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公開番号2024148659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062001
出願日2023-04-06
発明の名称モータ装置
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H02K 5/173 20060101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータヨークが回転しているときのロータ軸のたわみを抑制することができるモータ装置を得る。
【解決手段】ワイパモータ10は、ロータ軸SH1と、ロータヨーク64と、ステータコア72と、第1ボールベアリングB1と、第2ボールベアリングB2とを有する。ロータ軸SH1は、出力軸と平行に並びギヤ部を回転させる。ロータヨーク64は、ロータ軸SH1に固定されている。ステータコア72は、円筒部74を有する。円筒部74には、ロータ軸SH1の一部及びロータヨーク64の一部が挿入されている。第1ボールベアリングB1は、モータハウジング42に固定されている。第2ボールベアリングB2は、ベースプレート52に固定されている。第1ボールベアリングB1及び第2ボールベアリングB2のそれぞれの少なくとも一部は、円筒部74の内側に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ギヤ部に設けられた出力軸と平行に並び、前記ギヤ部を回転させるロータ軸と、
前記ロータ軸に固定されたロータヨークと、
前記ロータ軸の一部及び前記ロータヨークの一部が挿入された円筒部を有するステータコアと、
前記ステータコアに対して前記ロータ軸の軸方向の一方側に位置するモータハウジングに固定されており、前記ロータ軸を回転自在に支持する第1軸受と、
前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側に位置するベースプレートに固定されており、前記ロータ軸を回転自在に支持する第2軸受と、
を有し、
前記第1軸受及び前記第2軸受のそれぞれの少なくとも一部は、前記円筒部の内側に配置されている、
ことを特徴とするモータ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ベースプレートは、前記第2軸受を保持する保持部を有し、
前記保持部の少なくとも一部は、前記円筒部の内側に位置している、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
【請求項3】
前記ステータコアは、前記円筒部の内周面から前記円筒部の径方向の内側へ突出した少なくとも1つの突出部を有し、
前記突出部は、前記円筒部の周方向に沿って前記保持部と並び、且つ前記ベースプレートに固定されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のモータ装置。
【請求項4】
3つの前記突出部が、前記周方向に等しい間隔をあけて位置している、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のモータ装置において、
前記円筒部から前記径方向の外側へ突出された複数のティースと、
前記突出部を前記ベースプレートに固定するねじ部材と、を有し、
前記内周面のうち前記ねじ部材と前記ティースとの間に位置する部位には、前記ティースに向けて窪んだ窪み部が設けられており、
前記軸方向から見た場合、前記突出部及び前記窪み部は、前記径方向に並んでいる、
ことを特徴とするモータ装置。
【請求項6】
前記ステータコアは、前記軸方向にそれぞれ積層された複数の第1コアプレート及び複数の第2コアプレートから成り、
前記第1コアプレートは、前記円筒部の一部を構成する環状部と、前記環状部から前記径方向の内側へ突出し且つ前記突出部の一部を構成する内側突出部と、を含み、
前記第2コアプレートは、前記円筒部の他の一部を構成する環状部と、前記環状部の内周面から前記径方向の外側に向けて窪み、且つ前記窪み部の一部を構成する切欠部と、を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のモータ装置。
【請求項7】
前記ロータヨークは、前記ロータ軸から前記径方向の外側に向けて形成されたフランジ部と、前記フランジ部の外周部から前記軸方向の一方側へ延びる壁部と、を有し、
前記第1軸受は、前記フランジ部と前記壁部とで囲まれた収容空間に位置している、
ことを特徴とする請求項6に記載のモータ装置。
【請求項8】
前記モータハウジングは、前記第1軸受が取り付けられた取付部を有し、
前記取付部の前記軸方向の一部は、前記円筒部の内側に位置している、
ことを特徴とする請求項7に記載のモータ装置。
【請求項9】
前記モータハウジングは、前記ベースプレートに固定されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のモータ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された減速機構付モータでは、ピニオンギヤと出力軸が互いに平行となっている。ピニオンギヤの先端側は、第1ボールベアリングにより回転自在に支持されている。ピニオンギヤの基端側は、第2ボールベアリングにより回転自在に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-018035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の減速機構付モータにおいて、ピニオンギヤ(ロータ軸)がロータ(ロータヨーク)に固定された部分の付近では、第2ボールベアリングのみがピニオンギヤを支持している。ここで、ロータヨークが回転しているときに、ロータヨークの振れ回りが生じた場合、ロータヨークに固定されたロータ軸を支えているのは、第2ボールベアリングのみである。このため、ロータヨークの振れ回りに抵抗しきれず、ロータ軸がたわむ可能性があった。つまり、ロータ軸がたわむことを抑制するには、改善の余地があった。
【0005】
本発明の目的は、ロータヨークが回転しているときのロータ軸のたわみを抑制することができるモータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のモータ装置は、ギヤ部に設けられた出力軸と平行に並び、前記ギヤ部を回転させるロータ軸と、前記ロータ軸に固定されたロータヨークと、前記ロータ軸の一部及び前記ロータヨークの一部が挿入された円筒部を有するステータコアと、前記ステータコアに対して前記ロータ軸の軸方向の一方側に位置するモータハウジングに固定されており、前記ロータ軸を回転自在に支持する第1軸受と、前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側に位置するベースプレートに固定されており、前記ロータ軸を回転自在に支持する第2軸受と、を有し、前記第1軸受及び前記第2軸受のそれぞれの少なくとも一部は、前記円筒部の内側に配置されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様では、第1軸受及び第2軸受のそれぞれ少なくとも一部が、円筒部の内側に配置されている。このため、第1軸受及び第2軸受が、互いに近い位置にある。さらに、ロータ軸のロータヨークが固定された部位に近い位置で、第1軸受及び第2軸受のそれぞれが、ロータ軸を回転自在に支持する。これにより、ロータ軸に対して作用する外力に対する剛性が高められている。
【0008】
ロータヨークが回転しているとき、ロータ軸がギヤ部を回転させることで出力軸が回転する。このとき、ロータヨークの振れ回りが生じた場合、ロータ軸のうち、ロータヨークに固定されていない部位が、ロータヨークに固定された部位に対してたわむ可能性がある。ここで、既述の通り、第1軸受及び第2軸受によって、ロータ軸の剛性が高められているので、ロータヨークが回転しているときのロータ軸のたわみを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るワイパモータの斜視図である。
図1のA-A線に沿った断面図である。
図1のワイパモータのベースプレートを軸方向の一方側から見た斜視図である。
図1のワイパモータのステータユニット及びロータユニットを示す平面図である。
図2のモータ部を部分的に拡大した断面図である。
図3のステータユニットが有するステータコアの斜視図である。
ベースプレートにステータコアが固定された状態を示す底面図である。
ベースプレートにステータコアが固定された状態を示す斜視図である。
図6のステータコアの上部を構成する第1コアプレートの斜視図である。
図6のステータコアの下部を構成する第2コアプレートの斜視図である。
ステータコアのティース、突出部、窪み部及び固定ねじの配置を示す説明図である。
ロータ軸がヘリカルギヤを回転させているときに第1ボールベアリング及び第2ボールベアリングがスラスト荷重を受ける状態を示す説明図である。
ロータ軸が回転しているときにステータコアに作用する電磁加振力モード(変形の2次モード)を模式的に示す説明図である。
ステータコアの3つの突出部が周方向に等間隔で配置された状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態のワイパモータ10について、図1から図13Bまでを参照して説明する。なお、図1から図13Bまでにおいて、同一又は同様の構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図13Bまでにおいては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合、「第1」、「第2」等の用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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