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公開番号
2024048773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-09
出願番号
2022154857
出願日
2022-09-28
発明の名称
運転者状態判定装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60W
40/08 20120101AFI20240402BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転者の異常状態の種類や段階を判定することができ、運転者の状態に応じた適切な運転支援を行うことが可能な、運転者状態判定装置を提供する。
【解決手段】運転者状態判定装置100は、運転者の視線を検出し、運転者の頭部の挙動を検出する車内カメラ32と運転者の視線と頭部の挙動とに基づき、運転者の状態を判定するように構成されたコントローラ10とを備え、コントローラは、運転者の視線の移動に基づき、運転者が異常状態であると判定した場合、運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の変化に基づき、運転者の異常状態が注意障害又は視野障害の何れであるのかを判定し、運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、運転者の視線が向けられない方向がある場合、運転者が視野障害を自覚している状態と判定し、運転者の視線が向けられない方向がない場合、運転者が視野障害を自覚していない状態と判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を運転する運転者の状態を判定する運転者状態判定装置であって、
前記運転者の視線を検出する視線検出装置と、
前記運転者の頭部の挙動を検出する頭部挙動検出装置と、
前記運転者の視線と頭部の挙動とに基づき、前記運転者の状態を判定するように構成されたコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記運転者の視線の移動に基づき、前記運転者が異常状態か否かを判定し、
前記運転者が異常状態であると判定した場合、前記運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の変化に基づき、前記運転者の異常状態が注意障害又は視野障害の何れであるのかを判定し、
前記運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、前記運転者の視線が向けられない方向がある場合、前記運転者が視野障害を自覚している状態と判定し、
前記運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、前記運転者の視線が向けられない方向がない場合、前記運転者が視野障害を自覚していない状態と判定する、
ように構成されている、
運転者状態判定装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記運転者が異常状態であると判定した場合において、前記運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の振幅が第1閾値以上の場合、前記運転者の異常状態が視野障害であると判定し、前記運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の振幅が前記第1閾値未満の場合、前記運転者の異常状態が注意障害であると判定するように構成されている、
請求項1に記載の運転者状態判定装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記運転者が異常状態ではないと判定した場合において、前記運転者の異常状態が視野障害であると過去に判定していた場合、前記運転者が視野障害の補償行動を会得した状態と判定するように構成されている、
請求項1又は2に記載の運転者状態判定装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記運転者の視線の移動に基づき、前記運転者のサッケードの頻度を検出し、
前記サッケードの頻度が第2閾値以下の場合、前記運転者が異常状態であると判定するように構成されている、
請求項1又は2に記載の運転者状態判定装置。
【請求項5】
さらに、前記運転者に情報を出力する情報出力装置を備え、
前記コントローラは、前記運転者が視野障害を自覚していない状態と判定した場合、前記運転者が視野障害であることを示す情報を前記情報出力装置により出力させるように構成されている、
請求項1又は2に記載の運転者状態判定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を運転する運転者の状態を判定する運転者状態判定装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の運転者の異常を検出する運転者状態検出装置が提案されている。例えば、運転者の視線の方向の通常状態に対する分布の拡大が検出され、且つステアリング操作の通常状態に対する変化が検出された場合に、運転者に視野欠損の疑いがあると判定する運転者状態推定装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らの研究の結果、緑内障のように視野障害が徐々に進行する疾患においては、疾患の段階に応じて運転者の視線や頭部の動きが変化することが分かってきた。しかしながら、上述した特許文献1に記載されているような従来の技術では、疾患の段階に応じて視線や頭部の動きが変化することを考慮していないので、例えば、疾患発症直後の段階と運転者が疾患を自覚した段階とを判別することができない。したがって、運転者の状態に応じた適切な運転支援を行うことが難しい可能性がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、運転者の異常状態の種類や段階を判定することができ、運転者の状態に応じた適切な運転支援を行うことが可能な、運転者状態判定装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、車両を運転する運転者の状態を判定する運転者状態判定装置であって、運転者の視線を検出する視線検出装置と、運転者の頭部の挙動を検出する頭部挙動検出装置と、運転者の視線と頭部の挙動とに基づき、運転者の状態を判定するように構成されたコントローラと、を備え、コントローラは、運転者の視線の移動に基づき、運転者が異常状態か否かを判定し、運転者が異常状態であると判定した場合、運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の変化に基づき、運転者の異常状態が注意障害又は視野障害の何れであるのかを判定し、運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、運転者の視線が向けられない方向がある場合、運転者が視野障害を自覚している状態と判定し、運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、運転者の視線が向けられない方向がない場合、運転者が視野障害を自覚していない状態と判定する、ように構成されている。
【0007】
このように構成された本発明によれば、コントローラは、運転者の視線の移動に基づき、運転者が異常状態であると判定した場合において、運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の変化に基づき、運転者の異常状態が注意障害又は視野障害の何れであるのかを判定するので、運転者の異常状態が注意障害か視野障害かに応じて異なる頭部の挙動を利用して、異常状態の種類を判別することができる。また、コントローラは、運転者の異常状態が視野障害であると判定した場合において、運転者の視線が向けられない方向がある場合、運転者が視野障害を自覚している状態と判定し、運転者の視線が向けられない方向がない場合、運転者が視野障害を自覚していない状態と判定するので、緑内障など視野障害を伴う疾患の発症直後において、運転者が視野障害を自覚していない段階であるのか、あるいは、視野障害を伴う疾患の発症から時間が経ち、運転者が視野障害を自覚した段階であるのかを判別することができる。これにより、運転者の異常状態の種類や段階を判定することができ、運転者の状態に応じた適切な運転支援を行うことが可能となる。
【0008】
本発明において、好ましくは、コントローラは、運転者が異常状態であると判定した場合において、運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の振幅が第1閾値以上の場合、運転者の異常状態が視野障害であると判定し、運転者の頭部のヨー角及びピッチ角の振幅が第1閾値未満の場合、運転者の異常状態が注意障害であると判定するように構成されている。
【0009】
このように構成された本発明によれば、運転者の異常状態が視野障害であり、運転者は意識的に又は無意識的に視野欠損を補うために、頭部を上下左右に振る傾向がある場合に、その頭部の挙動に基づき運転者の異常状態が視野障害であると判定することができ、そうでない場合、つまり運転者の異常状態が中障害である場合と適切に判別することができる。これにより、運転者の異常状態の種類を判定することができ、運転者の状態に応じた適切な運転支援を行うことが可能となる。
【0010】
本発明において、好ましくは、コントローラは、運転者が異常状態ではないと判定した場合において、運転者の異常状態が視野障害であると過去に判定していた場合、運転者が視野障害の補償行動を会得した状態と判定するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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