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公開番号2024142705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054974
出願日2023-03-30
発明の名称海底ケーブルシステムの敷設方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04B 10/27 20130101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約【課題】海底ケーブルシステムの構築における順応性が高い海底ケーブルシステムの敷設方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係る海底ケーブルシステムの敷設方法は、分岐海底ケーブルL3が接続されていない分岐装置11aを備える第1の幹線海底ケーブルL1を海底に敷設する工程と、分岐海底ケーブルL3が接続されていない分岐装置11bを備える第2の幹線海底ケーブルL2を海底に敷設する工程と、第1の幹線海底ケーブルL1が備える分岐装置11aに対して分岐海底ケーブルL3の一端を接続する工程と、第2の幹線海底ケーブルL2が備える分岐装置11bに対して分岐海底ケーブルL3の他端を接続する工程と、を有する海底ケーブルシステムの敷設方法である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
分岐海底ケーブルが接続されていない分岐装置をそれぞれが備える第1及び第2の幹線海底ケーブルを海底に敷設する工程と、
前記第1の幹線海底ケーブルが備える分岐装置に対して分岐海底ケーブルの一端を接続する工程と、
前記第2の幹線海底ケーブルが備える分岐装置に対して前記分岐海底ケーブルの他端を接続する工程と、を有する、
海底ケーブルシステムの敷設方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記分岐装置が、
前記幹線海底ケーブルの一方側と接続する第1のスイッチ回路と、
前記幹線海底ケーブルの他方側と接続する第2のスイッチ回路と、
前記分岐海底ケーブルと接続する第3のスイッチ回路と、を備え、
各スイッチ回路が、他の2種のスイッチ回路のいずれかと切り替え可能に接続する、
請求項1に記載の海底ケーブルシステムの敷設方法。
【請求項3】
前記第1及び第2の幹線海底ケーブルの端部に位置する陸上局のうち、少なくとも1つ以上が、前記第1、第2、及び第3のスイッチ回路を制御する分岐装置制御部を備える、
請求項2に記載の海底ケーブルシステムの敷設方法。
【請求項4】
前記分岐装置制御部が、前記第1の幹線海底ケーブルが備える分岐装置中の前記スイッチ回路と、前記第2の幹線海底ケーブルが備える分岐装置中の前記スイッチ回路と、を制御する、
請求項3に記載の海底ケーブルシステムの敷設方法。
【請求項5】
前記第1の幹線海底ケーブルの一端に位置する陸上局と、前記第2の幹線海底ケーブルの一端に位置する陸上局とが、陸上通信路によって接続されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の海底ケーブルシステムの敷設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、海底ケーブルシステムの敷設方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、幹線海底ケーブルに対して挿入される切替分岐ユニットが記載されている。特許文献1に記載の切替分岐ユニットには、海底分岐ケーブルが接続されており、当該海底分岐ケーブルは、2系統の幹線海底ケーブルを接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、2つの陸上局を結ぶ第1の海底ケーブルと、他の2つの陸上局を結ぶ第2の海底ケーブルとを敷設した場合、通信需要の変化等の要因によって、敷設の完了後に、第1の海底ケーブルに接続された陸上局と、第2の海底ケーブルに接続された陸上局との間で通信を実行したいという要望が生じる場合がある。
【0005】
しかしながら、関連技術においては、海底ケーブルの敷設の完了後に、当該海底ケーブルの接続関係を変更することができず、上記のような要望に応じることはできなかった。
つまり、関連技術においては、海底ケーブルシステムの構築における順応性が十分でないという課題があった。
特許文献1には、このような課題を解決可能な技術は記載されていない。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、海底ケーブルシステムの構築における順応性が高い海底ケーブルシステムの敷設方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る海底ケーブルシステムの敷設方法は、
分岐海底ケーブルが接続されていない分岐装置をそれぞれが備える第1及び第2の幹線海底ケーブルを海底に敷設する工程と、
前記第1の幹線海底ケーブルが備える分岐装置に対して分岐海底ケーブルの一端を接続する工程と、
前記第2の幹線海底ケーブルが備える分岐装置に対して前記分岐海底ケーブルの他端を接続する工程と、を有する、
海底ケーブルシステムの敷設方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によって、海底ケーブルシステムの構築における順応性が高い海底ケーブルシステムの敷設方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る海底ケーブルシステムの構成を示す模式俯瞰図である。
第1の実施形態に係る海底ケーブルシステムの敷設方法を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る海底ケーブルシステムの構成を示す模式俯瞰図である。
第2の実施形態に係る分岐装置の構成を示す模式回路図である。
第2の実施形態に係る分岐装置の構成を示す模式回路図である。
第2の実施形態に係る分岐装置の構成を示す模式回路図である。
第2の実施形態に係る陸上局の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る海底ケーブルシステムの敷設方法を示すフローチャートである。
その他の実施形態に係る海底ケーブルシステムの構成を示す模式俯瞰図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
<海底ケーブルシステムの構成>
以下、図面を参照して、第1の実施形態に係る海底ケーブルの敷設方法について詳細に説明する。まず始めに、第1の実施形態に係る海底ケーブルの敷設方法によって敷設される海底ケーブルシステムの構成について、詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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