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公開番号2024137622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023172376
出願日2023-10-03
発明の名称スロットル操作装置
出願人朝日電装株式会社
代理人個人
主分類F02D 11/02 20060101AFI20240927BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】構成を簡素化することができるとともに、汎用の磁石を用いることができて製造コストを低減させることができ、逆方向に回転操作されたスロットルグリップを磁石の大きさに関わらず任意の回転角度に亘って検出することができるスロットル操作装置を提供する。
【解決手段】連動部材1と、連動部材1と共に回転可能な磁石mと、磁石mの磁気変化を検出し得る磁気センサ2と、スロットルグリップGの正方向αの回転操作時に付勢する第1付勢手段3と、スロットルグリップGの逆方向βの回転操作時に付勢する第2付勢手段4と、スロットルグリップGの回転操作時に抵抗力を付与する抵抗力付与手段5とを具備したスロットル操作装置であって、連動部材1は、複数の磁石mが円弧状に並んで形成されるとともに、複数の磁石m、抵抗力付与手段及5び第2付勢手段4が同一円周上に形成されたものである。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
車両の操作手段の回転操作と共に回転し得る連動部材と、
前記連動部材に取り付けられ、前記連動部材と共に回転可能な磁石と、
前記連動部材と共に回転する前記磁石の磁気変化を検出することにより、前記操作手段の回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、
前記操作手段の正方向の回転操作時、前記操作手段及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、
前記操作手段の逆方向の回転操作時、前記操作手段及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、
前記連動部材の回転時に摩擦を生じさせて前記操作手段の回転操作時に抵抗力を付与する抵抗力付与手段と、
を具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記操作手段の回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされたスロットル操作装置であって、
前記連動部材は、複数の前記磁石が円弧状に並んで形成されるとともに、複数の前記磁石、前記抵抗力付与手段及び第2付勢手段が同一円周上に形成されたことを特徴とするスロットル操作装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記連動部材は、前記磁石をそれぞれ収容する複数の第1収容凹部と、前記抵抗力付与手段を収容する第2収容凹部とが一方の面に円弧状に並んで形成されたことを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。
【請求項3】
前記連動部材を回転可能に収容するとともに前記回転角度検出手段が配設された収容部を有するケースと、
前記連動部材に取り付けられつつ前記ケースに固定された固定部材と、
を具備し、前記抵抗力付与手段は、前記固定部材の表面に押圧された摩擦材を有するとともに、前記第2付勢手段は、前記操作手段の逆方向の回転に伴って前記連動部材が回転する際、前記固定部材の所定部位で押圧されて圧縮することにより付勢力を生じるコイルスプリングを有することを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。
【請求項4】
前記第1付勢手段は、捩りコイルバネから成るとともに、一端が前記連動部材に係止され、他端が前記固定部材に係止されたことを特徴とする請求項3記載のスロットル操作装置。
【請求項5】
前記磁石又は前記抵抗力付与手段は、前記連動部材の回転軸に直交する線に垂直な平面で二分された一方の側に配置されると共に、前記第2付勢手段は、前記連動部材の回転軸に直交する線に垂直な平面で二分された他方の側に配置されることを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。
【請求項6】
前記操作手段は、運転者が把持しつつ回転操作可能なスロットルグリップから成ることを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。
【請求項7】
前記操作手段は、運転者が車両のハンドルバーに取り付けられた把持グリップを把持しつつ指で操作可能な操作レバーから成ることを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作手段の回転操作に基づいて車両の駆動源が制御されるスロットル操作装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンショメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたスロットル操作装置が普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいて車両の駆動源(例えばエンジンの点火時期、吸気バルブ若しくはスロットルバルブの開閉)が制御されるようになっている。
【0003】
従来のスロットル操作装置として、例えば特許文献1にて開示されたものが挙げられる。かかる従来のスロットル操作装置は、スロットルグリップと連動する連動部材に円弧状の磁石を取り付けるとともに、その磁石の磁気変化を磁気センサにて検出することにより、連動部材及びスロットルグリップの回転角度を検出してエンジン制御が行われるようになっていた。
【0004】
また、従来のスロットル操作装置は、スロットルグリップの正方向の回転操作時、スロットルグリップ及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、スロットルグリップの逆方向の回転操作時、スロットルグリップ及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段とを具備するとともに、第2付勢手段は、磁石と共に連動部材に形成されていた。このように、連動部材には、磁石及び第2付勢手段が形成されているので、構成を簡素化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-122476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術においては、円弧状の磁石及び第2付勢手段を連動部材に形成しているので構成を簡素化できるものの、円弧状の特殊な形状の磁石が必要とされ、製造コストが高くなる虞があった。また、近時においては、逆方向に回転操作されたスロットルグリップを磁石の大きさに関わらず任意の回転角度に亘って検出したいという要求もあった。かかる要求は、運転者が把持しつつ回転操作可能なスロットルグリップに限らず、運転者が車両のハンドルバーに取り付けられたグリップ部を把持しつつ操作可能な操作レバーなど、他の形態の操作手段においても同様にあった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、構成を簡素化することができるとともに、汎用の磁石を用いることができて製造コストを低減させることができ、逆方向に回転操作された操作手段を磁石の大きさに関わらず任意の回転角度に亘って検出することができるスロットル操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、車両の操作手段の回転操作と共に回転し得る連動部材と、前記連動部材に取り付けられ、前記連動部材と共に回転可能な磁石と、前記連動部材と共に回転する前記磁石の磁気変化を検出することにより、前記操作手段の回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、前記操作手段の正方向の回転操作時、前記操作手段及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、前記操作手段の逆方向の回転操作時、前記操作手段及び連動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、前記連動部材の回転時に摩擦を生じさせて前記操作手段の回転操作時に抵抗力を付与する抵抗力付与手段とを具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記操作手段の回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされたスロットル操作装置であって、連動部材は、複数の磁石が円弧状に並んで形成されるとともに、複数の磁石、抵抗力付与手段及び第2付勢手段が同一円周上に形成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットル操作装置において、前記連動部材は、前記磁石をそれぞれ収容する複数の第1収容凹部と、前記抵抗力付与手段を収容する第2収容凹部とが一方の面に円弧状に並んで形成されたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のスロットル操作装置において、前記連動部材を回転可能に収容するとともに前記回転角度検出手段が配設された収容部を有するケースと、前記連動部材に取り付けられつつ前記ケースに固定された固定部材とを具備し、前記抵抗力付与手段は、前記固定部材の表面に押圧された摩擦材を有するとともに、前記第2付勢手段は、前記操作手段の逆方向の回転に伴って前記連動部材が回転する際、前記固定部材の所定部位で押圧されて圧縮することにより付勢力を生じるコイルスプリングを有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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