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公開番号2024147590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2024105925,2021013026
出願日2024-07-01,2021-01-29
発明の名称装飾体、装飾体の製造方法、装身具、および時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類A44C 5/00 20060101AFI20241008BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】 装飾性の高い装飾体、その装飾体の製造方法、その装飾体を備えた装身具、および時計を提供する。
【解決手段】 光透過性を有する脆性素材で形成された装飾部材7と、この装飾部材7が嵌め込まれて固定される嵌着凹部10を有する保持部材8と、を備え、装飾部材7は、保持部材8の嵌着凹部10内に複数積層されている。従って、複数の装飾部材7が光透過性を有する脆性素材で形成されているので、複数の装飾部材7を積層させても、これら積層された複数の装飾部材7を透かして見ることができ、これにより積層された複数の装飾部材7によって立体的な装飾表現ができるので、装飾性の高いものを提供することができる。
【選択図】 図3


特許請求の範囲【請求項1】
光透過性を有する脆性素材で形成された装飾部材を備え、
前記装飾部材は、複数積層されている
ことを特徴とする装飾体。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の装飾体において、
前記装飾部材が固定される固定部を有する保持部材を備え、
前記装飾部材は、前記保持部材の前記固定部内に複数積層されている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の装飾体において、
前記複数の装飾部材は、表裏面に加飾が施されている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項4】
請求項2に記載の装飾体において、
前記保持部材は、金属板を折り曲げ加工することによって前記固定部が形成されている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項5】
請求項2または請求項4に記載の装飾体において、
前記固定部の内面は、着色されている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項6】
請求項2、請求項4、請求項5のいずれかに記載の装飾体において、
前記複数の装飾部材を前記保持部材の前記固定部内に固定する部材固定部を備えている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項7】
請求項6に記載の装飾体において、
前記部材固定部は、前記固定部の内面に設けられた係止部と、前記装飾部材の外周面に設けられて前記係止部が係合する係合部と、を備えている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項8】
請求項6に記載の装飾体において、
前記部材固定部は、前記固定部内に前記複数の装飾部材を固定するクランプ部である
ことを特徴とする装飾体。
【請求項9】
請求項2、請求項4~請求項8のいずれかに記載の装飾体において、
前記複数の装飾部材は、前記保持部材の前記固定部内に光透過性を有する光硬化性樹脂によって固定されている
ことを特徴とする装飾体。
【請求項10】
請求項2、請求項4~請求項9のいずれかに記載の装飾体において、
前記固定部は、前記装飾部材が嵌め込まれて固定される嵌着凹部である
ことを特徴とする装飾体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、腕時計やブレスレット、ブローチなどの装身具に用いられる装飾体、その装飾体の製造方法、その装飾体を備えた装身具、および時計に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、装身具である腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースに取付凹部を設け、この取付凹部に宝石などの脆性素材からなる複数の装飾部材を平面的に配列させて嵌め込んだ構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-323735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような腕時計では、腕時計ケースの取付凹部に複数の装飾部材を平面的に配列させて嵌め込んだだけあるから、平面的な装飾表現しかできないため、装飾性に乏しいという問題がある。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、装飾性の高い装飾体、その装飾体の製造方法、その装飾体を備えた装身具、および時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、光透過性を有する脆性素材で形成された装飾部材を備え、前記装飾部材は、複数積層されていることを特徴とする装飾体である。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、装飾性の高いものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明を適用した腕時計の拡大斜視図である。
図1に示された腕時計のA-A矢視における拡大断面図である。
図2示された腕時計ケースの要部を示した拡大断面図である。
図3示された腕時計ケースに装飾体を取り付ける状態を分解して示した要部の拡大断面図である。
図4に示された装飾体の保持部材に複数の装飾部材を積層させて嵌め込む状態を分解して示した要部の拡大断面図である。
図5に示された装飾体の保持部材を示し、(a)はその拡大斜視図、(b)はその拡大展開図である。
この発明を適用した腕時計における装飾体の変形例を示した要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、腕に取り付けて使用する装身具であり、図1および図2に示すように、装身具本体である腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、下部ケース1a上に上部ケース1bが防水リング1cを介して取り付けられた構造になっている。
【0010】
この腕時計ケース1の下部ケース1aにおける12時側と6時側とには、図1および図2に示すように、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。この腕時計ケース1の下部ケース1aにおける2時側、3時側、4時側、8時側、および10時側(8時側と10時側とは図示せず)には、スイッチ部3がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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