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公開番号2024132842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023199262
出願日2023-11-24
発明の名称パワーユニット
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F02B 61/00 20060101AFI20240920BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】小形化を実現できるパワーユニットを提供する。
【解決手段】本開示のパワーユニットPUは、エンジンEと、エンジンEの動力を伝達する伝達機構42とが一体に形成されている。エンジンEは、ピストン3の往復運動を回転運動に変えるクランクシャフト2と、クランクシャフト2を支持するクランクケース4と、クランクケース4からピストン3の往復方向VDに突出するシリンダ6と、シリンダ6の突出端に連結されたシリンダヘッド8とを有している。伝達機構42は、クランクシャフト2の軸心方向WDの一方側に配置され、クランクシャフト2からの回転動力を出力する出力軸40を有している。出力軸40は、ピストン往復方向VDに関して、クランクシャフト2よりもシリンダヘッド8側に位置し、クランクシャフト2の軸心方向WDから見て、シリンダ6またはシリンダヘッド8に重なる位置に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの動力を伝達する伝達機構とが一体に形成されるパワーユニットであって、
前記エンジンは、ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、前記クランクシャフトを支持するクランクケースと、前記クランクケースからピストンの往復方向に突出するシリンダと、前記シリンダの突出端に連結されたシリンダヘッドとを有し、
前記伝達機構は、前記クランクシャフトの軸心方向の一方側に配置され、前記クランクシャフトからの回転動力を出力する出力軸を有し、
前記出力軸は、ピストン往復方向に関して、前記クランクシャフトよりも前記シリンダヘッド側に位置し、前記クランクシャフトの軸心方向から見て、前記シリンダまたは前記シリンダヘッドに重なる位置に配置されているパワーユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のパワーユニットにおいて、前記出力軸は、前記シリンダに対して、前記クランクシャフトの軸心方向および前記ピストン往復方向の両方に直交する直交方向の内側に配置されているパワーユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のパワーユニットにおいて、前記エンジンは、吸排気バルブを駆動する吸気弁駆動機構および排気弁駆動機構をそれぞれ有し、
前記吸気弁駆動機構は、前記吸気バルブを開閉するカムが設けられた吸気側カムシャフトを有し、
前記排気弁駆動機構は、前記排気バルブを開閉するカムが設けられた排気側カムシャフトを有し、
前記出力軸の軸心が、前記直交方向に関して、前記吸気側カムシャフトの軸心と前記排気側カムシャフトの軸心との間に配置されているパワーユニット。
【請求項4】
請求項3に記載のパワーユニットにおいて、前記出力軸の少なくとも一部が、前記シリンダにおける前記直交方向の中央部に位置しているパワーユニット。
【請求項5】
請求項4に記載のパワーユニットにおいて、前記出力軸の軸心が、前記シリンダにおける前記直交方向の中央部に位置しているパワーユニット。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のパワーユニットにおいて、前記伝達機構は、前記エンジンの動力を変速して前記出力軸に伝達する機構であるパワーユニット。
【請求項7】
請求項6に記載のパワーユニットにおいて、前記伝達機構は、前記エンジンの動力を減速する減速機構であるパワーユニット。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか一項に記載のパワーユニットにおいて、前記伝達機構は、前記クランクシャフトに連動して回転する動力伝達回転体と、前記シリンダに固定されて前記動力伝達回転体を覆うケースとを有し、
前記出力軸が、前記動力伝達回転体の一部を構成しているパワーユニット。
【請求項9】
請求項8に記載のパワーユニットにおいて、前記ケース側および前記シリンダ側の両方に、前記動力伝達回転体を回転支持する軸受が設けられているパワーユニット。
【請求項10】
請求項9に記載のパワーユニットにおいて、前記ケースにリブが形成されているパワーユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジンと、前記エンジンの動力を伝達する伝達機構とが一体に形成されるパワーユニットに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
乗物の駆動源として、エンジンと、エンジンの動力を伝達する伝達機構とが一体に形成されるパワーユニットが用いられることがある(例えば、特許文献1)。このようなパワーユニットでは、伝達機構の主力軸に、例えば、プロペラ、インペラ、車輪等が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平03-009027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなパワーユニットでは、エンジンと伝達機構とが一体化されているので、パワーユニットのコンパクト化が重要となる。
【0005】
本出願の開示は、小形化を実現できるパワーユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係るパワーユニットは、エンジンと、前記エンジンの動力を伝達する伝達機構とが一体に形成されるパワーユニットである。前記エンジンは、ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、前記クランクシャフトを支持するクランクケースと、前記クランクケースからピストンの往復方向に突出するシリンダと、前記シリンダの突出端に連結されたシリンダヘッドとを有している。前記伝達機構は、前記クランクシャフトの軸心方向の一方側に配置され、前記クランクシャフトからの回転動力を出力する出力軸を有している。前記出力軸は、ピストン往復方向に関して、前記クランクシャフトよりも前記シリンダヘッド側に位置し、前記クランクシャフトの軸心方向から見て、前記シリンダまたは前記シリンダヘッドに重なる位置に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のパワーユニットによれば、クランクシャフトの軸心方向およびピストン往復方向の両方に直交する直交方向に関して、伝達機構およびその出力軸がエンジンから突出する突出量を減らすことができる。その結果、パワーユニットのコンパクト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るパワーユニットを示す右側面図である。
同パワーユニットを示す左側面図である。
同パワーユニットを示す正面図である。
同パワーユニットを示す背面図である。
同パワーユニットのギヤカバーを外した状態を示す左側面図である。
同パワーユニットの水平断面図である。
同パワーユニットのクランクシャフトおよび伝達機構を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図1~7を参照しながら説明する。本実施形態のエンジンEは、レシプロエンジンであり、例えば、たとえば、胴体の先端にプロペラが配置される飛行機に用いられる。この場合、胴体内にエンジンEが収容されて、エンジン動力がプロペラに伝達される。エンジンEの用途は、これに限定されず、例えば、船舶の駆動源としても適用可能である。二輪車や四輪車などの車両の駆動源としても適用可能である。
【0010】
以下の説明において、「幅方向WD」とは、エンジンEのクランクシャフト2の延びる方向をいう。すなわち、「クランクシャフトの軸心方向」が幅方向WDに一致する。幅方向WDにおいて、幅方向中心に向かう方向を「幅方向内側」といい、幅方向中心から離れる方向を「幅方向外側」という。「往復方向VD」とは、エンジンEのピストンの往復動方向をいう。「幅方向WD」と「往復方向VD」の両方に直交する方向を「直交方向PD」という。
(【0011】以降は省略されています)

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