両用駆動システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、内燃機関(エンジン)を搭載せず、エンジンよりも低振動の電動機(モータ)を駆動源として走行する電気自動車が知られている。
【0003】
かかるモータとしては、ステータと、かご型ロータとを備えるIMモータ(非同期モータ)や、ステータと、永久磁石が埋め込まれたロータとを備えるPMモータ(同期モータ)が一般的であるが、例えば特許文献1には、ステータと、かご型ロータとを備え、かご型ロータの内部に永久磁石が埋め込まれたモータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-178840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、エンジンを搭載した車両では、燃焼等により発生するエンジンの振動が車室にも伝達されることが知られている。このようなエンジンの振動は、例えば、アイドル運転時やアクセルペダルの踏込み時などといったエンジンの運転状態の違いに応じて変化することから、かかる車室に伝達される振動からエンジンの運転状態を認識しているユーザ(運転者)も多い。
【0006】
これに対し、モータを駆動源とする電気自動車では、例えば、停車時にはモータは回転(振動)しておらず、また、走行時におけるモータの振動もエンジンに比べて小さいので、モータの振動が運転者に認知され難い。このため、エンジンを搭載した車両の運転に慣れた運転者が電気自動車の運転をすると、車室に伝達される振動から運転状態を認識することができないことに対して違和感を覚えるおそれがある。この点、上記特許文献1のものには、モータの振動については何ら記載されていない。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータを走行駆動源とする車両において、運転者がモータの振動から運転状態を認識することが可能な車両用駆動システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明に係る車両用駆動システムでは、モータを回転駆動させる際に、脈動が発生し易い状態を作出するようにしている。
【0009】
具体的には、本発明は、円筒状のステータと、当該ステータ内に当該ステータの中心軸と同軸で回転可能に設けられた円筒状のロータと、を有し、当該ロータの回転により車両の駆動輪を駆動するモータを備える車両用駆動システムを対象としている。
【0010】
そして、この車両用駆動システムは、上記ステータは、軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の一次導体を有し、上記ロータは、径方向外側の部位で軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の二次導体と、これら複数の二次導体よりも径方向内側の部位で軸方向に延び且つ周方向に並ぶ複数の永久磁石と、を有し、上記一次導体への電力供給を通じて上記ステータに回転磁界を発生させるとともに、上記モータの駆動態様を、上記二次導体に発生する誘導電流を用いて上記ロータを回転させる非同期運転モードとすることが可能な制御部をさらに備え、上記制御部は、上記非同期運転モードでは、上記ステータの極数を上記永久磁石の極数と異ならせることで、上記モータに脈動を発生させるように構成されていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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