TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024136542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047689
出願日2023-03-24
発明の名称濁水処理設備の管理システム
出願人栗田工業株式会社,ランドソリューション株式会社,ケミカルグラウト株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/52 20230101AFI20240927BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】建設現場で発生する濁水の処理設備の稼働状況データを適切に把握して保存しておくことができる濁水処理設備の管理システムを提供する。
【解決手段】建設現場で発生する濁水の凝集処理設備を管理するシステムであって、凝集処理設備の入口及び出口の水の流量測定機及び濃度測定手段と、該流量測定手段及び濃度測定手段の測定値に基づいて水中の固形分及び水分を(流量)×(濃度)から算出する算出手段と、濁水に添加している薬液の吐出量の信号を受信する受信手段と、算出された固形分濃度と薬液吐出量とに基づいて薬剤の対固形分添加率を計算する添加率計算手段と、少なくとも濁水の流量及び濃度、薬剤添加量及び薬剤の対固形分添加率(計算値)の各データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されたデータの表示手段とを有する濁水処理設備の管理システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建設現場で発生する濁水の凝集処理設備を管理するシステムであって、
凝集処理設備の入口及び出口の水の流量測定機及び濃度測定手段と、
該流量測定手段及び濃度測定手段の測定値に基づいて水中の固形分及び水分を(流量)×(濃度)から算出する算出手段と、
濁水に添加している薬液の吐出量の信号を受信する受信手段と、
算出された固形分濃度と薬液吐出量とに基づいて薬剤の対固形分添加率を計算する添加率計算手段と、
少なくとも濁水の流量及び濃度、薬剤添加量及び薬剤の対固形分添加率(計算値)の各データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶されたデータの表示手段と
を有する濁水処理設備の管理システム。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記凝集処理設備の凝集処理の凝集状態を光散乱式の凝集状態測定センサで測定し、この測定結果に基づいて凝集剤の種類の選択又は添加量を制御する手段を有する請求項1の濁水処理設備の管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土木排水等の各種分野で用いられる濁水処理設備の管理システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
地中連続壁の構築工事、杭工事、ボーリング工事、シールド工事などの建設現場において発生する土砂を含む濁水は、分級、凝集沈澱、脱水処理などの処理が施されて、固形分である土砂と凝集分離水や脱水ろ液に分離される。
【0003】
この凝集沈澱処理又は脱水処理を効率的に行うため、水溶性合成高分子化合物が開発され、広く使用されている。
【0004】
水溶性合成高分子化合物は、例えばポリアクリルアミドの様なノニオン性、ポリアクリルアミド-ポリアクリル酸又はその塩の共重合物のようなアニオン性、ジアミノメチルアクリレートやジアミノジメチルアンモニウムクロライドの様なカチオン性を有するもののほか、両性高分子化合物が、無機凝集剤と併用される(又は高分子単独で使用される)。濁水のpH、土砂の性状に適した水溶性合成高分子化合物が選定される。泥水中の土砂はこれらの水溶性合成高分子化合物によって凝集され、固形分と水が分離しやすい状態に調質された後、沈澱分離又は加圧による脱水処理が施される。
【0005】
建設現場では、天然地盤を掘削する為、掘削位置、深度によって異なる性状、粒径の土砂が排出される。また、掘削には安定液やグラウト注入剤の様な掘削工事用薬剤を添加することもあり、これらが掘削された土砂及び水と混合され、泥水として排出される。このため、泥水の性状は常に変化しており、土砂を凝集させる水溶性合成高分子化合物は、都度、最適なものを選定する必要がある。
【0006】
建設現場では、受入れ、分級、凝集、脱水、移送などの機械処理の管理、マスバランス(流量、濃度、比重)管理、薬剤使用量(添加量)の管理が必要である。これらは作業員によって実施されるものと機械である程度自動化されているものがある。工事の進捗、工程を管理するには、機械的処理の情報、マスバランスの情報、薬剤使用量などを集約し、現在の工事情報の把握や、次工程のスケジュールなどを決める必要がある。
【0007】
上述のように、建設工事では、掘削地盤は工事の進行に伴い土質が変化する為、それに伴い、処理対象となる掘削汚泥の性状の変動による水質変動により、処理水質が変動し、例えば適正な凝集管理ができていなければ、処理水が悪化することになる。
【0008】
工程によっては、セメント、石灰などの高アルカリ性薬剤の添加によるpHの変化、カルシウムスケール障害の発生などが起こり得る。これにより各設備の能力低下や運転停止が発生するが、広い建設現場全体を把握することは難しい。
【0009】
現場情報の取得方法の多くは、流量計などのそばで計測値を手動で定められたタイミング(午前、午後、夕方など)に記録を取るだけであり、正確な汚泥量、汚泥性状などの工程管理につながるマスバランスを把握されていなかった。
【0010】
排水量については、殆ど管理していないか、電磁流量計を用いて測定しているが、測定値は手動で記録している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

栗田工業株式会社
濁水処理設備の管理システム
3日前
栗田工業株式会社
ボトルキャップ、採水ボトル及び採水方法
4日前
栗田工業株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
3日前
栗田工業株式会社
野積み堆積物の発塵及び/又は水分上昇防止方法
3日前
個人
ウォーターサーバ
4日前
株式会社タクマ
汚泥乾燥焼却システム
7日前
オルガノ株式会社
水処理システムおよびその運転方法
7日前
栗田工業株式会社
超純水製造装置及び超純水製造方法
7日前
三浦工業株式会社
バラスト水処理装置
7日前
住友重機械工業株式会社
排水処理装置及び排水処理方法
4日前
積水化学工業株式会社
廃水処理装置
3日前
栗田工業株式会社
純水製造装置における逆浸透膜装置の制御方法
7日前
株式会社東芝
水処理システム、水処理方法及びアミン溶液
7日前
栗田工業株式会社
逆浸透膜のスケール抑制剤及びスケール抑制方法
10日前
水ing株式会社
浄水用フロック形成装置とその運転方法及び迂流装置
3日前
住友重機械工業株式会社
排水処理装置及び排水処理装置の運転方法
7日前
栗田工業株式会社
スケール防止剤及びスケール防止方法
7日前
株式会社ディスコ
水精製装置及びウエーハの製造方法
7日前
三菱重工業株式会社
排水乾燥システムおよび排水乾燥システムの制御方法
7日前
メタウォーター株式会社
水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラム
7日前
栗田工業株式会社
純水製造システムの制御方法
17日前
学校法人梅村学園
リン酸の分離回収方法
3日前
温州大学
光触媒酸化高度処理の装置及びその使用方法
13日前
栗田工業株式会社
濁水処理設備の管理システム
3日前
サミー株式会社
遊技機
7日前
サミー株式会社
遊技機
7日前
ブリストル-マイヤーズ スクイブ カンパニー
IL-7Rアルファサブユニットに対する抗体及びその使用
11日前