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公開番号2024146415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059295
出願日2023-03-31
発明の名称ステータ及びモータ
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所,個人
主分類H02K 11/30 20160101AFI20241004BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配置された電子部品の物理的な干渉を避けることが可能なステータ及びモータを提供する。
【解決手段】ステータ10は、ステータコア121と、インシュレータと、コイル123と、回路基板42と、スペーサ43とを有する。ステータコアは、中心軸を周方向に囲む環状のコアバック121aと、コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティース121bとを有する。インシュレータは、ステータコアの少なくとも一部を覆う。コイルは、ティースにインシュレータを介して取り付けられる。回路基板は、電子部品が実装され、ステータコアの軸方向一方側に配置される。スペーサは、軸方向において、回路基板とステータコアとの間に配置される。回路基板とスペーサとは接続される。電子部品は、回路基板のうちスペーサ側を向く実装面S1に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有するステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられるコイルと、
電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される回路基板と、
軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置されるスペーサと、
を有し、
前記回路基板と前記スペーサは接続され、
前記電子部品は、前記回路基板のうち前記スペーサ側を向く実装面に配置される、ステータ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記電子部品は、部品本体と、前記部品本体から延びるリード部とを有し、
前記リード部のうち、前記部品本体側の一部は、前記実装面に沿って配置される、請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記実装面と反対方向から視た際、前記部品本体は、前記回路基板から露出して位置する、請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記部品本体は、樹脂材で覆われる、請求項3に記載のステータ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のステータと、
前記ステータに対して径方向に対向し、前記ステータの周囲を回転するロータと
を有する、モータ。
【請求項6】
中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有するステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられるコイルと、
前記コアバックの軸方向一方側を、前記インシュレータを介して保持するステータホルダと、
前記ステータホルダの軸方向一方側を覆う絶縁プレートと、
電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される回路基板と、
軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置されるスペーサと、
を有し、
前記回路基板と前記スペーサは接続され、
前記絶縁プレートは、
前記回路基板のうち前記スペーサ側を向く実装面に接し、前記回路基板を支持する支持部と、
前記支持部に対して凹んだ溝部と
を有し、
前記溝部には、前記コイルと繋がる渡り線の一部が配置される、ステータ。
【請求項7】
前記回路基板は、開口を有し、
前記開口には、前記渡り線の一部が位置する、請求項6に記載のステータ。
【請求項8】
請求項6又は7に記載のステータと、
前記ステータに対して径方向に対向し、前記ステータの周囲を回転するロータと
を有する、モータ。
【請求項9】
中心軸に沿って軸方向に延びるシャフトと、
前記シャフトに固定されたステータと、
前記ステータの周囲を回転するロータと
を有し、
前記ステータは、
中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有するステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられるコイルと、
前記ステータと前記シャフトを保持するステータホルダと、
電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される回路基板と、
軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置されるスペーサと、
を有し、
前記回路基板と前記スペーサは接続され、
前記ロータは、
前記ステータの径方向外周を囲う環状のリムと、
前記リムと接続し、前記リムの径方向の内側に配置される環状のヨークと、
前記ヨークの径方向の内側に沿って配置され、前記ステータに対向するマグネットと、
前記リム又は前記ヨークに接続される接続部と、
前記シャフトに対して前記接続部を回転可能に支持する軸受と、
を有し、
前記接続部は、
前記ステータにおける前記回路基板が配置された側を覆うカバーと、
前記カバーから軸方向に延び、前記ヨークと前記ステータとの間の一部に位置する仕切部と
を有し、
前記スペーサは、前記カバーと前記ステータとの間に位置し、
前記スペーサの前記ステータ側の端部は、前記スペーサの前記カバー側の端部より、径方向外側に位置する、モータ。
【請求項10】
前記スペーサは、
前記回路基板を支持する基板支持部と、
前記電子部品を収容する収容部と
を有し、
前記収容部は、
孔部と、
前記孔部の縁の一部から延びる壁部と
を有し、
前記壁部は、前記孔部の前記縁より外側に位置する、請求項9に記載のモータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータ及びモータに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のブラシレスモータでは、複数の突極を放射状に配置したステータに、ロータに設けた磁石の磁極を検出する磁極検出用センサを備え、磁極検出用センサからの検出信号に基づいて各突極のコイルへの通電を切り替える制御が行われる。特許文献1のブラシレスモータは、磁極検出用センサを磁石に対向する状態で保持するセンサホルダを備えると共に、センサホルダが、ステータに対して着脱可能な固定手段を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-264971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のブラシレスモータにおけるステータには、磁極検出用センサに加えて、コネクタ等の複数の部品が配置されている。ステータにおいて、複数の部品を配置できるスペースは限られているため、複数部品同士、又は複数の部品とステータとの物理的な干渉を避けながら部品を配置する必要がある。
【0005】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、配置された電子部品の物理的な干渉を避けることが可能なステータ及びモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的なステータは、ステータコアと、インシュレータと、コイルと、回路基板と、スペーサとを有する。前記ステータコアは、中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有する。前記インシュレータは、前記ステータコアの少なくとも一部を覆う。前記コイルは、前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられる。前記回路基板は、電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される。前記スペーサは、軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置される。前記回路基板と前記スペーサとは接続される。前記電子部品は、前記回路基板のうち前記スペーサ側を向く実装面に配置される。
【0007】
本開示の例示的なステータは、ステータコアと、インシュレータと、コイルと、ステータホルダと、絶縁プレートと、回路基板と、スペーサとを有する。前記ステータコアは、中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有する。前記インシュレータは、前記ステータコアの少なくとも一部を覆う。前記コイルは、前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられる。前記ステータホルダは、前記コアバックの軸方向一方側を、前記インシュレータを介して保持する。前記絶縁プレートは、前記ステータホルダの軸方向一方側を覆う。前記回路基板は、電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される。前記スペーサは、軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置される。前記回路基板と前記スペーサとは接続される。前記絶縁プレートは、支持部と、溝部とを有する。前記支持部は、前記回路基板のうち前記スペーサ側を向く実装面に接し、前記回路基板を支持する。前記溝部は、前記支持部に対して凹んでいる。前記溝部には、前記コイルへ電流を流すケーブルの一部が配置される。
【0008】
本開示の例示的なモータは、シャフトと、ステータと、ロータとを有する。前記シャフトは、中心軸に沿って軸方向に延びる。前記ステータは、前記シャフトに固定される。前記ロータは、前記ステータの周囲を回転する。前記ステータは、ステータコアと、インシュレータと、コイルと、回路基板と、スペーサとを有する。前記ステータコアは、中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、前記コアバックから径方向に延びて周方向に複数配置されるティースとを有する。前記インシュレータは、前記ステータコアの少なくとも一部を覆う。前記コイルは、前記ティースに前記インシュレータを介して取り付けられる。前記回路基板は、電子部品が実装され、前記ステータコアの軸方向一方側に配置される。前記スペーサは、軸方向において、前記回路基板と前記ステータコアとの間に配置される。前記回路基板と前記スペーサとは接続される。前記ロータは、環状のリムと、環状のヨークと、マグネットと、接続部と、軸受とを有する。前記リムは、前記ステータの径方向外周を囲う。前記ヨークは、前記リムと接続し、前記リムの径方向の内側に配置される。前記マグネットは、前記ヨークの径方向の内側に沿って配置され、前記ステータに対向する。前記接続部は、前記リム又は前記ヨークに接続される。前記軸受は、前記シャフトに対して前記接続部を回転可能に支持する。前記接続部は、カバーと、仕切部とを有する。前記カバーは、前記ステータにおける前記回路基板が配置された側を覆う。前記仕切部は、前記カバーから軸方向に延び、前記ヨークと前記ステータとの間の一部に位置する。前記スペーサは、前記カバーと前記ステータとの間に位置する。前記スペーサの前記ステータ側の端部は、前記スペーサの前記カバー側の端部より、径方向外側に位置する。
【発明の効果】
【0009】
例示的な本開示によれば、配置された電子部品の物理的な干渉を避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、例示的な実施形態のモータの外観を示す図である。
図2は、例示的な実施形態のモータの回転軸に沿った断面を示す図である。
図3は、例示的な実施形態のモータの内部を示す分解図である。
図4は、例示的な実施形態のステータを示す分解図である。
図5は、例示的な実施形態のステータを示す分解図である。
図6は、図4のステータの別角度からの拡大図である。
図7は、回路基板の実装面を示す図である。
図8は、回路基板の変形例における実装面と反対側の面を示す図である。
図9は、例示的な実施形態のモータの回転軸に沿った断面においてセンサユニットを拡大した図である。
図10は、図9を更に拡大した図である。
図11は、センサユニットを示す分解図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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