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公開番号2024141039
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052471
出願日2023-03-28
発明の名称検査装置及びプログラム
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人イノベンティア
主分類G01N 21/95 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】植毛ネットに毛髪材が結びつけられた対象物において、毛髪材の結び付け不良の有無を容易に把握することができる検査装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】網目状である植毛ネットの横糸に毛髪材が結び付けられた対象物を検査する検査装置1であって、対象物を撮像した画像を処理する画像処理部112を備える。画像処理部112は、毛髪材の結び目及び背景のそれぞれが第1値、植毛ネットが第2値になるように画像を二値化し、第2値の領域を横糸に対して垂直な双方向に拡張する第1処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
網目状である植毛ネットの横糸に毛髪材が結び付けられた対象物を検査する検査装置であって、
前記対象物を撮像した画像を処理する画像処理部を備え、
前記画像処理部は、前記毛髪材の結び目及び背景のそれぞれが第1値、前記植毛ネットが第2値になるように前記画像を二値化し、前記第2値の領域を前記横糸に対して垂直な双方向に拡張する第1処理を行う、検査装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記画像処理部は、前記第1処理を行う際に、隣接する前記横糸の間隔の半分以上かつ当該間隔以下の大きさだけ、前記第2値の領域を拡張する、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記画像処理部は、前記第1処理の後、前記第1値の領域を、前記横糸に平行な双方向及び前記横糸に垂直な双方向に拡張する第2処理を行う、請求項1または2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記画像処理部は、前記第2処理を行う際に、
前記対象物を作成する際に設定した前記毛髪材の結び目の前記横糸に平行な方向の間隔の半分以上かつ当該間隔以下の大きさだけ、前記第1値の領域を当該方向に沿って拡張し、
前記対象物を作成する際に設定した前記毛髪材の結び目の前記横糸に垂直な方向の間隔の半分以上かつ当該間隔以下の大きさだけ、前記第1値の領域を当該方向に沿って拡張する、請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記画像処理部は、前記第2処理の後、前記第2値の領域を、前記横糸に平行な双方向及び前記横糸に垂直な双方向に拡張する第3処理を行う、請求項3に記載の検査装置。
【請求項6】
網目状である植毛ネットの横糸に毛髪材が結び付けられた対象物を撮像した画像の処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記毛髪材の結び目及び背景のそれぞれが第1値、前記植毛ネットが第2値になるように前記画像を二値化し、前記第2値の領域を前記横糸に対して垂直な方向に拡張する第1処理を行う、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植毛ネットに毛髪材が結びつけられた対象物を検査する検査装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、毛髪材を植毛ネットに結び付けて植毛する自動植毛装置が提案されている。この自動植毛装置では、毛髪材を植毛ネットの目の横糸に結び付けて植毛する植毛鉤針を有しており、毛髪材が植毛鉤針の先端部に保持された状態で植毛ネットの目を出入りすることによって、毛髪材が植毛ネットの目に結び付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6533350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような自動植毛装置では、植毛ネットへの毛髪材の結び付けが失敗して、部分的に毛髪材が結び付けられていない領域(ボルディングスポット)が生じる可能性がある。そのため、自動植毛装置により植毛ネットに毛髪材を結び付けた後に、これを検査する必要があるが、
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、植毛ネットに毛髪材が結びつけられた対象物において、毛髪材の結び付け不良の有無を容易に把握することができる検査装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、以下に開示する検査装置は、網目状である植毛ネットの横糸に毛髪材が結び付けられた対象物を検査する検査装置であって、前記対象物を撮像した画像を処理する画像処理部を備え、前記画像処理部は、前記毛髪材の結び目及び背景のそれぞれが第1値、前記植毛ネットが第2値になるように前記画像を二値化し、前記第2値の領域を前記横糸に対して垂直な方向に拡張する第1処理を行う。
【発明の効果】
【0007】
上記の検査装置によれば、得られる画像のうち、毛髪材の結び目については第1値のままで、その他の部分を第2値に塗りつぶすことができる。したがって、当該画像における第1値の領域の分布により、対象物における毛髪材の結び付け不良の有無を容易に把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、自動植毛装置120の側面図である。
図2は、自動植毛装置120の正面図である。
図3は、自動植毛装置120の側面図である。
図4は、自動植毛装置120の側面図である。
図5は、検査装置1の構成の一例を示すブロック図である。
図6は、対象物を撮像して得られる画像の一例を示す図である。
図7は、画像の処理方法について説明する図である。
図8は、画像の処理方法について説明する図である。
図9は、画像の処理方法について説明する図である。
図10は、図6に示す画像P1を撮像するための装置の構成の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、例えば実施形態及び変形例として記載された各構成を任意に組み合わせるなど、適宜変更することが可能である。また、以下で参照する図面も例示であり、当該図面中において構成の簡略化や模式化がされていることもある。
【0010】
<<自動植毛装置の基本的な構成及び動作の一例>>
最初に、本発明の実施形態に係る自動植毛装置の基本的な構成及び動作の一例について説明するが、例えば特許第6533350号公報などに記載されているような公知の自動植毛装置の構成及び動作を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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