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公開番号2024150206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063500
出願日2023-04-10
発明の名称設計装置、設計方法、および記録媒体
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G05B 19/05 20060101AFI20241016BHJP(制御;調整)
要約【課題】ラダープログラムに適用可能な変更情報を提供すること。
【解決手段】一連の工程を実施するラインで前記一連の工程の各々を担当するセルを構成するリソースに基づいて前記セルに前記工程を実施させるための複数のステップを実行するラダープログラムを変更する設計装置は、前記記憶デバイスは、前記ステップと前記リソースの種類を示すリソースタイプとを関連付けた動作情報を有し、前記プロセッサは、前記ラインの変更案に基づいて、前記動作情報の中から前記ラダープログラム内の変更箇所を特定する変更箇所特定処理と、前記変更箇所特定処理によって特定された変更箇所に基づいて、前記ラダープログラムの変更内容を特定し、前記ラダープログラムの変更情報を生成する変更内容特定処理と、前記変更内容特定処理によって生成された変更情報を出力する出力処理と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、一連の工程を実施するラインで前記一連の工程の各々を担当するセルを構成するリソースに基づいて前記セルに前記工程を実施させるための複数のステップを実行するラダープログラムを変更する設計装置であって、
前記記憶デバイスは、前記ステップと前記リソースの種類を示すリソースタイプとを関連付けた動作情報を有し、
前記プロセッサは、
前記ライン内の変更案に基づいて、前記動作情報の中から前記ラダープログラム内の変更箇所を特定する変更箇所特定処理と、
前記変更箇所特定処理によって特定された変更箇所に基づいて、前記ラダープログラムの変更内容を特定し、前記ラダープログラムの変更情報を生成する変更内容特定処理と、
前記変更内容特定処理によって生成された変更情報を出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする設計装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の設計装置であって、
前記変更箇所特定処理では、前記プロセッサは、前記変更案において、前記セル内で前記工程を実施する第1リソースが削除される場合、前記動作情報において前記第1リソースが属する第1リソースタイプに対応する第1ステップを、削除ステップであることを示す変更箇所として特定する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項3】
請求項1に記載の設計装置であって、
前記変更箇所特定処理では、前記プロセッサは、前記変更案において、前記セル内で前記工程を実施する第1リソースが第2リソースに変更される場合、前記動作情報において前記第1リソースが属する第1リソースタイプに対応する第1ステップを、入替ステップであることを示す変更箇所として特定する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項4】
請求項1に記載の設計装置であって、
前記変更箇所特定処理では、前記プロセッサは、前記変更案において、前記第1ステップに対応する第1作業が割り当てられた第1セル内の第1リソースが第2セル内の第2リソースに変更される場合、前記動作情報において前記第1リソースが属する第1リソースタイプに対応する第1ステップを、前記第1作業の割当からの除外ステップであることを示すの変更箇所として特定し、前記第1ステップの直前に実行される第2ステップを、前記第2セルで前記作業が割り当てられる直前ステップであることを示すの変更箇所として特定する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項5】
請求項2に記載の設計装置であって、
前記変更内容特定処理では、前記プロセッサは、前記第1ステップを削除対象ステップに決定することにより、前記変更情報を生成する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項6】
請求項2に記載の設計装置であって、
前記変更内容特定処理では、前記プロセッサは、前記第1ステップを削除対象ステップに決定し、かつ、前記第2リソースが担当する第2ステップを前記変更案から特定して追加対象ステップに決定することにより、前記変更情報を生成する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項7】
請求項2に記載の設計装置であって、
前記変更内容特定処理では、前記プロセッサは、前記第1ステップを前記第2リソースが担当する場合に、前記第2リソースが担当する第2ステップに関する情報を、前記第1ステップに関する情報に変更することにより、前記変更情報を生成する、
前記変更情報を生成する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項8】
請求項4に記載の設計装置であって、
前記変更内容特定処理では、前記プロセッサは、前記第1ステップを削除対象ステップに決定し、前記第1作業を行う前記第2リソースを担当する第3ステップを前記動作情報から特定し、前記第3ステップを前記第2ステップ以降に追加する追加対象ステップに決定することにより、前記変更情報を生成する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項9】
請求項1に記載の設計装置であって、
前記プロセッサは、
前記変更情報に基づいて、前記変更案に関する第1スループットを算出する算出処理を実行し、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記算出処理によって算出された第1スループットを出力する、
ことを特徴とする設計装置。
【請求項10】
請求項9に記載の設計装置であって、
前記算出処理では、前記プロセッサは、前記変更案に関する変更作業時間と、前記変更案に関する確認作業時間と、に基づいて、前記第1スループットを算出する、
ことを特徴とする設計装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データを生成する設計装置、設計方法、および記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
製造業では、多種多様な製品を製造する生産形態が求められており、フレキシブルに構成を変更可能なラインが必要とされている。近年では、自然災害や疫病といった生産環境変動に対応するため、複数拠点間での生産体制の再構築や、人手から自動化設備への切り替えなど、ラインのフレキシブル性がより重要になっている。
【0003】
製造製品の変更に合わせてラインを再構築する上では、ラインを構成する機器の物理的な変更だけでなく、そのライン機器を制御するラダープログラムも変更する必要がある。既存手法として、特許文献1にラダープログラム管理装置が開示されている。
【0004】
特許文献1のラダープログラム管理装置は、複数の機械の夫々を制御するラダープログラムが格納されるラダープログラム格納領域並びに複数の機械に対し既に実施された改造内容を識別する識別情報及び改造に必要な修正プログラムが対応付けられて格納されるラダープログラム履歴情報を有するデータベースと、データベースを管理するデータベース管理部とを備え、データベース管理部が、改造対象の機械に対して施される改造内容に対応する識別情報をラダープログラム履歴情報から検索する識別情報検索部と、検索された識別情報に対応する修正プログラムをラダープログラム履歴情報から抽出し、改造対象の機械のラダープログラムに修正プログラムをマージするマージ部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-88178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のラダープログラム管理装置は、過去の設備変更履歴とラダープログラム変更履歴を入力データとし、過去にも実施済みの設備変更と同じ設備変更に対しては、ラダープログラムを自動変更する機能を有するが、過去に実施したことのない設備変更または設備への作業割当の変更はできない。
【0007】
また、既存のプログラム管理方法やBOP(Bill Of Process)等のリソース/工程データ管理方法では、プロフラム変更範囲の調査に必要な複数情報を管理するが、情報の対応関係がつけられていない。したがって、人が情報を追う必要があり、変更範囲を特定するための工数が大きい。
【0008】
また、生産変動に対して変更案を実行することでスループット改善する可能性があるが、リソース変更と動作確認の作業が発生する。そのため、作業工数とスループット改善効果の双方から、最適案を選択する必要がある。
【0009】
また、PLC(Programmable Logic Controller)メーカが提供または販売するラダープログラムを作成したり管理したりすることが可能なラダープログラミングソフトがある。ラダープログラミングソフトには、人がプログラミングする上で複数人でのプログラム実装におけるグループ開発管理機能による実装効率化や、GUI上でのラインシミュレータとラダープログラム間で信号処理を行うことによりプログラムシーケンス及びライン動作を可視化することによるデバッグの容易化といった実装サポート機能が提供されている。
【0010】
また、ラダープログラミングソフトには、実際のプログラミングに際して、ある程度の信号制御の組み合わせを記載したテンプレートを用いてプログラミング時のコード入力の手間を簡易化したり、過去に作成したプログラムの一部を機能ブロックとして管理しておき、再利用性を高めたりするといった機能も有する。
(【0011】以降は省略されています)

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