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公開番号2024136743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047960
出願日2023-03-24
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F02D 13/02 20060101AFI20240927BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】大気圧の低い環境に停車された車両において、バルブタイミングを適切に決定し得る技術を提供する。
【解決手段】車両は、吸気ポートを開閉する吸気バルブと、排気ポートを開閉する排気バルブと、を有するエンジンと、大気圧センサと、吸気バルブと排気バルブとの動作を制御する制御装置と、を備えている。制御装置は、車両が停車中であって、かつ、大気圧センサによって検出される大気圧が所定圧力よりも低い場合に、吸気バルブと排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを、エンジン負荷に応じて変更する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両であって、
吸気ポートを開閉する吸気バルブと、排気ポートを開閉する排気バルブと、を有するエンジンと、
大気圧センサと、
前記吸気バルブと前記排気バルブとの動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記車両が停車中であって、かつ、前記大気圧センサによって検出される大気圧が所定圧力よりも低い場合に、前記吸気バルブと前記排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを、エンジン負荷に応じて変更する、
車両。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記車両が停車中であり、前記大気圧が前記所定圧力よりも低く、かつ、前記エンジン負荷が第1の負荷閾値よりも小さい場合に、前記吸気バルブを第1のバルブタイミングで開閉し、
前記車両が停車中であり、前記大気圧が前記所定圧力よりも低く、かつ、前記エンジン負荷が前記第1の負荷閾値よりも大きい場合に、前記吸気バルブを第2のバルブタイミングで開閉し、
前記第2のバルブタイミングは、前記第1のバルブタイミングよりも、前記エンジンの出力が大きくなるように設定されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記第2のバルブタイミングにおける前記吸気バルブの開タイミングは、前記第1のバルブタイミングにおける前記吸気バルブの開タイミングよりも進角されている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記車両は、過給機をさらに備え、
前記制御装置は、前記車両が停車中であり、前記大気圧が前記所定圧力以下であり、前記エンジン負荷が第2の負荷閾値であって、前記第1の負荷閾値よりも大きい前記第2の負荷閾値よりも大きい場合に、前記吸気バルブを前記第2のバルブタイミングで開閉するとともに、前記過給機を駆動させる、請求項2に記載の車両。
【請求項5】
前記車両は、前記エンジンによって駆動される発電機をさらに備え、
前記発電機の要求発電量が第1の発電量よりも小さい場合に、前記エンジン負荷が前記第1の負荷閾値よりも小さくなり、
前記発電機の前記要求発電量が前記第1の発電量以上である場合に、前記エンジン負荷が前記第1の負荷閾値以上となる、請求項2に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、吸気ポートを開閉する吸気バルブと、排気ポートを開閉する排気バルブと、を有するエンジンと、大気圧センサと、吸気バルブと排気バルブとの動作を制御する制御装置と、を備える車両が開示されている。制御装置は、大気圧センサによって検出される大気圧を利用して、吸気バルブ及び排気バルブを開閉するタイミング(以下、バルブタイミング)を決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-173566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
停車中の車両においても、外部給電やバッテリ充電等の有無に応じて、エンジンに対する要求負荷は大きく変動する。このとき、例えば高地のように大気圧の低い環境では、空気が希薄化されていることから、エンジンの出力が要求負荷に対して不足する懸念がある。従来の技術では、大気圧のみに着目してバルブタイミングを決定している。しかし、車両の停車中においては、大気圧に有意な変化が生じない。従って、エンジンに対する要求負荷がいかに変動したとしても、バルブタイミングは一定に維持される。即ち、従来の技術では、上記した懸念を解消することができない。
【0005】
本明細書では、大気圧の低い環境に停車された車両において、バルブタイミングを適切に決定し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、車両は、吸気ポートを開閉する吸気バルブと、排気ポートを開閉する排気バルブと、を有するエンジンと、大気圧センサと、前記吸気バルブと前記排気バルブとの動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両が停車中であって、かつ、前記大気圧センサによって検出される大気圧が所定圧力よりも低い場合に、前記吸気バルブと前記排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを、エンジン負荷に応じて変更する。
【0007】
上記の構成によると、制御装置は、大気圧センサによって検出される大気圧が所定圧力よりも低い場合に、前記吸気バルブと前記排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを、エンジン負荷に応じて変更する。従って、大気圧の低い環境に停車された車両において、バルブタイミングを適切に決定することができる。この結果、エンジンの出力が要求負荷に対して不足することを抑制することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記制御装置は、前記車両が停車中であり、前記大気圧が前記所定圧力よりも低く、かつ、前記エンジン負荷が第1の負荷閾値よりも小さい場合に、前記吸気バルブを第1のバルブタイミングで開閉し、前記車両が停車中であり、前記大気圧が前記所定圧力よりも低く、かつ、前記エンジン負荷が前記第1の負荷閾値よりも大きい場合に、前記吸気バルブを第2のバルブタイミングで開閉し、前記第2のバルブタイミングは、前記第1のバルブタイミングよりも、前記エンジンの出力が大きくなるように設定されている。
【0009】
上記の構成によると、エンジン負荷が第1の負荷閾値よりも小さい場合と比較して、エンジン負荷が第1の負荷閾値よりも大きい場合に、エンジンの出力が大きくなる。従って、大気圧の低い環境に停車された車両において、エンジンの出力が要求負荷に対して不足することを抑制することができる。
【0010】
本技術の第3の態様では、上記第2の態様において、前記第2のバルブタイミングにおける前記吸気バルブの開タイミングは、前記第1のバルブタイミングにおける前記吸気バルブの開タイミングよりも進角されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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