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公開番号
2024149061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062734
出願日
2023-04-07
発明の名称
暖房タンク及び加熱装置
出願人
株式会社パロマ
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
F24D
3/10 20060101AFI20241010BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】液位電極により液位を正常に検出しやすい暖房タンクを提供する。
【解決手段】暖房タンク70は、液体が循環する循環回路に設けられる暖房タンク70であって、上壁74と、上壁74に接続される複数の壁部と、を備える筐体71と、上壁74を貫通する液位電極72と、上壁74に形成され、液体を筐体71内に充填するための充填口80と、壁部に形成され、液体が所定の液位を超えた場合に液体をオーバーフローさせるオーバーフロー口83と、壁部から延び、充填口80の下方かつオーバーフロー口83の上方に配される覆い壁部90と、壁部から延びる案内壁部91と、を有し、液位電極72は、筐体71の幅方向における一方側に配され、充填口80、オーバーフロー口83、及び覆い壁部90は、幅方向における他方側に配され、案内壁部91は、充填口80と液位電極72との間に配され、案内壁部91の上端部は、覆い壁部90より上方に配されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が循環する循環回路に設けられる暖房タンクであって、
上壁と、前記上壁に接続される複数の壁部と、を備える筐体と、
前記上壁を貫通する液位電極と、
前記上壁に形成され、前記液体を前記筐体内に充填するための充填口と、
前記壁部に形成され、前記液体が所定の液位を超えた場合に前記液体をオーバーフローさせるオーバーフロー口と、
前記壁部から延び、前記充填口の下方かつ前記オーバーフロー口の上方に配される覆い壁部と、
前記壁部から延びる案内壁部と、を有し、
前記液位電極は、前記筐体の幅方向における一方側に配され、
前記充填口、前記オーバーフロー口、及び前記覆い壁部は、前記幅方向における他方側に配され、
前記案内壁部は、前記充填口と前記液位電極との間に配され、
前記案内壁部の上端部は、前記覆い壁部より上方に配されている、暖房タンク。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記案内壁部は、その上側部分に、上方に向かうほど前記幅方向における他方側に位置する傾斜部を備える、請求項1に記載の暖房タンク。
【請求項3】
液体が循環する循環回路と、
請求項1または請求項2に記載の暖房タンクと、を備える加熱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、暖房タンク及び加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特開2007-17131号公報(下記特許文献1)に記載の膨張タンクが知られている。この膨張タンクは、液体が循環する液体循環回路に設けられる。膨張タンクが設けられることにより、液体循環回路内で加熱され、膨張した液体の体積を吸収することが可能となっている。また、膨張タンクは、下限液位電極及び上限液位電極を備える。これらの液位電極の下端が液体に浸かっているか否かによって、液位を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-17131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の膨張タンクには、液体を充填するための充填口と、最高液位を越えて溢れ出た液体が通る放出通路部と、が設けられている。充填口と放出通路部とが近接して配置される場合、充填口から充填された液体が直接放出通路部から流出することを防止する覆い壁部を設けることが考えられる。このような覆い壁部が設けられた場合、充填口から充填された液体が覆い壁部に当たって液位電極にかかることにより、液位電極によって液位が正確に検出できないおそれがある。したがって、液体の充填を適切に行えない事態が生じうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の暖房タンクは、液体が循環する循環回路に設けられる暖房タンクであって、上壁と、前記上壁に接続される複数の壁部と、を備える筐体と、前記上壁を貫通する液位電極と、前記上壁に形成され、前記液体を前記筐体内に充填するための充填口と、前記壁部に形成され、前記液体が所定の液位を超えた場合に前記液体をオーバーフローさせるオーバーフロー口と、前記壁部から延び、前記充填口の下方かつ前記オーバーフロー口の上方に配される覆い壁部と、前記壁部から延びる案内壁部と、を有し、前記液位電極は、前記筐体の幅方向における一方側に配され、前記充填口、前記オーバーフロー口、及び前記覆い壁部は、前記幅方向における他方側に配され、前記案内壁部は、前記充填口と前記液位電極との間に配され、前記案内壁部の上端部は、前記覆い壁部より上方に配されている、暖房タンクである。
【0006】
また、本開示の加熱装置は、液体が循環する循環回路と、上記の暖房タンクと、を備える、加熱装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、液位電極により液位を正常に検出しやすい暖房タンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかる暖房タンクを備える給湯暖房機の概略回路図である。
図2は、暖房タンクの斜視図である。
図3は、蓋部を除いた暖房タンクの斜視図である。
図4は、蓋部の斜視図である。
図5は、暖房タンクの底面図である。
図6は、図5のA-A断面図である。
図7は、図5のB-B断面斜視図である。
図8は、図6のC-C断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0010】
(1)本開示の暖房タンクは、液体が循環する循環回路に設けられる暖房タンクであって、上壁と、前記上壁に接続される複数の壁部と、を備える筐体と、前記上壁を貫通する液位電極と、前記上壁に形成され、前記液体を前記筐体内に充填するための充填口と、前記壁部に形成され、前記液体が所定の液位を超えた場合に前記液体をオーバーフローさせるオーバーフロー口と、前記壁部から延び、前記充填口の下方かつ前記オーバーフロー口の上方に配される覆い壁部と、前記壁部から延びる案内壁部と、を有し、前記液位電極は、前記筐体の幅方向における一方側に配され、前記充填口、前記オーバーフロー口、及び前記覆い壁部は、前記幅方向における他方側に配され、前記案内壁部は、前記充填口と前記液位電極との間に配され、前記案内壁部の上端部は、前記覆い壁部より上方に配されている。
(【0011】以降は省略されています)
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