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公開番号2024151204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064423
出願日2023-04-11
発明の名称高電圧ケーブルの保護構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02G 3/04 20060101AFI20241017BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コストを抑制しつつ、車両衝突時における高電圧ケーブルの保護性能を高めることができる高電圧ケーブルの保護構造を提供すること。
【解決手段】本発明の高電圧ケーブルの保護構造は、車両のフロントコンパートメントに搭載された電気機器から車両後方に延びる高電圧ケーブルを保護する高電圧ケーブルの保護構造であって、フロントコンパートメントには、電気機器よりも車両後方に後方部品が配置されており、高電圧ケーブルを覆う第1の保護部材と、第1の保護部材よりも剛性が高く、第1の保護部材の外側で高電圧ケーブルを第1の保護部材よりも狭い範囲で覆うように配置された第2の保護部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両のフロントコンパートメントに搭載された電気機器から車両後方に延びる高電圧ケーブルを保護する高電圧ケーブルの保護構造であって、
前記フロントコンパートメントには、前記電気機器よりも車両後方に後方部品が配置されており、
前記高電圧ケーブルを覆う第１の保護部材と、
前記第１の保護部材よりも剛性が高く、前記第１の保護部材の外側で前記高電圧ケーブルを前記第１の保護部材よりも狭い範囲で覆うように配置された第２の保護部材と、
を備えることを特徴とする高電圧ケーブルの保護構造。
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
前記第２の保護部材は、前記高電圧ケーブルと前記後方部品との間に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の高電圧ケーブルの保護構造。
【請求項３】
前記第１の保護部材は樹脂材料によって構成されており、
前記第２の保護部材は金属材料によって構成されている、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の高電圧ケーブルの保護構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、高電圧ケーブルの保護構造に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、車両のフロントコンパートメントに搭載されている電力変換器の後面に設けられ、高電圧ケーブルが接続されるコネクタを、車両衝突時の衝撃から保護部材によって保護する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１２２８２５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
車両のフロントコンパートメントに搭載された電気機器から車両後方に延びる高電圧ケーブルを保護する高電圧ケーブルの保護構造においては、保護部材による高電圧ケーブルの保護性能やコストに改善の余地があった。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、コストを抑制しつつ、車両衝突時における高電圧ケーブルの保護性能を高めることができる高電圧ケーブルの保護構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る高電圧ケーブルの保護構造は、車両のフロントコンパートメントに搭載された電気機器から車両後方に延びる高電圧ケーブルを保護する高電圧ケーブルの保護構造であって、前記フロントコンパートメントには、前記電気機器よりも車両後方に後方部品が配置されており、前記高電圧ケーブルを覆う第１の保護部材と、前記第１の保護部材よりも剛性が高く、前記第１の保護部材の外側で前記高電圧ケーブルを前記第１の保護部材よりも狭い範囲で覆うように配置された第２の保護部材と、を備えることを特徴とするものである。
【０００７】
これにより、本発明に係る高電圧ケーブルの保護構造は、剛性の高い第２の保護部材によって高電圧ケーブルを部分的に覆うことによって、コストを抑制しつつ、車両衝突時における高電圧ケーブルの保護性能を高めることができる。
【０００８】
また、上記において、前記第２の保護部材は、前記高電圧ケーブルと前記後方部品との間に配置されているようにしてもよい。
【０００９】
これにより、第２の保護部材の質量の低減及び材料費の低減を図ることができる。
【００１０】
また、上記において、前記第１の保護部材は樹脂材料によって構成されており、前記第２の保護部材は金属材料によって構成されているようにしてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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