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公開番号2024146496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059440
出願日2023-03-31
発明の名称光学素子、レンズユニットおよびカメラモジュール
出願人ニデック株式会社,ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所,個人
主分類G02B 1/14 20150101AFI20241004BHJP(光学)
要約【課題】光学素子において、耐久性が向上するとともに光学特性の低下を抑制する。
【解決手段】
光学素子10は、光軸Lxを有する。光学素子10は、プラスチックレンズ11と、ハードコート層12と、反射防止膜13とを備える。ハードコート層12は、プラスチックレンズ11と反射防止膜13との間に位置する。反射防止膜13は、プラスチックレンズ11の少なくとも一方の面側に配置される。ハードコート層12の光軸Lxにおける厚さLx1は、2μm以上20μm以下である。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
光軸を有する光学素子であって、
プラスチックレンズと、
前記プラスチックレンズの少なくとも一方の面側に配置された反射防止膜と、
前記プラスチックレンズと前記反射防止膜との間に位置するハードコート層と
を備え、
前記ハードコート層の前記光軸における厚さは、2μm以上20μm以下である、光学素子。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記ハードコート層の最小厚さは、2μm以上であり
前記ハードコート層の最大厚さは、20μm以下である、請求項1に記載の光学素子。
【請求項3】
前記ハードコート層の弾性率は、5GPa以上12GPa以下である、請求項1または2に記載の光学素子。
【請求項4】
前記プラスチックレンズの熱膨張係数は、60ppm/K以上150ppm/K以下である、請求項1または2に記載の光学素子。
【請求項5】
前記反射防止膜の熱膨張係数は、1ppm/K以上10ppm/K以下である、請求項1または2に記載の光学素子。
【請求項6】
前記プラスチックレンズの熱膨張係数は、60ppm/K以上100ppm/K以下であり、
前記反射防止膜の熱膨張係数は、5ppm/K以上10ppm/K以下である、請求項1または2に記載の光学素子。
【請求項7】
前記ハードコート層の前記光軸における厚さと外縁の厚さとの差は、15μm以下である、請求項1または2に記載の光学素子。
【請求項8】
複数のレンズと、
前記複数のレンズを収容する収容部材と
を備える、レンズユニットであって、
前記複数のレンズは、前記収容部材の開口から順番に配置され、
前記複数のレンズのうち前記収容部材の開口側に位置する最外レンズは、請求項1または2に記載の光学素子である、レンズユニット。
【請求項9】
前記最外レンズの外縁を遮光する遮光部材をさらに備える、請求項8に記載のレンズユニット。
【請求項10】
前記遮光部材は、前記収容部材と単一の部材である、請求項9に記載のレンズユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子、レンズユニットおよびカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
光を透過するプラスチックレンズ基材を保護するために、プラスチックレンズ基材よりも硬いハードコート層でプラスチックレンズ基材を被覆するとともに、ハードコート層の表面に光の反射を防止する反射防止層を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、プラスチックレンズ基材を被覆するハードコート層の上に反射防止層を備えたプラスチックレンズを眼鏡レンズとして用いることが記載されている。特許文献1のプラスチックレンズでは、反射防止層が、二酸化珪素(SiO
2
)からなる低屈折率膜と、四窒化三珪素(Si
3

4
)からなる高屈折率膜とが交互に積層された多層膜であり、反射防止層の低屈折率膜および高屈折率膜を特定の膜厚に設定することにより、プラスチックレンズの耐久品質を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-76598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のプラスチックレンズでも、周囲環境に起因して反射防止層が剥離したりハードコート層が損傷したりして、光学素子の耐久性が低下するおそれがある。一方で、プラスチックレンズにおいて、ハードコート層が厚くなると、耐久性の低下は抑制できるが、光学的な歪みが生じて光学特性が低下するおそれがある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性が向上するとともに光学特性の低下を抑制可能な光学素子、レンズユニットおよびカメラモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な光学素子は、光軸を有する光学素子であって、プラスチックレンズと、前記プラスチックレンズの少なくとも一方の面側に配置された反射防止膜と、前記プラスチックレンズと前記反射防止膜との間に位置するハードコート層とを備える。前記ハードコート層の前記光軸における厚さは、2μm以上20μm以下である。
【0008】
本発明の例示的なレンズユニットは、複数のレンズと、前記複数のレンズを収容する収容部材とを備える。前記複数のレンズは、前記収容部材の開口から順番に配置され、前記複数のレンズのうち前記収容部材の開口側に位置する最外レンズは、上記に記載の光学素子である。
【0009】
本発明の例示的なカメラモジュールは、上記に記載のレンズユニットと、撮像素子とを備える。
【発明の効果】
【0010】
例示的な本発明は、耐久性が向上するとともに光学特性の低下を抑制可能な光学素子、レンズユニットおよびカメラモジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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