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公開番号2024131272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041442
出願日2023-03-15
発明の名称水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラム
出願人メタウォーター株式会社
代理人個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20240920BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】給水地での水質を精度よく向上するための情報を提供することができる、水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る水質管理方法は、少なくとも1つの給水地において、給水される水の水質情報を取得するステップと、前記水質情報に基づいて、配水池での水の処理を制御するステップと、を備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの給水地において、給水される水の水質情報を取得するステップと、
前記水質情報に基づいて、配水池での水の処理を制御するステップと、
を備えている、水質管理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記水質情報は、残留塩素濃度、色度または濁度の少なくとも一つであり、
前記水の処理の制御は、薬品注入量を制御することにより行う、請求項1に記載の水質管理方法。
【請求項3】
前記水の処理を制御するステップでは、
前記給水地の位置情報及び滞留時間情報に基づいて、当該給水地点における前記残留塩素濃度の目標値を設定し、
前記給水地での前記残留塩素濃度の計測値と、前記目標値の乖離に基づいて、前記薬品注入量を制御する、請求項2に記載の水質管理方法。
【請求項4】
前記配水池における水の残留塩素濃度をC
in
[mg/L]、前記給水地で計測される水の残留塩素濃度をC
TP
[mg/L]としたとき、以下の式(1)から算出される前記C
in
に基づいて、前記薬品注入量を制御する、請求項2または3に記載の水質管理方法。

TP
/C
in
=exp(-kxt
b
) (1)
但し、kは包括残留塩素濃度減少速度係数[hr
-1
]、t
b
は滞留時間[hr]である。
【請求項5】
少なくとも1つの給水地において給水される水の水質情報を取得する水質情報取得部と、
前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく配水池の水の残留塩素濃度を出力する出力部と、
を備えている、水質管理装置。
【請求項6】
少なくとも給水地において水質情報を計測する計測装置と、
前記計測装置から前記水質情報を取得する水質情報取得部と、
前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく、配水池の水の残留塩素濃度を出力する出力部と、
を備えている、水質管理システム。
【請求項7】
コンピュータに、
少なくとも1つの給水地において、給水される水の残留塩素濃度を取得するステップと、
前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく、配水池の水の残留塩素濃度を出力するステップと、
を実行させる、水質管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
水道水の塩素濃度は、水道法によって0.1mg/L以上に保持することが定められている。そのため、水処理プロセスにおいては、給水地の水が適切な塩素濃度となるように調整する必要がある。例えば、特許文献1では、水処理プロセスに流入する原水に関する予想情報に基づいて、被処理水に対する薬品の注入量を予測することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-168618
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、給水地の残留塩素濃度を精度よく適切な値とするためには上記システムでは十分とは言えず、さらなる改良が要望されていた。このような問題は塩素濃度だけではなく、色度、濁度などの水質情報全般に要望される問題である。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、給水地での水質を精度よく向上するための情報を提供することができる、水質管理方法、水質管理装置、水質管理システム、及び水質管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る水質管理方法は、少なくとも1つの給水地において、給水される水の水質情報を取得するステップと、前記水質情報に基づいて、配水池での水の処理を制御するステップと、を備えている。
【0006】
本発明に係る水質管理装置は、少なくとも1つの給水地点において給水される水の水質情報を取得する水質情報取得部と、前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく、配水池の水の残留塩素濃度を出力する出力部と、を備えている。
【0007】
本発明に係る水質管理システムは、少なくとも給水地において水質情報を計測する計測装置と、前記計測装置から前記水質情報を取得する水質情報取得部と、前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく、配水池の水の残留塩素濃度を出力する出力部と、を備えている。
【0008】
本発明に係る水質管理プログラムは、コンピュータに、少なくとも1つの給水地において、給水される水の残留塩素濃度を取得するステップと、前記給水地の残留塩素濃度を調整するために、当該給水地における水質情報に基づく、配水池の水の残留塩素濃度を出力するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、給水地での水質を精度よく向上するための情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る水質管理システムで管理する管理地域の概略の一例を示す図である。
本発明に係る水質管理システムの一実施形態を示す概略図である。
水質管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
水質管理装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。
水質管理方法を示すフローチャートである。
本発明に係る水質管理システムで管理する管理地域の概略の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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