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公開番号
2024145807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058320
出願日
2023-03-31
発明の名称
温調装置
出願人
SMC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25B
1/00 20060101AFI20241004BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】負荷との間を流れる循環液の量の変化を正確に把握し、循環液の漏出を早期に発見可能な温調装置を提供する。
【解決手段】温調装置1は、循環液Lを蓄えるメインタンク20と、このタンク内の循環液を負荷70に送出し負荷からの循環液を受け入れてタンクに送出する循環流路10と、タンク内の循環液を循環流路を通じて負荷に送出する循環ポンプ23と、循環流路に設けられ、負荷を温度調節した循環液の温度を制御する温度制御部8と、循環液の漏出を検出する漏出検出プロセスを実行するプロセッサ61を有した制御部60を有する。タンクは、循環液の液位を検出するレベルスイッチ55と、このスイッチの上方に配されて循環液の漏出の検出を開始する液位基準位置Psを有する。プロセッサは、漏出検出プロセス中の第1設定時間内に、スイッチで循環液の液位を検出した場合に温調装置から循環液が漏出したとして第1警報信号を出力する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
負荷の温度を所定の設定温度に調節するための温調装置であって、
前記温調装置は、
前記負荷を温度調節するための循環液を蓄えるメインタンクと、
前記メインタンク内の循環液を前記負荷に送出し、前記負荷を温度調節した循環液を受け入れて前記メインタンクに送出する循環流路と、
前記メインタンク内の循環液を前記循環流路を通じて前記負荷に送出する循環ポンプと、
前記循環流路に設けられ、前記負荷を温度調節した循環液の温度を制御する温度制御部と、
循環液の漏出を検出する漏出検出プロセスを実行するプロセッサを有した制御部と、を有し、
前記メインタンクは、これに蓄えられた循環液の液位を検出する第1液位検出センサと、前記第1液位検出センサよりも上方位置に配されて前記漏出検出プロセスを開始する液位基準位置と、を有し、
前記プロセッサは、前記漏出検出プロセスにおいて、予め設定した第1設定時間内に、前記メインタンクの液位が前記第1液位検出センサで検出された場合には、前記温調装置から循環液が漏出しているものとして第1警報信号を出力する、
ことを特徴とする温調装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記温度制御部は、循環液と熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に対して循環液と熱交換させる熱交換媒体を供給する熱交換回路と、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。
【請求項3】
前記温調装置は、前記メインタンクを内部に配設して循環液が蓄えられたサブタンクと、前記サブタンク内の循環液を前記メインタンク内に供給する供給ポンプとを更に有し、
前記液位基準位置は、前記メインタンクの側壁に貫設されて前記メインタンク内と前記サブタンク内とを連通させた連通孔、又は前記メインタンクの前記側壁の上端縁によって規定されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記漏出検出プロセスにおいて、前記第1設定時間内に前記メインタンクの液位が前記第1液位検出センサで検出されない場合には、前記供給ポンプを予め設定された第2設定時間駆動させて前記サブタンク内の循環液を前記メインタンクに供給することで、前記メインタンク内の循環液の液位を前記液位基準位置に到達させて、前記漏出検出プロセスを再開する、
ことを特徴とする請求項3に記載の温調装置。
【請求項5】
前記循環流路は、前記メインタンクに接続されて前記メインタンク内の循環液を前記負荷に送出するための送出流路と、前記負荷を温度調節した循環液を受け入れて前記メインタンクに戻す戻り流路と、を有し、
前記循環流路の前記送出流路には、前記メインタンクから送出される循環液の温度を検出する温度センサが設けられ、
前記プロセッサは、前記温調装置の運転を開始すると、前記温度センサで検出された循環液の温度が所定の条件を満たしているかを監視する循環液温度監視プロセスを実行し、前記循環液温度監視プロセスにおいて循環液の温度が前記所定の条件を満たしている場合に、前記供給ポンプを予め設定された第2設定時間駆動させて、前記サブタンク内の循環液を前記メインタンクに供給することで、前記メインタンク内の循環液の液位を前記液位基準位置に到達させて、前記漏出検出プロセスを開始する、
ことを特徴とする請求項3に記載の温調装置。
【請求項6】
前記所定の条件とは、前記温度センサで検出された循環液の温度が前記設定温度に維持された状態が予め設定された第3所定時間継続していることである、
ことを特徴とする請求項5に記載の温調装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記漏出検出プロセスの実行中において、前記温度センサで検出された循環液の温度が前記設定温度を満たしていない場合に、前記漏出検出プロセスを中止して、前記循環液温度監視プロセスを実行する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の温調装置。
【請求項8】
前記サブタンクには、前記サブタンク内に蓄えられた循環液の液位が前記メインタンクの底部に接触しない上限位置を検出する上限液位センサが設けられ、
前記プロセッサは、前記上限液位センサにより前記上限位置が検出されると、前記サブタンク内の循環液が前記メインタンクに接触する虞があるものとして第2警報信号を出力する、
ことを特徴とする請求項3に記載の温調装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度調節された循環液を負荷に供給することによって、該負荷の温度を所望の温度に制御する温調装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
温度調節された循環液を負荷に供給することによって、該負荷の温度を所望の温度に調節する温調装置は、例えば特許文献1に開示されているように、既に広く知られている。この従来の温調装置においては、前記負荷を温度調節するための循環液が、メインタンクから送り流路を通じて負荷に供給されて負荷を温度調節し、その負荷を温度調節した後の循環液が戻り流路に環流されて、熱交換器やヒータ等で温度制御された上で、再び前記メインタンクに蓄えられるようになっている。また、前記メインタンクには循環液の液位を検出する液位スイッチ等の液位センサが設けられており、該液位センサで循環液の液位を検出することにより、サブタンクからメインタンクに循環液を補充したり、警報を発したりすることができるようになっている。
【0003】
ところで、このような循環液として例えばフッ素化液を使用する温調装置においては、環境への影響を考慮して、使用されている循環液の量を適切に管理する必要がある。特に、万が一循環液が外部に漏出している場合には、温調装置の温度調整機能にも悪影響を及ぼす虞がある。
【0004】
しかしながら、前記従来の温調装置においては、負荷との間を流れている循環液の量の変化を正確に把握することができないことから、循環液の漏出を早期に発見することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-106434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の技術的課題は、負荷との間を流れている循環液の量の変化を正確に把握することができ、循環液の漏出を早期に発見することが可能な温調装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を解決するため、本発明に係る温調装置は、負荷の温度を所定の設定温度に調節するための温調装置であって、前記温調装置は、前記負荷を温度調節するための循環液を蓄えるメインタンクと、前記メインタンク内の循環液を前記負荷に送出し、前記負荷を温度調節した循環液を受け入れて前記メインタンクに送出する循環流路と、前記メインタンク内の循環液を前記循環流路を通じて前記負荷に送出する循環ポンプと、前記循環流路に設けられ、前記負荷を温度調節した循環液の温度を制御する温度制御部と、循環液の漏出を検出する漏出検出プロセスを実行するプロセッサを有した制御部と、を有し、前記メインタンクは、これに蓄えられた循環液の液位を検出する第1液位検出センサと、前記第1液位検出センサよりも上方位置に配されて前記漏出検出プロセスを開始する液位基準位置と、を有し、前記プロセッサは、前記漏出検出プロセスにおいて、予め設定した第1設定時間内に、前記メインタンクの液位が前記第1液位検出センサで検出された場合には、前記温調装置から循環液が漏出しているものとして第1警報信号を出力する、ことを特徴とする。
【0008】
この場合において、好ましくは、前記温度制御部は、循環液と熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に対して循環液と熱交換させる熱交換媒体を供給する熱交換回路と、を含む。また、好ましくは、前記温調装置は、前記メインタンクを内部に配設して循環液が蓄えられたサブタンクと、前記サブタンク内の循環液を前記メインタンク内に供給する供給ポンプとを更に有し、前記液位基準位置は、前記メインタンクの側壁に貫設されて前記メインタンク内と前記サブタンク内とを連通させた連通孔、又は前記メインタンクの前記側壁の上端縁によって規定されている。
【0009】
また、好ましくは、前記プロセッサは、前記漏出検出プロセスにおいて、前記第1設定時間内に前記メインタンクの液位が前記第1液位検出センサで検出されない場合には、前記供給ポンプを予め設定された第2設定時間駆動させて前記サブタンク内の循環液を前記メインタンクに供給することで、前記メインタンク内の循環液の液位を前記液位基準位置に到達させて、前記漏出検出プロセスを再開する。
【0010】
また、好ましくは、前記循環流路は、前記メインタンクに接続されて前記メインタンク内の循環液を前記負荷に送出するための送出流路と、前記負荷を温度調節した循環液を受け入れて前記メインタンクに戻す戻り流路と、を有し、前記循環流路の前記送出流路には、前記メインタンクから送出される循環液の温度を検出する温度センサが設けられ、前記プロセッサは、前記温調装置の運転を開始すると、前記温度センサで検出された循環液の温度が所定の条件を満たしているかを監視する循環液温度監視プロセスを実行し、前記循環液温度監視プロセスにおいて循環液の温度が前記所定の条件を満たしている場合に、前記供給ポンプを予め設定された第2設定時間駆動させて、前記サブタンク内の循環液を前記メインタンクに供給することで、前記メインタンク内の循環液の液位を前記液位基準位置に到達させて、前記漏出検出プロセスを開始する。また、好ましくは、前記所定の条件とは、前記温度センサで検出された循環液の温度が前記設定温度に維持された状態が予め設定された第3所定時間継続していることである。
(【0011】以降は省略されています)
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