TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024136890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048188
出願日2023-03-24
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人栗田工業株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】簡便に欠陥の原因等を特定することが可能な情報処理装置等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、画像取得部と、関係性モデル取得部と、出力部と、を備える。画像取得部は、工業プロセス内から所定の画像を取得する。ここで、所定の画像には、工業プロセス内で生じた欠陥に関する画像が含まれる。関係性モデル取得部は、関係性モデルを取得する。ここで、関係性モデルは、工業プロセス内の所定の箇所を分析した分析データと、対応する欠陥の画像に関する画像データと、が関連付けられて作成されたモデルである。出力部は、所定の画像と、関係性モデルと、に基づき、欠陥の原因及び/又は欠陥への対策を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置であって、
画像取得部と、関係性モデル取得部と、出力部と、を備え、
前記画像取得部は、工業プロセス内から所定の画像を取得し、
ここで、前記所定の画像には、前記工業プロセス内で生じた欠陥に関する画像が含まれ、
前記関係性モデル取得部は、関係性モデルを取得し、
ここで、前記関係性モデルは、前記工業プロセス内の所定の箇所を分析した分析データと、対応する欠陥の画像に関する画像データと、が関連付けられて作成されたモデルであり、
前記出力部は、前記所定の画像と、前記関係性モデルと、に基づき、前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記出力部は、前記欠陥の原因及び前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、前記所定の箇所を化学的又は生化学的手法により分析して得られるデータである、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、光学顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、FT-IR分析、熱分解ガスクロマトグラフィ分析、ニンヒドリン反応試験、蛍光X線分析、X線回折分析、細菌数分析、真菌数分析、元素マッピング分析、ヨウ素デンプン反応試験、有機溶媒による抽出量、酸による抽出量及びアルカリによる抽出量からなる群から選択される1以上の分析に関するデータを含む、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、前記工業プロセス内の所定の箇所として、前記工業プロセス内の欠陥を分析したデータである、情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記工業プロセスは、水系の工程を備えるプロセスである、情報処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記工業プロセスは、製紙プロセスである、情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記関係性モデルで関係付けられた前記画像データは、前記欠陥の色、大きさ及び形状のいずれかに関する情報を含み、
前記出力部は、前記所定の画像における前記欠陥の色、大きさ及び形状のいずれかに関する情報に基づき、前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記所定の画像は、RGBカメラにより撮像された画像である、情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理方法において、
前記出力部は、前記欠陥への対策として、前記工業プロセスの操業条件を出力する、情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
工業プロセスにおける不具合の発生を防ぐための種々の技術が開発されている。たとえば、特許文献1には、所定の制御により、還元性物質を含む水系のスライムコントロールを行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-241018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような不具合の発生を防ぐ技術がある一方で、実際の工業プロセスでは予想外の欠陥が生じることもある。従来、このような欠陥の原因を特定するために、種々の分析を行うことがなされてきたが、この分析には相応の日数もかかるのが実情である。またそれだけでなく、このような欠陥を特定する分析は分析者の技量も要求されるため、簡便に欠陥の原因等を特定することが可能な技術が望まれていた。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、簡便に欠陥の原因等を特定することが可能な情報処理装置等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、画像取得部と、関係性モデル取得部と、出力部と、を備える。画像取得部は、工業プロセス内から所定の画像を取得する。ここで、所定の画像には、工業プロセス内で生じた欠陥に関する画像が含まれる。関係性モデル取得部は、関係性モデルを取得する。ここで、関係性モデルは、工業プロセス内の所定の箇所を分析した分析データと、対応する欠陥の画像に関する画像データと、が関連付けられて作成されたモデルである。出力部は、所定の画像と、関係性モデルと、に基づき、欠陥の原因及び/又は欠陥への対策を出力する。
【0007】
具体的に、本発明は以下のものを提供する。
(1)
情報処理装置であって、
画像取得部と、関係性モデル取得部と、出力部と、を備え、
前記画像取得部は、工業プロセス内から所定の画像を取得し、
ここで、前記所定の画像には、前記工業プロセス内で生じた欠陥に関する画像が含まれ、
前記関係性モデル取得部は、関係性モデルを取得し、
ここで、前記関係性モデルは、前記工業プロセス内の所定の箇所を分析した分析データと、対応する欠陥の画像に関する画像データと、が関連付けられて作成されたモデルであり、
前記出力部は、前記所定の画像と、前記関係性モデルと、に基づき、前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
(2)
(1)に記載の情報処理装置において、
前記出力部は、前記欠陥の原因及び前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
(3)
(1)又は(2)に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、前記所定の箇所を化学的又は生化学的手法により分析して得られるデータである、情報処理装置。
(4)
(1)又は(2)に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、光学顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、FT-IR分析、熱分解ガスクロマトグラフィ分析、ニンヒドリン反応試験、蛍光X線分析、X線回折分析、細菌数分析、真菌数分析、元素マッピング分析、ヨウ素デンプン反応試験、有機溶媒による抽出量、酸による抽出量及びアルカリによる抽出量からなる群から選択される1以上の分析に関するデータを含む、情報処理装置。
(5)
(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記分析データは、前記工業プロセス内の所定の箇所として、前記工業プロセス内の欠陥を分析したデータである、情報処理装置。
(6)
(1)ないし(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記工業プロセスは、水系の工程を備えるプロセスである、情報処理装置。
(7)
(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記工業プロセスは、製紙プロセスである、情報処理装置。
(8)
(1)ないし(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記関係性モデルで関係付けられた前記画像データは、前記欠陥の色、大きさ及び形状のいずれかに関する情報を含み、
前記出力部は、前記所定の画像における前記欠陥の色、大きさ及び形状のいずれかに関する情報に基づき、前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力する、情報処理装置。
(9)
(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記所定の画像は、RGBカメラにより撮像された画像である、情報処理装置。
(10)
(1)ないし(9)のいずれか1項に記載の情報処理方法において、
前記出力部は、前記欠陥への対策として、前記工業プロセスの操業条件を出力する、情報処理装置。
(11)
(1)ないし(10)のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記関係性モデルは、前記出力部が前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力するに先立って更新可能に構成されるモデルである、情報処理装置。
(12)
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
画像取得工程と、関係性モデル取得工程と、出力工程と、を備え、
前記画像取得工程は、工業プロセス内から所定の画像を取得し、
ここで、前記所定の画像には、前記工業プロセス内で生じた欠陥に関する画像が含まれ、
前記関係性モデル取得工程は、関係性モデルを取得し、
ここで、前記関係性モデルは、前記工業プロセス内の所定の箇所を分析した分析データと、対応する欠陥の画像に関する画像データと、が関連付けられて作成されたモデルであり、
前記出力工程は、前記所定の画像と、前記関係性モデルと、に基づき、前記欠陥の原因及び/又は前記欠陥への対策を出力する、情報処理方法。
(13)
プログラムであって、
【0008】
上記態様によれば、簡便に欠陥の原因等を特定することが可能な情報処理装置等が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理システム100の全体構成を示す図である。
情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。
情報処理装置1の機能を示す機能ブロック図である。
情報処理装置1等を用いた情報処理の流れを表すアクティビティ図である。
出力部113が表示する出力内容の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

栗田工業株式会社
濁水処理設備の管理システム
2日前
栗田工業株式会社
配管洗浄方法及び配管洗浄装置
3日前
栗田工業株式会社
超純水製造装置及び超純水製造方法
6日前
栗田工業株式会社
スケール防止剤及びスケール防止方法
6日前
日本製紙クレシア株式会社
紙おむつ
6日前
日本製紙クレシア株式会社
吸収性物品
9日前
栗田工業株式会社
ボトルキャップ、採水ボトル及び採水方法
3日前
栗田工業株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
2日前
栗田工業株式会社
純水製造装置における逆浸透膜装置の制御方法
6日前
栗田工業株式会社
野積み堆積物の発塵及び/又は水分上昇防止方法
2日前
栗田工業株式会社
逆浸透膜のスケール抑制剤及びスケール抑制方法
9日前
栗田工業株式会社
ピッチ含有水の処理方法およびピッチ除去効率向上剤
6日前
栗田工業株式会社
純水製造システムの制御方法
16日前
個人
GPSロガー
11日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
デトろぐシステム
10日前
個人
防災情報システム
1か月前
個人
管理装置
3日前
日本精機株式会社
表示装置
24日前
個人
指先受の付いたマウス。
27日前
個人
介護者指名システム
1か月前
個人
都市経営シミュレーション
16日前
個人
特徴検討支援システム
3日前
個人
契約管理サーバ
2日前
個人
管理装置
5日前
有限会社マイコム
制御盤のAI見積
1か月前
個人
支援システム及び支援方法
18日前
株式会社Haul
採用支援方法
1か月前
株式会社テクロス
情報処理装置
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
國立臺灣大學
操作補助システム
17日前
エムケー精工株式会社
洗車場システム
1か月前
株式会社奥村組
削孔位置検出方法
2日前
株式会社Asuka
本人認証方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
表認識方法
1か月前
個人
すべて大吉となるおみくじ制作装置
23日前
続きを見る